PRGR 05アイアン 2023の最新情報！試打・評価・感想

PRGRから発売の05アイアンの2023年モデルについて、試打・評価・スペック・発売価格などの最新情報を取り上げます。

05アイアン 2023の特徴

05アイアンは、初代モデルが2021年に発売されています。

本記事で取り上げているのは2023年モデルで、2年振りにリニューアルした2代目モデルとなります。

先に特徴を分かりやすくまとめると、以下の3つになります。

特に、長さが揃っている点（スリーレングス）は、今後のアベレージゴルファー向けのアイアンで広く採用しても良いのではないかと思うほど、理に適った設計です。

PRGRのアイアンは、モデル名が数字で表されていて、タイトリストのように数字が大きいほどやさしいモデルとなっています。

当記事執筆時点では00、01、02、03、05までリリースされていて、05はヘッドスピードが40m/s前後のゴルファーをターゲットとしたモデルです。

▼7番アイアンのロフト角・長さ

通常、やさしいモデルというデカヘッド、ワイドソール、ストロングロフト、グースネックと言う特徴がありますが、これらを全て備えているのは03アイアンの方です。

05アイアンは、ヘッドスピードがやや遅めの方向けのため、03アイアンよりフェースを寝かせてあって、楽に球が上がりやすくなっているのが特徴です。

ここがポイント
ストロングロフトのアイアンでは、球が上がらなくて飛距離が出ないという方に適している！

番手	#6	#7	#8	#9	P	A	52	57
長さ	37.5″			36.5″			35.5″

05アイアンのもう一つの大きな特徴が、クラブ長さの設定にあります。

上表を見て明らかな通り、ミドルアイアン、ショートアイアン、ウェッジでクラブ長さを揃えてあります。

長さを揃えたアイアンとしては、コブラのワンレングスアイアンが有名ですが、05アイアンでは3つのロフト帯に分けて長さを揃える（スリーレングス）ことで、力感が同じクラブではほぼ同じスイングのまま振りやすくなっています。

筆者個人としては、この長さ設定は、今後、アベレージゴルファー向けのアイアンで広く採用していくと、よりゴルフが楽になるのではないかと思います。

05アイアンは、PRGRのIRONs史上で最も深低重心の設計が実現されています。

重心が深いことにより、飛距離ロスや方向性のブレがでにくく、重心が低いことにより、球が上がりやすくなっています。

ここがポイント
大きなロフトとの相乗効果で、球が上がりやすい！

試打クラブは、7番（29°）、9番（38°）、AW（48°）、52°の4種類です。

距離を飛ばしたい番手は弾く感じがあり、52°は止まる感じがあり、長さごとの役割が明確になっている。
球が上がりやすい。
03アイアンはロフトが強烈に立っていて、みんなが球を浮かせられる訳ではないので、万人向けではない。05アイアンはそういう人が球を上げやすい。
05アイアンのライバルになりそうなモデルは、キャロウェイのパラダイムMAX FASTアイアン、スリクソンのZX4アイアン、ゼクシオアイアン、ゼクシオXアイアン、ミズノのJPX923 ホットメタルHLアイアン。