飛距離が出るドライバー 調整機能 テーラーメイド 重心設計

ステルス2 PLUSドライバーのウェイト調整機能について徹底解説【調整例の基本3種+タイガーウッズの調整例】

投稿日:2023年1月21日 更新日:

ステルス2 PLUSドライバーに搭載されているウェイト調整機能について、調整の仕組み・調整方法・具体的な調整例・実際のツアープロの調整例を、詳しく取り上げます。

ステルス2 PLUSドライバーに搭載されているウェイト調整機能

ウェイト調整機能があるのはPLUSのみ

2023年のステルス2シリーズのドライバーは、前年の初代ステルスと同じく、PLUS、スタンダード、HDの3機種がリリースされています。

そして、「スライディング・ウェイト」と呼ばれるウェイト調整機能は、今回もアスリート向けで最もハードな機種のステルス2 PLUSドライバーのみに搭載されています。

ウェイト調整は、ドロー・フェードのみ

Mシリーズでは、ウェイト調整機能は縦方向と横方向の2つが搭載されていました。

しかし、SIMシリーズからは縦方向が廃止され、SIM、ステルス、ステルス2では横方法のみとなっています。

そのため、ウェイトのスライドは左右のみとなりますので、弾道の調整もドロー・フェードのみとなります。

初代ステルス PLUSよりもウェイトが重くなっている

スライディングウェイトの重量は、初代ステルスPLUSでは10gでしたが、ステルス2 PLUSでは15gに重量アップしています。

では、浅重心になっているかというと、後方ウェイトについても6gから15gに重量アップしていますので、単純に前後の重量差だけ比べると、後方ウェイトの方が重量が増しています。

スライディングウェイトについては、ルス2 PLUSドライバーに搭載されているウェイト調整機能について、調整の仕組み・調整方法・具体的な調整例・実際のツアープロの調整例を、詳しく取り上げます。

ステルス2 PLUSドライバーのウェイト調整方法

ステルス” PLUSドライバーのウェイト調整は、専用のトルクレンチを用いて行います。

  • 手順1
    トルクレンチを用いて、ウェイトのスクリューを回して緩めます。
  • 手順2
    ウェイトを希望の位置まで移動させます。
  • 手順3
    再びトルクレンチを用いて、ウェイトのスクリューを回して締め付けます。

【注意】専用トルクレンチは別売りに変更

調整を行うには、専用のトルクレンチが必要になります。

以前は、調整機能が搭載されているモデルにはトルクレンチが付属していましたが、ステルス2シリーズでは付属していません。

初代ステルスやSIMなど、以前のモデルのものをお持ちであれば問題ありませんが、お手元に専用トルクレンチが無い場合は、別途、オプションで購入する等して入手する必要があります。

購入される場合は、Amazonで1000~2000円ぐらいで出品されていますので、お手軽に入手することができます。

ステルス2 PLUSドライバーのウェイト調整の基本3パターン!

ステルス2 PLUSドライバーの弾道調整は、ウェイトをヒール側・トゥ側にスライドさせることで、ドロー・フェードの調整が行えます。

ウェイトでは左右方向の調整のみとなりますので、打ち出し角やスピン量は、可変スリーブで調整します。

ニュートラル設定

こちらはウェイトをセンターの「N」の位置から移動させていないニュートラルな設定です。

左右へのウェイト移動がないため重心に偏りが生じず、バイアスの無いストレートな弾道となります。

ウェイト調整を行うに当たっては、まず、何もしないニュートラルなポジションから試して、自分のスイングで出る弾道を確認した上で、ドロー・フェードに調整することをオススメします。

ドロー設定

こちらはウェイトをヒール側の「DRAW」の方へスライドさせた設定です。

重心がヒール側に移動しますので、重心距離が短くなり、重心角が大きくなりますので、ヘッドが返りやすくなります。

弾道としてはドローが出やすくなりますので、スライス気味の方、右へのミスを減らしたい方に適した設定となります。

またヒール側へどれぐらいウェイトを動かすかで、ドローバイアスの度合いを変えることができます。

フェード設定

こちらはウェイトをトゥ側の「FADE」の方へスライドさせた設定です。

重心がトゥ側に移動しますので、重心距離が長く、重心角が小さくなり、ヘッドが返る動きを抑えやすくなります。

弾道としてはフェードが出やすくなりますので、フック気味の方、ヘッドスピードが速く左へのミスを減らしたい方に適した設定となります。

こちらもトゥ側へどれぐらいウェイトを動かすかで、フェードバイアスの度合いを変えることができます。

ステルス2 PLUSドライバーのツアープロの設定

タイガーウッズは、ニュートラル設定

≫ タイガーウッズの最新クラブセッティングを徹底解説!ウッドは番手でモデルを分けている

≫ タイガーウッズの歴代使用ドライバーを一挙紹介!

▼参考:重心の深さ、高さによるドライバーショットへの影響については、下記の特集記事をご覧ください。

浅重心・深重心とドライバーの飛距離との関係

低重心・高重心とドライバーの飛距離との関係

「ステルス2の調整機能」関連のおすすめ記事

ステルス2 PLUS・ステルス2・ステルス2 HDドライバーのロフト角調整機能について

【テーラーメイド】可変スリーブの互換性を徹底解説!ステルス2・ステルス・SIM2・SIM・M・RBZなど

 

あわせて読みたい

当サイトの人気記事







-飛距離が出るドライバー, 調整機能, テーラーメイド, 重心設計
-, , , ,

関連記事

TW-ZERO SPドライバーの最新情報!適合リストに掲載

本間ゴルフのTW-ZERO SPドライバーについて、最新情報をまとめました。 目次1 TW-ZERO SPドライバーがルール適合リストに掲載2 TW-ZERO SPドライバーの特徴3 XP-1ドライバ …

スパイダーGT ブラック TM1・TM2の最新情報・違いをまとめ!試打・評価・感想

テーラーメイドから発売のスパイダーGT ブラックTM1・TM2パターについて、最新情報を取り上げます。 スパイダーGT ブラック TM1・TM2パター Amazon 楽天市場 フェアウェイゴルフUSA …

ゼクシオ2022の試打会情報

ダンロップから発売の12代目となるゼクシオ2022年モデルについて、試打会が予定されています。 エリア別の詳しい日程が発表されていますので、まとめました。 このページは、ゼクシオ2022の試打会に関す …

【大型ヘッドのドライバーの打ち方】1つだけ絶対に注意したいこと【スライサーは特に必見です】

ドライバーのヘッドは460ccのルール上限のモデルが増えています。 最近では、ツアープロ向けの難しいモデルでさえも、形状こそディープなもののヘッド体積は460ccのものが増えています。 一昔前と比べる …

PING G400 LS TECドライバーの試打・評価・感想

G400 LST ドライバー/PING GDOで探す 楽天市場で探す Amazonで探す フェアウェイゴルフUSAで探す PINGから2017年後期に発売されているG400 LS TECドライバー。ロ …