ブリヂストンから2024年に発売の245MAXアイアン。
現行モデルの中でも最もロフトが立っていて、飛距離性能とやさしさに優れています。
245MAXアイアンについて、知っておきたい4つのポイント、適合ゴルファーについて解説します。
245MAXアイアンを4つのポイントで解説!

ブリヂストンのアイアンは、2023年までに220MB、221CB、222CB+、233HFの4機種のラインナップとなっていましたが、2024年に245MAXアイアンが追加となりました。
ちなみに、モデル名の最初の数字二桁は発売年を表していて、最後の数字一桁はモデルのやさしさ(大きいほどやさしい)を表しています。
245MAXアイアンは、2024年モデルで、やさしさレベルは5となります。現行の他のアイアンが220、221、222、233ですから、5は最もやさしいことを意味しています。
それでは、245MAXアイアンの特徴について、押さえておきたい4つのポイントを解説します。
ポイント① 7番で27°の飛び系アイアン
最もやさしいアイアンだけあって、ブリヂストンの現行モデルの中で最もフェースを立ててあって飛距離性能を持たせてあります。
これまで7番で最もロフトが立っていたのは、233HFアイアンの28°でしたが、245MAXアイアンは27°と更に1°立ててあります。
ここ数年は7番で25°といった超ディスタンス系が無くなっていますので、2024年のアイアンの中でもかなりロフトが立っている部類になります。
▼2024年モデルのアベレージゴルファー向けアイアンの7番ロフト
メーカー | モデル | 7番ロフト角 |
---|---|---|
PING | G730 | 26.5° |
ブリヂストン | 245MAX | 27° |
キャロウェイ | パラダイム Ai SMOKE | 28° |
テーラーメイド | Qi | 28° |
ダンロップ | XXIO X 2024 | 29° |
まずアイアンに飛距離を求めたい方に、2024年モデルの中ではかなりオススメのアイアンです。
ちなみに飛距離性能が優れたアイアンは、高さが出にくい傾向にありますが、ワイドソールに加えてバックフェース下部にはタングステンウェイトが装着されていますので、低重心化が図られていて、ロフト以上に上がりやすくなっています。
ポイント② 飛び系なのに打感が極上
ブリヂストンと言えば、タイヤメーカーですから、ゴムなどの弾性素材の扱いに関してはトップクラスです。
ブリヂストンらしさはアイアンの制振材にも生かされていて、振動吸収ラバーがフェース裏面に搭載されています。
これにより無駄な振動を抑えてくれますので、飛び系でありながら柔らかな打感まで備わっています。

飛距離が欲しいけど、バチーンという打感が苦手な方にオススメ!
ポイント③ ラージヘッド+グース設計でやさしい
▼7番アイアンのブレード長とロフト角
モデル | ブレード長 | ロフト角 |
---|---|---|
220MB | 74.4mm | 33° |
221CB | 76.3mm | 32° |
222CB+ | 79.0mm | 31° |
233HF | 83.2mm | 28° |
245MAX | 86.2mm | 27° |
245MAXアイアンは、ヘッドサイズも大きく作られていて、構えた時の安心感も備わっています。
ブレード長は86.2mmと現行モデルの中で飛びぬけています。
さらにネックはオフセットがかなり大きく取られていて、はっきりとしたグースネックになっています。
しっかりつかまえて強い球で飛ばしたい方が、安心して構えやすくなっています。
ポイント④ セットは5本組で7~9、P1、P2
番手 | 245MAX | 233HF |
---|---|---|
5番 | - | 22 |
6番 | 24 | 25 |
7番 | 27 | 28 |
8番 | 31 | 33 |
9番 | 35 | 38 |
P1・PW | 39 | 43 |
P2 | 44 | - |
AW | 50 | - |
SW | 56 | - |
ロフトが立っていて、やさしいアベレージゴルファー向けのアイアンということで、番手は6番(24°)からとなっていて、3~5番は用意されていません。
ウェッジはP1(39°)、P2(44°)とピッチングが2種類用意されていて、ストロングロフトのアイアンにありがちな無理なロフトピッチの開きがなく、下の番手まで無理なく飛距離の打ち分けができるセッティングになっています。
21~22°でもアイアンを使っていた方は、これまで使っていたアイアンの4番か5番あたりを残すか、別途ユーティリティアイアンを用意するといった形が良さそうです。
245MAXアイアンの試打・評価
- 飛び系の中で、過去1番の打感の良さ。打音は乾いた硬めの音がするが、打感は樹脂の柔らかい感じがする。
- フェースが長いが、開いてしまう感じは無い。
- ソールの抜けは良い。
- G430アイアンぐらい曲がらない。
- 楽しくゴルフしたい、やさしいクラブを使いたい、アイアンが得意でない、若い男性のビギナーの方、年配・ベテランで今使っているアイアンがしんどい方などに良い。
245MAXアイアンのスペック
クラブスペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | FP | 長さ |
---|---|---|---|---|
6番 | 24 | 61.5 | 1.25 | 38 |
7番 | 27 | 62 | 1.5 | 37.5 |
8番 | 31 | 62.5 | 1.75 | 37 |
9番 | 35 | 63 | 1.75 | 36.5 |
P1 | 39 | 63.5 | 1.75 | 36.25 |
P2 | 44 | 63.5 | 2 | 36 |
AW | 50 | 63.5 | 2 | 35.75 |
SW | 56 | 63.5 | 2.25 | 35.5 |
シャフトスペック
シャフト | 素材 | 硬さ | シャフト重量 | トルク | 調子 |
---|---|---|---|---|---|
VANQUISH BSi for MAX | カーボン | S | 52g | 3.9° | 中 |
〃 | 〃 | R | 45g | 4.7° | 中 |
N.S.PRO 750GH neo | スチール | S | 78g | 2.3° | 先 |
245MAXアイアンの発売日・発売価格
245MAXアイアンの発売日は、2024年4月5日です。
245MAXアイアンの発売価格は、シャフトにより以下の通りとなっています。
<VANQUISH BSi for MAX>
- 5本セット(7番、P1、P2):154,000円(税抜価格140,000円)
- 単品(6番、AW、SW):30,800円(税抜価格28,000円)
<N.S.PRO 750GH neo>
- 特注単品:30,800円(税抜価格28,000円)