飛距離が出るアイアン タイトリスト

タイトリスト T150アイアン 2023の試打・評価・感想

投稿日:2023年8月26日 更新日:

タイトリストから発売のT150アイアンの2023年モデルについて、試打・評価・製品の特徴について取り上げます。

T150アイアン 2023の特徴

T150は、T100・Sとロフト設定が同じ

従来までのTシリーズアイアンは、T100~T400まで、100刻みでモデルが存在しました。

しかし、2023年のTシリーズアイアンでは、T100・S、T300のリリースがなく、代わりにT150とT350が誕生しています。

▼2023年のTシリーズアイアン 全4モデル

本記事で取り上げているT150アイアンは、T100・Sアイアン(2021)と番手の種類、そして、ロフト角の設定が同じになっていますので、T100・Sアイアンは廃止と言えど、実質的には後継モデルという位置づけになります。

T100と同様の構造とテクノロジー

▼左がT100、右がT150

T150アイアンは、一見、T100アイアンと非常によく似ています。

デュアルキャビティ形状にタングステンがトゥ・ヒールに搭載されていて、基本的な構造はT100と同様です。

ロフト角は2°ストロング

ロフト角は、T100とT100・Sの関係と同様に、T150はロフトを立ててあります。

全番手に及んでT150アイアンの方が2°ストロングとなっていますので、飛距離性能をプラスしたい方に適しています。

PGAツアープロのクラブ選択を見てみると、T100アイアンをベースとしながら、ロングアイアンのみT150アイアンを採用しているケースが見受けられます。

このように、コンボで上の番手のみ扱いやすいT150を選択するのもオススメです。

ヘッド形状は安心感を持たせてある

▼左がT100、右がT150

T150アイアンは、T100アイアンと比べて、ヘッド形状にも違いを持たせてあります。

トップブレードに厚さを持たせてあるのと、ソール幅を広めに持たせてありますので、ヘッドの外観から伝わってくる安心感が高まっています。

T100・Sではヘッドが小さく感じられるプレーヤーもいたことから、T150ではトップブレードの厚みをわずかに増やし安心感をプラス、ソール幅を広くすることで低重心化も実現しています。

*引用:titleist.co.jp

T150アイアン 2023の試打・評価

T150アイアン 2023をトラックマンで計測試打・評価

試打クラブは、T150アイアンの7番(32°)、シャフトはNSプロMODUS3 ツアー120 S

  • ブレード長はT100と同じで、ヘッドサイズの差は感じない。ブレード幅、ソール幅が少し広い。
  • 位置付け的にはT100・Sの後継だが、やさしい方に振っていて、T100に寛容性と飛距離を追加している。
  • コンパクトで打感もT100に似ているが、球弾き感があって飛距離性能がある。
  • T150はスコア90切る切らないぐらいの人向け。100切り目指している人がこのアイアンで練習するのも良い。

T150アイアンを忖度無く試打・評価

  • 実質、T100・Sの後継モデル。
  • T150は7番が32°で、ONOFFのKURO、ZX7 MKⅡ、P770あたりが比較対象になる。
  • T100は飛ばないし、ハードヒッターでないとメリットを引き出しにくいので、それ以外の人にはT150はT100のロフトを立てたバージョンと言う感じで調度良い。
  • やさしいアイアンではなく、しっかり難しくしてある。
  • バックスピン量が安定していて、キャリーが安定している。
  • 打感はT100・Sの方が良かったが、T150もとても良い。スイートエリアの広さはT100と変わらない。

プロが2023年Tシリーズアイアン全4機種を試打・評価

▼T150アイアンの試打(4:20)から再生

  • フォルムは全体的に安心感がある。トップブレードの厚みとソールの座りの良さがある。
  • 球の上がり方が良い。打感が柔らかくて素晴らしい。
  • 構えた時の顔も、調度良い大きさ。
  • 抜けが良い安心感があるので、気持ちよく左に振っていける。マルチに対応できそう。

2023 Tシリーズアイアン全モデルを試打・解説

Tシリーズ 2023年モデルのアイアン全4機種について、違いや特徴についてゴルフライターが詳しく解説しています。

  • T150はT100よりも2°ロフトがストロングになっている。
  • ポケットキャビティのようなマッスルチャネル(溝)があって、ヘッドの構造や形状がT150専用設計でT100とは少し違う。
  • 基本性能はT100とそんなには変わらない。飛ばせて高さが出せるのがT150。
  • T150とT200で迷いそうだが、T200はマッスルインパクトテクロジーが搭載されていて、直進性能が高く、飛距離ロスが出にくい。迷われてやさしい方を求める方はT200がオススメ。

T150アイアン 2023のスペック

クラブスペック

番手 ロフト角 ライ角 長さ
4 22° 61.5° 38.50″
5 25° 62° 38.00″
6 28° 62.5° 37.50″
7 32° 63° 37.00″
8 36° 63.5° 36.50″
9 40° 64° 36.00″
P 44° 64° 35.75″
W 48° 64° 35.50″

シャフトスペック

公式サイトでは、2種類のシャフトが掲載されています。

  • N.S. PRO MODUS3 ツアー120
  • N.S. PRO MODUS3 ツアー105
シャフト 材質 フレックス 重さ トルク 調子
NSプロMODUS ツアー120 スチール S 114g 1.7° 中元調子
NSプロMODUS ツアー105 スチール S 106.5g 1.7° 手元調子

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