ゴルフ用のレーザー距離計測器「Caddy Talk mini HD(キャディトーク ミニHD)」について、使い方・特徴・評価を取り上げます。
目次
キャディトーク mini HDの概要
キャディトークは、ゴルフ用のレーザー距離計のシリーズで、価格の割に機能・性能が充実していて、コスパの良さで人気があります。
本記事で取り上げているキャディトーク mini HDは、2018年に発売されているキャディトーク miniの最新モデルで、サイズ感はほぼ同じままで性能がグレードアップしています。
発売価格は19,800円で2万円以下に収まっていて、予算を抑えたい方が検討しやすい価格設定です。
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それでは、キャディトーク mini HDを検討されている方が特徴を把握しやすいよう、機能面・性能面・操作面などの良い点・気になる点を解説します。
キャディトーク mini HDの良い点
良い点① HDレーザーシステムが、ピンを捉えやすい
キャディトーク mini HDには、一般的な縦方向ではなく、HDレーザーシステムと呼ばれる水平方向にレーザーを照射する方法が採用されています。
ゴルフでは縦に細長いピンフラッグを測定することが多いのですが、その際に、レーザーも縦方向に照射されると、ピンにレーザーが当たり辛く、ピンフラッグを捉えることが難しくなります。
しかし、HDレーザーシステムにより横方向にレーザーが照射されることにより、縦方向に細長いピンでも容易に捉えやすく、風邪の強い日の手ブレなどにも強さを発揮してくれます。
レーザー距離計を使ったことがある方で、ピンを捉えるのが難しいと感じられる方は、安定した測定を体感してもらえると思います。
良い点② ボタン配置が分かりやすい
▼多機種の上面ボタン
レーザー距離計は、一般的に本体上面に操作ボタンが2つ配置されているケースが殆どです。
一方がモード切替ボタン、一方が測定ボタンというケースが大半ですが、2つしかないことで、どちらが測定ボタンか間違えてしまいやすいとも言われています。
▼mini HDは側面に切替ボタンを配置
その点、キャディトーク mini HDでは、本体上部には測定ボタンだけがあり、モードの切替ボタンは側面に集められています。
これで、ファインダーをのぞきながらでボタンが見えない状態でも、モードボタンと測定ボタンを押し間違えることが事実上ゼロになくなると言って良いでしょう。
レーザー距離計を使ったことがある方で、度々、押し間違いをして望まぬモードに切り替えられてしまっている方は、ストレスフリーで使えそうです。
良い点③ 高機能なのに2万円以下のコスパの良さ
キャディトーク mini HDには、ピンサーチ機能、高低差(スロープ)機能、高低差機能のON・OFF外観表示などが搭載され、一般的なハイエンド機種に搭載されている機能は、概ねフル装備となっています。
- ピンサーチ
- 高低差機能(高低差を加味した目安距離)
- 高低差機能のON・OFF表示(外観からON・OFF状態が分かる)
- JOLT機能(振動で測定完了を通知)
それでいて、価格が19,800円で2万円以内に抑えられていますので、コスパの良さが断然際立っています。大手ブランドの同等モデルと比べると、ものによっては半額ぐらいになります。
ニコン、ブッシュネルといったブランド名よりも、機能の充実と低価格を望まれる方には、キャディトークはとてもオススメです。
キャディトーク mini HDの気になった点
気になった点① 小型・軽量だが、やや縦に長い
▼2020年・2022年の世界最小モデルとの重量・サイズ比較
モデル | キャディトーク mini HD |
キャディトーク minimi |
Shot Navi レーザー スナイパー nano |
---|---|---|---|
サイズ | 90×75×38mm | 92×58×31mm | 89x50x30mm |
ボリューム | 約257cc | 約165cc | 約134cc |
重量 | 約138g | 約135g | 約112g |
キャディトークでは、minimiという2020年の発売時で世界最小のモデルがありますが、本記事で取り扱っているmini HDも十分に小型・軽量なモデルです。
ただ、横方向、厚さはスリムに抑えられていますが、縦方向に少しだけ長い形状になっています。
もう少し縦がスリムだと、ポケットにも更に余裕で入りやすくなりますので、超小型モデルに慣れている方は、形状の違いを感じられるかもしれません。
そうは言っても、十分に小型で軽量ですから、手の小さい日本人が使っても十便コンパクトに感じられますし、側面には両方とも滑りにくい素材が採用されていますので、ホールド感もバッチリです。
気になった点② 電池・ケースは付属していない
キャディトークのレーザー距離計には、充電式と電池式があり、mini HDは電池式となります。電池式の場合、電池が1個か2個付属している場合が大半ですが、キャディトーク mini HDでは電池が付属していません。
また、本体を収納するケースも付属していません。
ケースの方は、ポケットに入れるという方であれば不要ですが、電池は無いと動きませんので、ゴルフ場で箱から出されるという方は、予め購入しておく必要があります。
ちなみに、電池の種類はレーザー距離計では一般的なCR2です。Amazonなどで1つ200円前後で購入することができますので、価格的には大したことはありません。
気になった点③ 予算を少し足せるなら、minimiを推したい!
キャディトークでは、「気になった点①」の表で取り上げたminimiというモデルがあります。
これは、発売が2020年と少し前ですが、当時で世界最小サイズで、勿論、mini HDよりも小型です。
性能面でも、最大計測距離が1200mでmini HDの倍で、HDレーザーシステム、スロープ機能など、必要機能がしっかり搭載されています。
唯一といって良いぐらいmini HDに劣る点としては、価格で、楽天の出品では24,000円ぐらいとなっています。
ただ、折角、購入するのであれば、4,000円プラスすることが可能であれば、超コンパクト・高性能のminimiの方を筆者としてはオススメします。
▼minimiの特徴などの解説は下記記事をご覧ください。
キャディトーク mini HDの使用者による感想・評価
通常よりもピンを正確に捉えられる
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2枚目の投稿には、キャディトーク mini HDの説明動画があります。
キャディトーク mini HDのスペック
計測範囲 | 5~600メートル |
高低差計測 | 〇(直線距離、打つべき目安距離) |
大きさ | 90×75×38mm |
重量 | 約138g |
測定単位 | メートル、ヤード |
測定スピード | - |
手ブレ制御 | - |
電源 | 電池式(CR2 3V) |
防水 | - |
保証期間 | 1年 |
キャディトーク ミニミは、世界最小サイズでスタイリッシュなデザインの良さが特徴のレーザー距離計です。計測範囲も1200メートルまであり、高低差機能、ピンサーチ機能といった一通りの機能も備わっています。
価格はNIKONやブッシュネルといった有名ブランドよりも1~2万円安く購入できます。
カラーバリエーションも2種類ありデザインも優れている上、やはり何より超小型で持ち運びで邪魔にならないところが最大の利点です。
キャディトーク mini HDの発売価格
キャディトーク mini HD(キャディトーク ミニ HD)は、発売価格が19,800円となっています。
当記事を執筆した時点での小売価格は、Amazonではまだ出品がありませんでしたが、楽天では全出品が19,800円でした。レーザー距離計では良くありますが、値下げが無い機種のようです。