キャロウェイの2026年の最新モデル「QUANTUM」。
ドライバーは◆◆◆2タイプを含めて全5機種のラインナップになっています。
各モデルの違いの比較、特徴、スペック、発売日、発売価格など詳細をまとめました。
QUANTUMのドライバーは5機種
▼上段左から◆◆◆、◆◆◆MAX、下段左からMAX、MAX-D、MAX FAST

キャロウェイの2026年の新作は「QUANTUM」です。2025年に登場したELYTEは1代で終了となり、また新たなシリーズとなります。
ちなみにOPTMの読み方は「クアンタム」で、キャロウェイは「飛躍的」という意味で使っています。シリーズテーマとして「SPEED IS EVERYTHIG(スピードが全て)」を掲げていまして、数年前のタイトリストのTSシリーズを想起させます。
どこが原点かは議論を呼ぶところですが、スピード、MOI、低スピンといったところは、テーマとして今度も循環していくのでしょう。
さて、QUANTUMのラインナップですが、発売開始時のプロパーモデルとしては、従来と比べて1モデル増えました。
- QUANTUM ◆◆◆(低スピン・操作性)
- QUANTUM ◆◆◆MAX(◆◆◆より寛容性と高さがある)
- QUANTUM MAX(ノーマル)
- QUANTUM MAX D(ドロー)
- QUANTUM MAX FAST(軽量)
従来までは◆◆◆、MAX、MAX D、MAX FASTの4モデルでしたが、◆◆◆MAXが加わっています。
上級者向けのモデルが、低スピン・低弾道・操作性のハードタイプだけでなく、選択肢が追加された形となっています。
その意味では、アベレージゴルファーにとっては従来通りといって良いでしょう。
▼テーラーメイドのQi4Dとの違いを知りたい方は、下記の「Qi4D vs QUANTUM の比較」記事をご覧ください。

QUANTUMシリーズの特徴
さて、新たに立ち上がったQUANTUMシリーズですが、ELYTEから名前が変わるからには、これまでと全く違った特徴があります。
その違いとはフェースです。
各社チタンからカーボンへの軽量化路線を進める中、キャロウェイが進んだ道はチタンとカーボンのコンポジットです。

チタンからカーボンになると、軽量化という強力なメリットが得られます。
しかし、素材特性としては、チタンにもカーボンにもそれぞれに異なる強みがありますので、どちらか一方を選んでしまうと、どちらかの良さを失うわけです。
- チタン:圧力の強い
- カーボン:張力に強い
チタンは押されることに強いのでフェース表面向きだですが、フェース裏面としては上下左右に引っ張られるため、薄いと割れてしまいます。一方、カーボンはその逆です。
そのため、
- ギュっと押されることに強いチタンを表面
- 伸ばされることに強いカーボンを裏面
に用い、間にはポリマー素材が接着の役目を果たすことで三層構造の(Tri-Force)フェースが実現されています。
なかなか理に適った構造で、これこそがSPEEDに拘っている所以です。
ちなみに、気になる打感は柔らかめで心地良いです。
QUANTUMシリーズ ドライバー 5機種の違いを比較
ヘッド形状の違い
▼上段左から◆◆◆、◆◆◆MAX、下段左からMAX、MAX-D、MAX FAST

上段のトリプルダイアモンドの2モデルは、ヒール寄りが直線的に削ぎ落されています。
洋ナシ型というより三角形に近いシャープな形状です。特に◆◆◆の方は左には行かせないイメージがびしびし伝わってきます。
下段の3つは程よく丸型ですが、MAX FASTはシャロー感がもっともあり、つかまりと寛容性が高さが感じられます。
なお、昨年のELYTEシリーズではトッププロもドローモデルを使っていたためか、最近のMAXやMAX Dはセミアスリートでも構えやすい形状をしています。
弾道の違い
| モデル | ◆◆◆ | ◆◆◆MAX | MAX | MAX D | MAX FAST |
|---|---|---|---|---|---|
| 打ち出し | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| スピン量 | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| 寛容性 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 弾道 | フェード | フェード | ノーマル | ややドロー | ややドロー |
| ヘッド形状 | ディープ | ディープ | ややシャロー | ややシャロー | 超シャロー |
- ◆◆◆:低スピン・低打ち出しのフェードバイアス。操作性重視の純ツアー系。
- ◆◆◆MAX:同じツアー系でも高さ・スピン・寛容性が加わった“やさしいツアー系”。
キャロウェイの◆◆◆は、刺激を求める方には最高のクラブですが、上級者向けがこれ1本だけだと、扱いが難しいという声も少なからず聴かれました。
◆◆◆MAXは、ヘッド形状からやさしさが伝わってきますし、弾道も寛容性があってスピンも少し入りますので、少しクラブに助けて欲しい上級者、中級者に適しています。
- MAX:直進性・高さ・スピンのバランスが良い標準形。幅広い層に対応。
- MAX D:ドローで上がるが、名前ほど強つかまりではない。スライサーよりフェード系ゴルファーが使うとちょうど良い補正。
- MAX FAST:MAX Dの軽量版。ヘッドスピードが遅めの層向け。
最近のゴルフクラブは、慣性モーメント重視のため、ブレにくいというメリットの代償として、後ろが重たくてヘッドを返しにくいというデメリットがあります。
大型ヘッド・高MOIでは、シャットなスイングが求められますが、それが合わない方、昔ながらのスイングの方は、敢えてドローモデルを使うことで、弾道が真っ直ぐ飛びやすくなります。
ゴルファーによってはMAX Dがスタンダードに感じられると思いますので、両方試打されることをオススメします。
ウェイトの違い

◆◆◆、◆◆◆MAX、MAXの3モデルには、ソール後方にディスクリート・ウェイトと呼ばれる調整機能が搭載されています。
内部のウェイトを入れ替えることで、ドロー・フェードの調整が可能となっています。
一つ注意が必要な点として、従来は、ニュートラルから、ドローやフェードへの3種類の切り替えが可能でしたが、今回のギミックは2種類になっています。
- ◆◆◆:ニュートラル ⇔ フェード
- ◆◆◆MAX:ニュートラル ⇔ フェード
- MAX:ニュートラル ⇔ ドロー
◆◆◆と◆◆◆MAXはフェードへの切り替えのため、ハードにする方向、MAXはドローへの切り替えのため、ソフトにする方向です。
なお、5モデル全てで角度調整のスリーブが搭載されていますので、ロフト・ライの変更が可能です。
スペックの違い
| モデル | ◆◆◆ | ◆◆◆MAX | MAX | MAX D | MAX FAST |
|---|---|---|---|---|---|
| ロフト角 | 8°/9°/10.5° | 9°/10.5° | 9°/10.5°/12° | 9°/10.5°/12° | 9.5°/10.5°/12° |
| ライ角 | 57° | 57° | 58° | 59° | 59° |
| ヘッド体積 | 450cc | 460cc | 460cc | 460cc | 460cc |
| 長さ | 45.5″ | 45.5″ | 45.5″ | 45.5″ | 46″ |
ツアー系の◆◆◆と◆◆◆MAXはディープでライ角もフラット寄り。低スピン・低打ち出しのフェードバイアスを軸にしたアスリート向けの挙動です。
- ◆◆◆:最もフラットで、低スピン・低打ち出しの純アスリート系
- ◆◆◆MAX:球が上がりやすく寛容性も確保したやさしいツアー系
一方、アベレージ向けのMAX・MAX D・MAX FASTは460ccの大型ヘッドで、ロフトバリエーションも増え、ライ角もアップライトになります。
これは、アベレージ層が求める「つかまり」と「上がりやすさ」を持たせた設計で、
- MAX:くせのないバランス型
- MAX D:ドローで上がりやすいが、名前ほど強いつかまりではない
- MAX FAST:最軽量で、ヘッドスピードが遅めの層でも球が上がりやすい
という特徴と違いがあります。
シリーズ全体としては、
◆◆◆ → ◆◆◆MAX → MAX → MAX D → MAX FAST
の順に、つかまり・高さ・寛容性が段階的に強まるイメージです。
また、全モデルがロフトスリーブ調整に対応していますので、最近のゴルフクラブらしく、プレーヤーがクラブ設定をカスタマイズするフィッティングを前提としたクラブ設計となっています。
▼テーラーメイドのQi4Dとの違いを知りたい方は、下記の「Qi4D vs QUANTUM の比較」記事をご覧ください。

QUANTUMシリーズ ドライバー 5機種の特徴・スペック
QUANTUM ◆◆◆ドライバーの総評
試打・評価・特徴

<適合ゴルファー>
- とにかく球を上げたくない+左を避けたい方
- ヘッドスピードが少なくとも45m/s以上
- ヘッドの動きなりの球を求める方
◆◆◆はシリーズ中で唯一450ccの小振りなモデルです。
ヘッド形状もディープで、シャープに振り抜きたい方、そして、低スピンで強い弾道で飛ばしたい方向けのハードスペックタイプです。
つかまり、球の上がりやすさはありませんので、低く強く飛ばしたいハードヒッター向けです。
後方のウェイト入れ替えにより、更にフェードバイアスに切り替えられます。
スペック
- ロフト角:8°/9°/10.5°
- ライ角:57°
- ヘッド体積:450cc
- 長さ:45.5インチ
- ウェイト:2g(スクリュー)、9g・1g(ディスクリート)
QUANTUM ◆◆◆MAXドライバーの総評
試打・評価・特徴
<適合ゴルファー>
- 低スピンタイプでも、寛容性と高さも欲しい方
- 中級者~上級者
◆◆◆MAXは、ELYTEシリーズでも限定発売されていましたが、今回はプロパーモデルとしてラインナップしました。
筆者が最も注目しているのも実はこのモデルです。
これまでは上級者向けとなると◆◆◆しか選択肢がなく、低スピンと機敏性が強いため、扱いきれないという声が少なからずありました。
◆◆◆MAXは、恐らくそういった声を反映した出来たモデルで、寛容性・球の上がりやすさ・スピン・つかまりがプラスされていますので、一言でいえば”扱いやすく”なっています。
中・上級者は、まずこのクラブから試打してみて、
- ハード過ぎるならMAX
- つかまり過ぎるならウェイト切替
- もっと低スピンにしたいなら◆◆◆
といった形で検討されると、自分に合ったモデルが見つかると思います。
スペック
- ロフト角:9°/10.5°
- ライ角:57°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.5インチ
- ウェイト:2g(スクリュー)、9g・1g(ディスクリート)
QUANTUM MAXドライバーの総評
試打・評価・特徴
<適合ゴルファー>
- 弾道に左右の偏りが少ない方
- 真っ直ぐ打ちたい方
- ヘッドターンが少なめのスイングの方
- 寛容性+やや低スピンの弾道を好む方
スペック
- ロフト角:9°/10.5°/12°
- ライ角:58°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.5インチ
- ウェイト:2g(スクリュー)、9g・1g(ディスクリート)
QUANTUM MAX Dドライバーの総評
試打・評価・特徴
<適合ゴルファー>
- ヘッドターンが多めのスイングの方
- 大型ヘッドだと右に抜けやすい方
- 少し高さが欲しい方
スペック
- ロフト角:9°/10.5°/12°
- ライ角:59°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.5インチ
- ウェイト:2g(スクリュー)
QUANTUM MAX FASTドライバーの総評
試打・評価・特徴
<適合ゴルファー>
- ヘッドスピードが遅めの方(競合モデルはXXIO)
- 軽めのクラブで楽に振りたい方
- つかまり・上がりやすさが欲しい方
MAX FASTは標準的なクラブよりも20gほど軽いのが特徴です。
他社競合モデルとしては、XXIO、GT1、Qi4D MAX LITE、G440 SFTなどが挙げられます。
弾道特性としては、上がりやすさが秀でていて、それに加えてややドロー感があります。
基本的には、軽いクラブで楽に振れて、球さが出て、少しつかまって欲しい方向けです。スライスが明確に出やすい方は、PINGのG440 SFTの方が良いかもしれません。
スペック
- ロフト角:9.5°/10.5°/12°
- ライ角:59°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:46インチ
- ウェイト:2g(スクリュー)
QUANTUMシリーズ ドライバー 5機種の発売日・発売価格
QUANTUMシリーズのドライバーの発売日は2026年2月6日です。
発売価格はモデル・シャフトにより異なりますが、◆◆◆・◆◆◆MAXが118,800円から、MAX・MAX D・MAX FASTが110,000円からとなっています。
▼テーラーメイドのQi4Dとの違いを知りたい方は、下記の「Qi4D vs QUANTUM の比較」記事をご覧ください。







