EENOURから発売のゴルフ用のレーザー距離計「U1000RG」について、詳しく解説します。
製品評価(良い点・悪い点)、口コミ評価、最安値の調査結果をまとめましたので、「U1000RG」を中立的な視点で把握できる内容となっています。
また、よく似ているUltra-mini U1000PROとの違いについても取り上げています。
本記事で分かること
- U1000RGの機能・スペック・使い方
- U1000RGとU1000PROの違い
- U1000RGの製品評価(良い点・悪い点)
- U1000RGの口コミ
- U1000RGの最安値
U1000RGの概要
EENOUR(イーノウ)はアウトドア関連の家電メーカーですが、ゴルフ用のレーザー距離計も人気があります。
2023年12月時点で6機種が現行モデルとして発売されていて、商品数が多いのも魅力の一つです。
本記事で取り上げているU1000RGは2023年11月に発売のモデルです。それ以前はUltra-mini U1000PROが最上位機種でしたが、U1000RGの方が性能が若干優れていて、機能面でもマグネットが搭載されていますので、こちらが新たな最上位機種です。
<主な特徴・機能>
- 最大測定距離1,093ヤード
- 通常0.06秒の高速測定
- 赤・緑の2カラー表示
- 画面輝度調整機能
- 高低差機能(高低差を考慮)
- 高低差機能のON・OFF
- 高低差機能の使用有無の表示
- フラグロック(ピンサーチ)
- 測定完了の振動通知
- マグネット機能
- 充電式
U1000RGがおすすめなゴルファー
先に結論をまとめてしまいますと、U1000RGがおすすめなゴルファーは、以下のニーズを持たれた方となります。
- 予算3万円以内で探されている方
- ディスプレイの見やすさに拘る方(カラー表示)
- 小型ではなく、標準的なサイズ・重量を好む方
- 優れた測定性能(距離・速さ)を求める方
- デザインを重視される方
上記のニーズが概ね当てはまる方は、U1000RGの製品評価、口コミ、市場での最安値をまとめてありますので、この先もお読み頂いて購入の際の参考にしてみてください。
U1000RGとU1000PROの違い
▼U1000RGとU1000PROの主な違い
モデル | U1000RG | U1000PRO |
---|---|---|
最大測定距離 | 1,093y | 1,093y |
測定スピード | 0.06s | 0.06s |
ディスプレイ | 赤・緑の2カラー | 赤・緑の2カラー |
輝度調整 | 4段階 | 4段階 |
透過率 | 95% | 95% |
レンズ倍率 | 6.3倍 | 6倍 |
マグネット | ○ | - |
重量 | 195.5g | 127g |
サイズ | 109×68×39.5mm | 94.5×55×33mm |
通常価格 | 29,980円 | 29,980円 |
サイズ・重量の違い
U1000RGとUltra-mini U1000PROは外観が非常によく似ていますが、サイズ・重量は違いがあります。
Ultra-mini U1000PROの方は名前の通り超コンパクトですが、U1000RGの方は標準的なサイズです。
超小型は持ち運びが楽というメリットがありますが、小さ過ぎて手ブレが起きやすい、落としやすいというデメリットもあります。
その意味では、U1000RGはしっかりホールドしやすいサイズ・重量がありますので、安定して測定したい方に適しています。
機能の違い
機能面ではマグネットが搭載されていますので、アイアンヘッドやカートフレームに装着するといった便利な使い方が可能となっています。
性能の違い
スペック面はほぼ同じですが、倍率が6倍から6.3倍にアップしていますので、ターゲットをより正確に捉えやすくなっています。
価格の違い
価格面ではどちらも29,980円が最安値でしたので、市場価格としては差がありません。
どちらがオススメか?
結論としてどちらがオススメかについては、性能面・価格面では差が付きませんので、マグネット機能の要否、サイズの好みが決めてとなります。
マグネットが必要な方はU1000RG、サイズは小型が良い方はU1000PRO、標準的なのが良い方はU1000RGが良いでしょう。

U1000RGの良い点
良い点① 赤・緑の2カラー表示で、とにかく見やすい
U1000PROは、Ultra-mini U1000PROと同じく、赤・緑の2カラーOLEDを採用しています。
カラー表示に対応しているもの自体が多くありませんが、更に赤色だけでなく緑色も使われていますので、ターゲットマークや文字がとても見やすくなっています。
<見やすさを高める3つの特徴>
- 赤・緑の2カラー表示を採用
- 4段階の明るさ調整
- 透過率95%
カラー対応に加えて、透過率は95%と非常に高く、4段階の明るさ調整機能も備わっていますので、より見やすさを高めてくれます。
もし、現在使用されているレーザー距離計が黒1色表示だったり、透過率が低くて暗いなど、見づらさを感じられている方は、カラー対応・輝度調整・高透過率を有したU1000RGを、是非、試してみて頂きたいです。
良い点② 測定性能が優れている
U1000RGは、測定距離、測定スピードともにゴルフ用のレーザー距離計の中で、とても優れた部類に入ります。
- 最長測定距離:1,093ヤード
- 最短測定距離:3ヤード
- 測定スピード:0.06秒
最長距離が1000ヤードを超えていれば、まず困ることはありませんし、最短も3ヤードと短い距離が測定できますので、ちょっとした長いパットやアプローチの場面でも活用することができます。
更に、測定スピードについては0.06秒というほぼゼロに近い速さが実現されていますので、手ブレ抑制にも効果を発揮してくれます。
筆者の体感としては、0.3秒以内であればタイムラグを感じさせませんので、0.06秒と言う速さは驚異的です。
勿論、高低差機能・ピンサーチ機能・連続測機能といったゴルフならではの便利期のはフル装備されていますので、機能面・性能面ともに優秀です。
良い点③ マグネット機能が持ち運びのストレスを和らげる
レーザー距離計のマグネットというと、ブッシュネルが有名でして、使ったことがある方は便利さを良くご存知だと思います。
レーザー距離計は、例えポケットに入れていたとしても、測定の度に出し入れが生じます。
その点、マグネット機能があるとカートフレームなどに装着したままに出来ますので、出し入れするストレスから解放されます。
さらに別の使い方として、ショットの際にはレーザー距離計を芝の上に置かれる方は、軟鉄アイアンなどのヘッドに装着させることもできます。
地面から物を拾う行為は、腰を痛める要因にもなりますので、腰痛持ちの方に好まれそうです。
良い点④ デザインが優れている
▼左がU1000RG、右がU1000PRO
Ultra-mini U1000PROの方は、ドイツのプロダクト・アワード「レッド・ドット・デザイン賞 2023」を受賞していて、デザイン性の高さが評価されています。
そして、U1000RGもデザインテイストが踏襲されていて、金属素材によるスタイリッシュな外観は、一般的なプラスチックボディとが違った高級感が漂っています。
ゴルフはウェアやギアを楽しむ要素もありますので、素敵なレーザー距離計を持ちたい方、人と違うデザインを好む方にオススメです。
U1000RGの気になった点
気になった点① サイズと重量
最近のレーザー距離計は、クレジットカードを比較に出すケースが増えています。
つまり、カードサイズ並みのコンパクト設計が主流になりつつあります。
Ultra-mini U1000PROの方はクレカ並みの超小型・超軽量設計ですが、U1000RGは標準的な大きさと重量になっています。
モデル | U1000RG | U1000PRO |
---|---|---|
重量 | 195.5g | 127g |
サイズ | 109×68×39.5mm | 94.5×55×33mm |
体積* | 293cc | 172cc |
これはU1000RGとU1000PROの違いのところでも触れましたが、小さ過ぎると手ブレが起きやすい、落としやすいというデメリットもあります。
その意味で、男性・手が大きい方は、敢えて超小型を避けるケースも多いようです。
U1000RGは、しっかりホールドしやすいサイズ・重量になっていますので、安定した測定を求める方に適しています。
超小型・超軽量でポケッタブルな持ち運びの楽さを重視するか、安定した測定を求めるかで、大きさ・重量に対する評価は分かれるところです。

U1000RGの使用者による口コミ
測定性能
- 実際にラウンドで使ってみると操作は簡単で、計測までの時間がとても早く手ブレはほとんど気になりませんでした。
- 測定は爆速です。
- 手ブレもせず、旗の認識も速く、満足です。
ディスプレイ表示
- 想像以上に赤緑の視認性が良く、操作性、スピードもGoodです。
- やはり、ターゲットマークは黒より赤の方が格段に見やすいです!
サイズ・重量
- サイズ、重量も手にフィット感あり、何よりデザインが高級感あり気に入りました。
- 1000proと迷いましたが、ケースの問題、小さ過ぎて男性の手にはしっくりこないというレビューを見て1000RGにしました。
- 手の大きい私にはちょうどいいです!サイズ感はこれがちょうどいい。
デザイン
- まず、デザインが気に入ってます。色はもちろんですが、サイズ感が良くて使いやすいそうです。
- 質感も良く満足しています。
ケース
- 標準付属品のケースですが、前回の経験則も踏まえて本体が頑強になり、蓋のマグネット開閉機構も追加されて利便性に優れていて非常に良いです。
その他
- マグネットが本体に内蔵されていますが強度が不足で何処かに着けると落としそうなので付属のケースを利用しています。
- 本体にマグネットが付いておりますが、そこまで強くなさそうなので金属部にくっつける際は注意が必要かもしれません。
U1000RGの構成内容(本体・付属品)
- 本体
- 収納ケース
- ストラップ
- 拭きシート
- USB Type-Cケーブル
- カラビナ
- 日本語取扱説明書
なお、取扱説明書はWEBでも公開されています。
U1000RGのスペック
計測範囲 | 3~1,000メートル (3~1,094ヤード) |
測定精度 | ±1メートル |
測定スピード | 0.06秒 |
ピンサーチ機能 | 〇 |
高低差計測 | 〇 |
高低差ON・OFF表示 | 〇(計測中に点灯) |
振動通知 | 〇 |
手ブレ補正 | - |
マグネット | ○ |
電源 | 充電式 |
充電時間 | 約2時間 |
電源自動OFF | 〇(20秒) |
ディスプレイ表示色 | 赤・緑(2色) |
明るさ調整 | 〇(4段階) |
サイズ | 109×68×39.5mm |
重量 | 195.5g |
防水 | IP54 |
保証期間 | 1年 |
U1000RGの発売日・発売価格
U1000RGの発売日は2023年11月17日です。U1000RGの当記事を執筆した時点での発売価格は、楽天で28,280円、Amazonで29,980円でした。

