キャロウェイから2016年に発売のビッグバーサ ベータ ドライバー 2016について、試打した感想と評価について商品の特徴を交えながら取り上げます。
目次
ビッグバーサ ベータ ドライバー 2016
ビッグバーサベータドライバー 2016は、2016年4月に登場したモデルです。前作は2014年モデルとなりますので、2年ぶりのリニューアルとなります。
「気持ちよい、大きな飛び。あの頃の飛距離を追い求めるためのドライバー」というキャッチコピーで販売され、主にヘッドスピードが遅めの方やシニアゴルファーの間に人気のドライバーです。
とにかく軽い!クラブ重量は最軽量で263g
出典:https://news.callawaygolf.jp/mens-clubs/drivers/2016_big_bertha_beta_dr.html
ヘッド重量は187g、グリップは超軽量の25gとなっていて、クラブ全体での軽量化が図られています。
専用シャフトの硬さはS、SR、R、R2が用意されていて、最も柔らかいR2を選択すると、クラブ重量は最軽量の263gとなります。ちなみに、Sで約276g、SRで約270g、Rで264gとなっています。
同じく軽量クラブと言われるゼクシオの同年モデル、ゼクシオ9ドライバーと比べると、軽さが際立っています。専用シャフトのRスペックを装着したモデルで、ゼクシオ9は274gなのに対して、ビッグバーサベータは264gと10gも軽量となっています。
ヘッドは丸形ラージで、安心感がある
左:2014年モデル、右:2016年モデル
前作と比べてみると、ヘッド体積はどちらも460ccの最大サイズですが、2016年モデルの方がストレッチが長めにとってあります。
構えた時に投影面積が大きいシャローで、安心感が感じられます。この形状のヘッドは、重心が深くなりますので、慣性モーメントが大きくなり、芯を外した時の飛距離の低下や弾道のブレが生じにくいのが特徴です。
フェースはシャローになっている
左:2014年モデル、右:2016年モデル
フェースを前作と並べてみると、やはり2014年モデルよりも厚みが少なく、シャローになっています。シャローフェースになることで、ヘッドが縦に押しつぶされたような形になりますので、重心位置が低くなります。
重心位置が低くなると、重心より上でボールを捉えやすく、打ち出しが高くなります。実際、メーカーの製品紹介ページでは、前作よりも重心が深くなっていて、打ち出しも高くなっている旨の説明書きがありますので、弾道を少し高くしたい、クラブに寛容性が欲しいという方に適しています。
打感は弾き形、打音は爽快な金属音
フェースは弾けの良さを感じるタイプで、ヘッドにはサウンドリブが搭載されていますので、爽快な金属音が響きます。
打音にも拘るゴルファーに配慮したヘッドとなっています。
シャフトラインナップが豊富
標準シャフトのGP for BIG BERTHAは、SからR2までの4タイプの硬さが用意されています。さらに、重量感のあるシャフトでしっかり振りたい方のために、Tour AD、スピーダーレボも用意されています。
- GP for BIG BERTHA (S)
- GP for BIG BERTHA (SR)
- GP for BIG BERTHA (R)
- GP for BIG BERTHA (R2)
- Tour AD GP-5 (SR)
- Tour AD GP-5 (R)
- Speeder EVOLUTION II 569 (SR)
- Speeder EVOLUTION II 569 (R)
ビッグバーサ ベータ ドライバー 2016を全力試打
- シャローフェースで球が上がりやすい。
- フェースはトゥ側が逃がしてあって、バルジがついていて、ギア効果により真っすぐ飛ぶ効果が働く。
- 構えた時にアップライトになり、ボールがつかまりスライスがでにくくなっている。
ビッグバーサ ベータ ドライバーをプロとアマチュアが試打して評価
- 中高弾道で、力強く飛んで行く。
- 飛距離が出て、弾道が左右に曲がらない。
ビッグバーサ ベータ ドライバー 2016のスペック
- ロフト角(°):9.5/10.5/11.5
- ライ角(°):60
- ヘッド体積(cc):460
- クラブ長さ(in):45.75