タイトリストのTSRシリーズに追加されたTSR1ユーティリティについて、製品の特徴、試打した感想・評価などを詳しく取り上げます。
目次
タイトリスト TSR1ユーティリティの特徴
TSRシリーズのユーティリティは3種類
タイトリストのTSRシリーズのユーティリティは、TSR1、TSR2、TSR3の全3機種となっています。
前作のTSiシリーズでもTSi1のフェアウェイウッドとユーティリティがありましたので、軽量モデルはタイトリストでも定常モデルとなっています。
ちなみに、ドライバーではTSR4がありますが、フェアウェイ、ユーティリティにはありません。
最大の特徴は、クラブ重量の軽さ
モデル | 18・19° | 20・21° | 23・24° | 26° | 29° |
---|---|---|---|---|---|
TSR1 | - | 338g | 342g | 346g | 250g |
TSR2 | 351g | 355g | 359g | - | - |
TSR3 | 354g | 358g | 362g | - | - |
上表は、TSR1・TSR2・TSR3ユーティリティのクラブ重量を、ロフト角別に整理したものです。
TSR1ユーティリティは、前作と同様にライトウェイト設計により、クラブ重量の軽量化が図られています。
同じロフト角で、TSR2より17g、TSR3より20g軽量になっていますので、ヘッドスピードが出にくい方が楽に振りやすくなっています。
フェアウェイ同様、TSR1は高弾道+高MOI
TSR1ユーティリティは、最もフットプリントが大きく安心感があります。
ウェイトは、TSR2・TSR3で前側にあるのに対して、TSR1は後方に配置されています。
深重心・低重心設計になっていますので、大きな慣性モーメントでミスを許容し、球を高く上げてくれます。
ロフト角・ライ角の調整機能も搭載
軽量モデルは、通常、重量がかさばる可変スリーブを外す傾向にありますが、タイトリストの軽量モデル、つまりTSR1シリーズは、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティの全てで可変スリーブを搭載しています。
軽量で調整機能が付いている点で、非常に希少なユーティリティです。
TSR1ユーティリティの試打・評価
TSR1ユーティリティをトラックマンで計測試打・評価
試打クラブは、ヘッドが20°、シャフトがTSP121 55 SとTENSEI PRO 1K HYBRID 70 Sです。
- 極端に上がるというより、安定的に落ち着いたボールが出る。
- 球は軽やかにつかまって上がる。
- シャフトが軽くて動く。
- 小っちゃくて小振りでも、ぐるぐるヘッドが返らない。必要以上に閉じず、まっすぐ出る。弾道にクセが無く、直進性が強い。
- パワーヒッターの人でも左右に曲がるのが気になる方は、しっかりしたシャフトを入れて使うのもあり、というかオススメ。
- TSR2を買う予定だった人も、打ってみてると良い。
TSR1ユーティリティの23°を試打・評価
タイトリストの担当者のもとで、TSRシリーズの各モデルを試打されています。
- ミスに強い。
- 少しフェアウェイウッドの要素も入っていて、慣性モーメントが上がって、球が拾いやすくなっている。
- ドライバー、フェアウェイ、ユーティリティで、同じ球が出る。
TSR1ユーティリティのスペック
クラブスペック
番手 | 4U | 5U | 6U | 7U |
---|---|---|---|---|
ロフト角 | 20.0° | 23.0° | 26.0° | 29.0° |
ライ角 | 57.0° | 57.5° | 58.0° | 58.5° |
長さ | 40.5″ | 40.0″ | 39.5″ | 39.0″ |
シャフトスペック
シャフト | 硬さ | 重量 | トルク | 調子 |
---|---|---|---|---|
TSP121 55 | S | 56g | 3.7° | 中 |
〃 | R | 53g | 4.0° | 中 |
〃 | L | 39g | 4.7° | 中 |
TSR1ユーティリティの発売日・発売価格
TSR1ユーティリティの発売日は、2023年2月23日です。発売価格は49,500円です。