テーラーメイドのグローレシリーズから発売のMグローレとグローレF2の2種類のドライバーについて、違いを解説します。
MグローレはグローレF2の後継モデル!?
グローレF2は、グローレの中のグローレFシリーズから2016年に発売されている2代目のモデルです。シニア・アスリートをコアなターゲットとして開発され、国内の男子プロシニア・女子プロでの使用率がNo.1になったこともあるシリーズです。
一方、MグローレはMシリーズと思われがちですが、グローレに属しています。グローレFシリーズとは明示されていませんが、グローレF2の後継的に見られています。発売は2018年ですので、グローレF2の2年後にリリースされています。
Mグローレは、Mシリーズのコアテクノロジーを搭載!
MグローレはM3、M4ドライバーと同じ年に、後から発売されてモデルで、MとGの融合として話題になりました。M3、M4ドライバーと同様に、ツイストフェースとハンマーヘッドが搭載されています。
クラブ重量は、Mグローレドライバーの方が約10g軽い!
クラブ重量はMグローレの方が約10g軽くなっています。フレックス毎の重量は下表に示しますが、最も軽いスペックで273gですので、シニアに使いやすいと言われるPHYZ、ゼクシオ10と同じぐらいの軽さに仕上がっています。ちなみにヘッド素材はグローレF2がフルチタン、Mグローレはカーボンコンポジットです。
モデル | グローレF2 | Mグローレ | |
---|---|---|---|
クラブ重量 | S | 290 | 281 |
SR | 287 | 278 | |
R | 284 | 273 | |
シャフト重量 | S | 53 | 50 |
SR | 50 | 47 | |
R | 47 | 42 |
グローレF2ドライバーは、ロフト角調整機能を搭載!
軽さの代償として、Mグローレはホーゼル部のロフト角調整機能がありません。一方、グローレF2ドライバーは、カチャカチャ式と呼ばれるシャフト脱着式のスリーブによりロフト角の調整が±2°の範囲で可能となっています。自分のスイングや持ち球に合わせて、弾道を調整することが可能です。
シャフトの違いについて
出典:https://www.taylormadegolf.jp/TaylorMade/M-GLOIRE-DRIVER/DW-KY150.html
Mグローレの方は、カーボンシャフトのSpeeder EVOLUTION TM(S・SR・R)が用意されています。公式サイトで紹介されているのはこのシャフトのみですので、開発側でコアユーザーがある程度絞られていると考えて良いでしょう。ヘッドスピードが速くないスインガータイプが使いやすいモデルです。
一方、グローレF2の方は、初代からツアープロに多様されていることもあり、また、バリバリで意欲王政なシニア・アスリート向けということから、シャフトラインナップが豊富に用意されています。
シャフト | GL6600 | Tour AD TP-5 |
Tour AD IZ-5 |
Speeder 569 EVOLUTION III |
Speeder 569 EVOLUTION IV |
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---|---|---|---|---|---|---|---|
フレックス | S | SR | R | S | S | S | S |
クラブ重量(g) | 約290 | 約287 | 約284 | 約294 | 約294 | 約296 | 約296 |
シャフト重量(g) | 53 | 50 | 47 | 57 | 56 | 59 | 59 |
トルク | 4.1 | 4.2 | 4.9 | 4.4 | 4.4 | 4.5 | 4.6 |
バランス | D3.5 | D3.5 | D3 | D2 | D2 | D2.5 | D2.5 |
キックポイント | 中 | 中 | 中 | 中 | 中 | 先中 | 中 |
MグローレとグローレF2を打ち比べ
- Mグローレの方がつかまりが良い。
- グローレF2は、Mグローレのユーザーよりもハンディキャップが少ない人向け。
- スライスが強い人は、Mグローレがおすすめ。
Mグローレ、グローレF2、グローレFを打ち比べ
- Mグローレ
球のつかまりが良く、弾く。- グローレF2
シャフトはMグローレよりしなり感がある。右に出ていく感じは無いが、つかまり過ぎない。- グローレF(初代)
投影面積が一番シャープ。初代が一番球を包む感じがある。Mグローレと比べるとつかまり過ぎない。- まとめ
ボールをつかまえたい人はMグローレ。ロフト角の調整をしたい人は、グローレF2かグローレF。グローレF2とグローレFはあまり違いが無い。


