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B3 MAX・B3 MAX Dドライバー|試打・評価|2機種の違い・前作との違い|スペック・発売日・発売価格

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ブリヂストンのBシリーズの「3」のモデルがリニューアル。

ドライバーは前作と同様に2タイプに分かれていて、B3 MAXとB3 MAX Dとなっています。

各タイプの違い・試打評価・スペックなど詳細をまとめました。

B3のドライバーはMAXとMAX Dの2タイプ

▼左からB3 MAX、B3 MAX D

ブリヂストンのBシリーズは、従来はアスリート向けブランドでしたが、現在はアベレージゴルファー向けのJGR、シニアゴルファー向けのPHYZのクラブは公式サイトにも掲載がなく、Bシリーズ1本に統合されています。

2023年はB1とB2が先んじてリニューアルされていて、2024年はB3がリニューアルとなりましたので、B1・B2・B3の全てが2代目となっています。

モデル 特徴
B3 MAX B3 SDドライバーの後継。
高慣性モーメントによる直進性が特徴。
ロフト角は9.5°と10.5°
B3 MAX D B3 DDドライバーの後継。
ハイドロー仕様で高弾道つかまりが良い。
ロフト角は10.5°のみ。

B3シリーズは、一般的なドライバーよりも10~20gほど軽量に仕上がっているのが最大の特徴で、加えて慣性モーメントも大きくしてやさしさを持たせてありますす。

対象ゴルファーとしてはヘッドスピードが40m/s未満ぐらいの遅めの方、以前よりヘッドが重く感じられるようになった方、アスリート志向のレディースゴルファーなどが挙げられます。

なお、前作に当たるB3 SD/DD ドライバーについては、別記事に詳しくまとめてありますのでリンクを載せておきます。

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前作B3 SD・B3 DDドライバーとの違い!注目点は3つ

前作のB3 SDドライバーとB3 DDドライバーは2022年に発売されていまして、2年振りのリニューアルとなっています。

  • B3 SD → B3 MAX
  • B3 DD → B3 MAX D

2種類のタイプ分けの位置づけ、基本的な特徴は変わっていませんが、細かく見て行くと3点ほど注目したいところがあります。

違い① クラブ重量はアップしているが、同時にカウンターバランスになっている!

▼クラブ重量の違い

2020年モデル B3 SD B3 DD
S
SR 280g 280g
R 278g 278g
2022年モデル B3 MAX B3 MAX D
S 291g
SR 288g 288g
R 284g 284g

クラブ重量は、SRスペックで8g、Rスペックで6gの重量アップとなっています。

「重くなったのか!」と気にされる方がいるかもしれませんが、打ち分けを見て行くと解釈が違ってきます。

と言うのは、シャフトとグリップの合計重量もアップしていて、SRスペックで8g、Rスペックで6gとなっています。

つまり、クラブ重量の重量アップと一致しますので、前作と今作でヘッド重量はほぼ同じと考えられます。

クラブ重量は重くなっているものの、バランスはD2で変わらず、後方が重たいカウンターバランスになっています。このバランスは最近のゼクシオでは継続して採用されていて(ウェイトプラステクノロジー)、先端(ヘッド)側が相対的に軽いため楽に振ることができ、スイングが安定しやすいという特徴があります。

違い② 長さは0.25インチ短尺→安定性アップ+飛距離ダウン!?

同じ位置づけのクラブで長さを変えるのは殆どありませんが、46インチ規制の新ルールに対応する必用から、ゼクシオなど一部のメーカーでドライバーのクラブ長さを短尺化しています。

B3シリーズもヒールエンド法で45.75インチでしたが、これは60°法では46インチを超えることから、0.25インチ短尺の45.5インチに変更しています。

クラブ長さが短くなれば、長所としてスイングが正確になりミート率がアップします。短所としては回転半径が短くなりますのでヘッドスピードが落ちる懸念があります。

弾道に表れる一般的な効果としては、スイングが安定して弾道のブレが抑えられ、飛距離はやや落ちます。

違い③ 標準シャフトがTENSEIからVANQUISHに変更

モデル B3 SD/DD B3 MAX/MAX D
シャフト TENSEI BS RED VANQUISH BS40
S 50g/6.7°
SR 43g/8.1° 46g/7.7°
R 41g/8.2° 42g/7.9°

標準シャフトは、同じ三菱ケミカルのTENSEIからVANQUISHに変更となりました。

どちらもブリヂストンゴルフ専用のシャフトで、40g台の軽量シャフトですが、VANQUISHは軽量専用のシャフトとして開発されています。

メーカー純正で言えば、先中調子でありつつトルクが絞られていて、軽量シャフトの弱点であるインパクト時の当たり負けが抑えられます

VANQUISHはB3シリーズと対象ゴルファーが合致しますので、ヘッドスピードが遅めの方、切り返しがゆったりめの方など、より扱いやすいと感じられる方が多いでしょう。

B3 MAX・B3 MAX Dドライバーの違いを比較

弾道の違い

モデル B3 MAX B3 MAX D
フェース向き スクエア スクエア
弾道
バイアス ややドロー ドロー

B3シリーズのドライバーは軽量・高慣性モーメントが特徴で、いわゆる「やさしい」ドライバーです。

MAXとMAX Dのいずれもドローバイアスになっていますが、MAX Dの方がドローは強いため、単に左右にぶれやすい方はMAX、ミスが右に偏る方はMAX Dが適しています。

ウェイトの違い

出典:bs-golf.com

B3はB3 MAXとB3 MAX Dの2タイプとなっていますが、B3 MAXの9.5°と10.5°ではウェイト配置が異なりますので、3タイプと見た方が実態と合っています。

モデル ウェイト配置 弾道
B3 MAX 9.5° 後方と後方ヒール寄りで、やや浅重心 許容性、やや低スピン
B3 MAX 10.5° 後方のみで、高慣性モーメント 許容性、直進性
B3 MAX D 10.5° 後方と後方ヒール寄りで、ドローバイアス 許容性、ハイドロー

B3 MAXの10.5°を中心に考えると分かりやすいです。

B3 MAX 9.5°は、少しだけウェイトを前にも置いて、スピン量が少しだけ抑えられます。

B3 MAX D 10.5°は、ウェイトをドローにも配置していて、つかまりの良さが備わっています。

スペックの違い

モデル B3 MAX B3 MAX D
ロフト角 9.5° 10.5° 10.5°
ライ角 59°
ヘッド体積 460cc
長さ 45.5″
シャフト* S 291g
SR 288g 288g
R 284g 284g

*標準シャフトは、VANQUISH BS40 FOR MAX

ロフト角以外の主要なスペックには違いがありません。

注目したいのはシャフトスペックで、B3 MAXの9.5°はシャフトがSスペックのみで、B3 MAXとB3 MAX Dの10.5°はSRとRの2スペックとなっています。

シャフトのスペック選択によるクラブ重量の違いがやや大きくなっていて、SとRでは7gの違いとなっています。

B3 MAX・B3 MAX Dドライバーの試打・評価

  • MAXということで慣性モーメントが大きい。10Kではないが、9.3Kぐらいらしい。
  • 打感がものすごく柔らかい。ただし打点により硬い所もある。
  • MAXの割にストレッチしてなくて、上から見た顔の感じは構えやすい。
  • ヘッドスピード40m/sぐらいの方に調度良さそう。
  • MAX Dはドローだからと言って右にギュンギュン行く感じではないが、ドローバイアスなので安心して打てる。

B3 MAX・B3 MAX Dドライバーの特徴・スペック

B3 MAXドライバー

特徴

こちらは高慣性モーメントを特徴としたB3 MAXドライバーです。B3 SDドライバーの後継モデルです。

先程、違いのところで説明した通り、ロフト角9.5°と10.5°でウェイト配置を変えてありますので、特徴も少しだけ異なっています。

  • 9.5°:許容性+やや低スピン
  • 10.5°:許容性+直進性

対象ゴルファーとしては、打点ブレが出やすく真っすぐ飛ばしたい方、少し軽めのクラブで楽に振りたい方、ヘッドスピードを上げたい方が挙げられます。

スペック

  • ロフト角:9.5°、10.5°
  • ライ角:59°
  • ヘッド体積:460cc
  • クラブ長さ:45.5インチ
  • 標準シャフト:VANQUISH BS40 FOR MAX
  • フレックス:S(9.5°)、SR(10.5°)、R(10.5°)

B3 MAX Dドライバー

特徴

こちらはヒール寄りにもウェイトを配置したハイドロー仕様のB3 MAX Dドライバーです。B3 DDドライバーの後継モデルです。

対象ゴルファーとしては、スライスが出やすく、軽いクラブで楽に振りたい方です。なお、ロフト角は10.5°のみの1スペックとなっていますので、球を上げたい方向けでもあります。

スペック

  • ロフト角:10.5°
  • ライ角:59°
  • ヘッド体積:460cc
  • クラブ長さ:45.5インチ
  • 標準シャフト:VANQUISH BS40 FOR MAX
  • フレックス:SR、R

B3 MAX・B3 MAX Dドライバーの発売日・発売価格

B3 MAX・B3 MAX Dドライバーの発売日は、2024年4月5日です。

発売価格は、標準シャフトのVANQUISH BS40 for MAXで99,000円(税込み)です。

B3 SD・B3 DDドライバーと比べると、標準シャフトがTENSEIからVANQUISHに変わったという違いがありますが、2,200円(税込み)の値上がりとなっています。

 

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