タイトリストから2018年9月28日に発売のTS2ドライバー。
※追筆2019/03/22:試打動画を1件追加
タイトリスト社の中に「タイトリストスピードプロジェクト」が立ち上げられ、これまでと異なり、“Speed”をテーマに掲げてクラブ開発が行われました。そして、誕生したドライバーが、TS2、TS3の2モデルです。
TSの意味は?
さて、まずこのドライバーについて細部を見ていく前に大枠を確認してみましょう。まず、タイトリストのクラブに詳しい方は、名前を聞いて「おやっ?」と思われた方もいるのではないかと思います。
これまでのタイトリストでは、917ですとかVG3といった名称でしたが、今回はその面影もなく、TSという名前が付けられています。これは、冒頭で触れたプロジェクトに関係していまして、Titleist Speedの頭文字になります。
ツアープロの要望をもとにクラブを仕上げるという形も良いアプローチだと思いますが、スピードというはっきりとしたテーマを掲げているこのスタイルは、タイトリストとしては新鮮な取り組みではないかと思います。
Ultra-Thin チタンクラウン
タイトリストのこれまでのドライバーの中で、最も薄肉であり、最も軽量化されたというチタンクラウン。軽量化が図られると余剰重量が生まれ、これらをどこに配分するかで弾道が変わってきます。
TS2ドライバーでは、低重心、深重心となっており、スピード性能と方向安定性のアップが図られています。
空気抵抗を抑えてくれるストリームラインド シェイプ
TS2ドライバーはストリームラインド シェイプが採用されており、スイング中の空気抵抗が20%軽減されます。たわみや重量配分だけでなく、空気の流れまで研究のメスが入るあたりは、スピードが徹底的に追及されています。
TS2ドライバーのスペック
TS2ドライバーの重量は標準シャフト装備で300~314gとなっており、TS3ドライバーよりも軽めになっています。とは言え、同じシャフトを装着した重量を比較すると、TS2ドライバーが1gだけ軽くなっていますので、重量感はシャフト次第と言ったところでしょう。
ロフト角は8.5°がカスタムで、通常スペックでは9.5、10.5があります。
TS2ドライバーを試打した評価と感想
- 917の次で919が来るかと思いきや、ガラッとモデルが変わった。
- タイトリストはツアープレーヤーの要望で作っているから飛距離と操作性。飛びぬけて飛ぶものを作ってなかった。
- 今回は違う、飛距離アップを目指した。その答えがスピード。900シリーズと比較するのではなく、全く違うシリーズ(に位置づけられる)。
- 幅広い層をTS2とTS3でカバーしている。
- TS2がドローでTS3がややドローでどちらもつかまる。 TS2の方が初速が速く行く感じがする。
- オートマチックに飛ばしたい方はTS2。
- プロでもTS2かTS3かは半々くらい。
- TS2ドライバーは自然とつかまりそうに見える。
- D3だと難しいイメージがあったが、全く新しいモデル。
- 打点がズレるとボールスピードが大きく落ちる。
- スピン量が少ないため、ボールに揚力が与えられない。
- 先中調子のシャフトのしなりでボールをつかまえるイメージ。
- ヘッドスピードが遅いと球があがらない。
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