コブラの2026年の最新モデル「OPTM」。
ドライバーは前作DS-ADAPTと同じく全4機種のラインナップになっています。
各モデルの違いの比較、特徴、スペック、発売日、発売価格など詳細をまとめました。
OPTMのドライバーは4機種
▼左からLS、X、MAX-K、MAX-D

2026年のコブラの新作は、「OPTM」です。2024年はDark Speed、2025年はその続編のDS-ADAPTでしたが、2026年は新たなシリーズとなりました。
ちなみにOPTMは「オプティム」と読み、予想通り「OPTIMIZE(最適化)」と言う意味だそうです。
ドライバーは前作のDS-ADAPTシリーズとタイプ分けが全く同じで、上図の左からLS(低スピン)、X(スタンダード)、MAX-K(寛容性)、MAX-D(寛容性・軽量)となっています。
全方位的なラインナップなのは変わりませんが、テーラーメイドやキャロウェイと比べると、軽量モデルがない点が大きな違いです。
OPTMシリーズの特徴
OPTMシリーズは、これまでのゴルフクラブの正統進化とは異なる点があります。
これまでのMOIからPOI(Product of Inertia)という新たな考え方を取り入れた点が挙げられます。
ギア効果を低減し、不必要なサイドスピンを減らします。それにより飛距離ロスト抑え、フェアウェイキープ率を上昇させます
引用:https://www.cobragolf.com/ja-jp/pages/optm
MOI重視のゴルフクラブは、ヘッドが横方向・縦方向にブレにくいという力強いメリットがありましたが、同時にヘッドを返しにくい、戻しにくいというデメリットもありました。
結果として、ヘッドの開閉が大きいゴルファーには扱い辛く、シャットのままスイングするという高MOI専用の打ち方が求められています。
それに対してOPTMでは、ヘッドをスクエアにしてインパクトしやすく、縦・横だけでなく3次元的なブレにくさを持つことを目指して開発されています。
OPTMシリーズ ドライバー 4機種の違いを比較
ヘッド形状の違い
▼左からLS、X、MAX-K、MAX-D

OPTM LS
ハイバック形状の洋ナシ型ヘッドで、明確に操作性と低スピン性能を追求したモデルです。
振り抜き時のヘッド挙動がシャープで、意図した弾道を作りやすい“攻めの形状”が特徴です。
OPTM X
LSよりもややシャローな設計ながら、投影はコンパクトで引き締まった印象。
扱いやすさと操作性のバランスが良く、中級者が求める「振りやすさ」と「コントロール性」を両立した万能寄りの形状です。
OPTM MAX-K
高MOI化を徹底した、いわゆる“10K超え”の安定志向モデル。
*10K超えはウェイトが重いUSモデル
シャローで後方に長さを持たせた形状により、慣性モーメントが非常に高く、打点ブレに強い“とにかく曲がりにくい”ヘッドデザインです。
OPTM MAX-D
MAX-Kをベースに、ヒール側を厚めに設計したドロー特化タイプ。
構えた瞬間からやさしさが伝わる形状で、つかまりの良さと高い直進性を備え、スライスに悩むゴルファーでも安心して振り抜けるモデルです。
弾道の違い
| モデル | LS | X | MAX-K | MAX-D |
|---|---|---|---|---|
| 打ち出し | 低 | 中 | 高 | 高 |
| スピン量 | 超低 | 低 | やや低 | やや低 |
| 寛容性 | 低 | やや高 | 極高 | 高 |
| 弾道 | フェード | ノーマル | ややドロー | ドロー |
| ヘッド形状 | ディープ | ノーマル | シャロー | シャロー |
OPTMシリーズのLSとXは、コブラらしいアスリート志向の操作性を備えたモデルですが、従来より挙動がマイルドで扱いやすく進化しています。
LSは低スピン・低打ち出しの攻める弾道が特徴ながら、前作より上がりやすく、中級者でも扱える許容度を確保。Xも適度な操作性を残しつつ、過度にハードではないバランスに調整されています。
弾道を作りたい、フェードバイアスのニュアンスを求めたいゴルファーに向いた“やさしくなったアスリートタイプ”です。
一方で、MAX-KとMAX-Dは“やさしさ”を最優先したアベレージ向けのモデルです。
高MOIのMAX-Kは直進性と安定性を極限まで高めたタイプで、打点ブレに強く、とにかく曲がりにくい設計です。
MAX-Dはヒール側を厚めにしたドロー特化タイプで、つかまりの良さが際立ち、スライスに悩むゴルファーでも安心して振り抜けるモデルです。
ウェイトの違い
▼左からLS、X

コブラは他社に先駆けて、ヘッド内部のウェイトローテーションを積極的に採用してきたブランドです。
スライダー式のように大きな重量を動かす構造はヘッド重量の制約が大きく、近年はテーラーメイドやキャロウェイを含め、ローテーション式が業界標準になりつつあります。
OPTMシリーズでもその流れを継承していて、特にLSとXは複数ウェイトを搭載することで重心距離の切替が可能で、ローテーションにより、”つかまり・操作性・弾道の高さ”を微調整できるのが特徴です。
- OPTM LS:3g・7g・11g → 最も細かく重心調整ができるアスリート向け仕様。
- OPTM X:11g・3g → 操作性と安定性のバランスを調整しやすい2ウェイト構成。
- OPTM MAX-K:7g → 高MOI設計のため、ウェイトは固定式で安定性を最優先。
- OPTM MAX-D:7g → ドロー補正を最大化するため、こちらも固定式の単一ウェイト。
なお、MAX-KとMAX-DはUSモデルのみ11gウェイトが採用されているのに対して、国内モデルは7g仕様となっています。
これはヘッド総重量やバランス調整の違いによるもので、国内ユーザーのヘッドスピード帯に合わせた最適化と考えられます。
もっと言えば、背や腕の長さ、パワーの違いもあるので、本来であればライ角・長さも日本人向けに最適設計を提案して欲しいところです。
スペックの違い
| モデル | LS | X | MAX-K | MAX-D |
|---|---|---|---|---|
| ロフト角 | 9°/10.5° | 9°/10.5° | 9°/10.5°/12° | 10.5°/12° |
| ライ角 | 57° | 57°/58° | 58°/59°/59° | 61°/61° |
| ヘッド体積 | 460cc | 460cc | 460cc | 460cc |
| 長さ | 45.5″ | 45.5″ | 45.5″ | 45.5″ |
OPTMシリーズのスペック設定は、各モデルの性格をそのまま反映した構成になっています。
やさしさを重視したモデルほどハイロフトの選択肢が増え、同時にライ角もアップライトになる設計です。 これは、アベレージ層が求める「つかまり」と「上がりやすさ」を確保するための、コブラらしい段階設計といえます。
モデルの位置づけとしては、
LS → X → MAX-K → MAX-D
と進むにつれ、ターゲット層に合わせて、つかまり・上がりやすさ・寛容性が段階的に強まるイメージです。
- LS:最もフラットでロースピン。アスリート向け。
- X:LSより扱いやすいが、まだ中級者以上向けの味付け。
- MAX-K:高MOIで直進性重視。アベレージ向け。
- MAX-D:最もアップライトでつかまり特化。スライサー向け。
また、OPTMシリーズも従来同様に全モデルでロフトスリーブによる調整機能を備えていますので、 ロフト角・ライ角を幅広く調整することで、弾道の最適化が可能です。
OPTMシリーズ ドライバー 4機種の特徴・スペック
OPTM LSドライバーの総評
試打・評価・特徴
OPTM LSは、コブラの低スピン系フラッグシップとしての性格をしっかり残しつつ、従来よりも扱いやすさが増したアスリートモデルです。
ハイバックの洋ナシ形状による浅重心設計は健在で、低スピンの強い弾道を生み出す“攻めの挙動”はそのまま。しかし、前作と比べると球の上がりやすさがあり、必要以上にハードすぎないバランスに仕上がっています。
そのため、これまでLS系を敬遠していたゴルファーでも、中級者レベルであれば十分に扱える許容度を持つようになりました。
とはいえ、LSらしいフェードバイアスの味付けはしっかり残されていて、フェースの返りすぎを抑えた操作性の高さは健在です。「自分でつかまえられる」「ラインを出していきたい」というプレーヤーに向けた、アスリートライクな性格は変わりません。
さらに、前側トゥ/前側ヒール/後方センターの3か所に配置されたウェイト(3g・7g・11g)を入れ替えることで、6通りの重心調整が可能です。
フェードを強める、つかまりを少し足す、寛容性を上げるなど、プレースタイルに合わせた細かなチューニングができます。
スペック
- ロフト角:9°/10.5°
- ライ角:57°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.5インチ
- ウェイト:3g、7g、11g
OPTM Xドライバーの総評
試打・評価・特徴
OPTM Xは、コブラの中で最もニュートラルな位置づけのスタンダードモデルで、とにかく真っすぐ飛ぶ素直さが特徴です。
前作よりも球が上がりやすく、挙動もマイルドに進化しています。
その結果、従来の“ややハードなコブラ”という印象が薄れ、アベレージゴルファーでも十分扱えます。一方で、ラインを出しやすい操作性は残されていて、中級者が求める「素直さ+少しの操作性」を両立したモデルです。
OPTM Xは、前側トゥと後方センターの2か所にウェイト(11g・3g)を配置できる構造になっていて、ウェイトを入れ替えることで弾道の切替が可能です。
- ヒール重め:つかまりアップ、ドロー寄り
- 後方重め:返りを抑え、より直進性が強まる
LSほど尖った調整幅ではありませんが、 “基本は真っすぐ、必要に応じて少し味付け” という実用的なチューニングが可能です。
スペック
- ロフト角:9°/10.5°
- ライ角:57°/58°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.5インチ
- ウェイト:3g、11g
OPTM MAX-Kドライバーの総評
試打・評価・特徴
OPTM MAX-Kは、高MOI設計が特徴で、圧倒的に直進性に優れています。
10K系は飛距離が出にくい弱点がありますが、前作DS-ADAPT MAX-Kは例外的に飛ぶモデルとして評価が高く、今作もその流れを引き継いで高MOIモデルとしては十分な飛距離性能を備えています。
ヘッドは後方が長い三角形シルエットを継承しつつ、前作より振りやすさが向上。 構えたときの見え方に抵抗がなければ、アベレージゴルファーにとって非常に扱いやすく、とにかく真っすぐ飛ばしたい人に強くおすすめできる一本です。
OPTM MAX-Kは、後方センターに7gの固定ウェイトを搭載したシンプルな構造で、複雑な調整がいらないオートマチックタイプです。
この後方ウェイトが深重心化を支えていて、
- 打点ブレに強い
- 高弾道で安定
- 曲がり幅が小さい
という“高MOI”の恩恵が最大限に引き出されています。
ミスを減らしたいアベレージゴルファーが結果を出しやすいモデルです。
スペック
- ロフト角:9°/10.5°/12°
- ライ角:58°/59°/59°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.5インチ
- ウェイト:7g
OPTM MAX-Dドライバーの総評
試打・評価・特徴
OPTM MAX-Dは、シリーズで最もつかまり性能を重視したドロー特化モデルです。
ライ角は前作の59°から61°へ大幅アップライト化され、構えたときにフェースがやや左を向いて見えます。そして、投影も最深部がヒール寄りに配置されていますので、構えた瞬間から左に行くイメージが持てます。
右への逃げ球をなくしたいアベレージゴルファーに非常に向いています。
後方センターに7gの固定ウェイトを搭載した深重心設計で、
- 高弾道
- 高い直進性
- ミスヒットへの強さ
が基本特性として備わっています。
MAX-Kにドローをプラスしたモデルで、つかまり+安定性のバランスが良く、“やさしいドロー系”として、スライス改善を求めるゴルファーに最適です。
スペック
- ロフト角:10.5°/12°
- ライ角:61°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.5インチ
- ウェイト:7g
OPTMシリーズ ドライバーの発売日・発売価格
OPTMシリーズのドライバーの発売日は2026年1月17日です。
発売価格はモデル・シャフトにより異なりますが、93,500円からとなっています。





