USGAのドライバー適合リストにブリヂストンのツアーステージV562ドライバーが掲載されていましたので、取り上げます。
掲載されていたツアーステージV562ドライバー
USGAのドライバー適合リストに、今月、ブリヂストンのドライバーが 2件掲載されているのが確認されました。その内の1件が、こちらのツアーステージV562ドライバーです。
ツアーステージと言えば、数年前から姿を消しているブランドですから、USGAのサイトの検索機能のバグで出てきたんじゃないかと疑いたくなりますが、どうやら本当に新規掲載された情報のようです。
ツアーステージV562ドライバーに関する情報
まず、このドライバーに関する情報を見てみましょう。
- ソールセンターに、ブランド名と思われる「TOUR STAGE」の文字とロゴ画像が掲載されている。
- ソール後方にモデル名と思われる「V562」という記載がある。
- ソールのヒール側のサイド面に、ロフト角と思われる「10.5」の記載がある。
- ウェイトは確認できない。
- ロフト角の調整機能も確認できない。
非常にシンプルなデザインで、調整機能の類が一切なく、このヘッドが現在のものか過去のものかも判断が難しいところです。
実は、ツアーステージは終了していない!?
ツアーステージと言えば、2014年頃までブリヂストンがアスリート向けブランドとして位置づけていたシリーズです。
現在は、Tour Bという名称の新たなブランドが立ち上がって、アスリート向けモデルはTour Bから発売されています。
そして、「ツアーステージは終了したかどうか?」ですが、確定的な情報は確認できませんでした。逆に、確認できたのは、Tour Bのスタートの宣言のみです。
ブリヂストンスポーツ株式会社は、2014 年 7 月に立ち上げた「BRIDGESTONE GOLF」ブランドからアスリートゴルファーのための新たなシリーズとして、2016 年秋に『TOUR B』を本格始動します。
引用 https://www.bs-sports.co.jp/press/2016/g0823_tourb_series/g0823_tourb_series.pdf
なお、ツアーステージに関する情報で最後に確認できたのは、2014年6月27日のドライバー発売です。
『TOURSTAGE ツアーステージXエックス-DRIVEドライブGRジーアールLIMITEDリミテッドBLUEブルー』新発売
『X-DRIVE GR LIMITED BLUE』を、2014年6月27日に数量限定※1で発売します。
引用 https://www.bs-sports.co.jp/press/2014/g0522_gr/g0522_gr.pdf
ツアーステージは現在も発売されている?
ツアーステージについて調べていたところ、ネット上の気になるQAをヤフー知恵袋で見つけました。
ツアーステージのブランドはなくなってるのに2018年最新モデルって詐欺ですか?ジャパネットで売ってます。
引用 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12196296627
ジャパネットでツアーステージが発売されているという情報です。ジャパネットが偽物を販売するはずがありませんので、本当に販売しているのかサイトを見て見ました。
すると、
ありました!ツアーステージのセットが!
掲示板でいろいろと書き込みを読み漁ったところ、状況がぼんやりと見えてきました(メーカーに確認はしてませんので、推測情報として捉えてください)。
- ジャパネットが独自モデルとして、ツアーステージのセットを作ってもらっている。
- ツアーステージは、明確に終了の宣言はしてない。
このセットに含まれているドライバーを見ると、ツアーステージV773となっています。
これで大凡の事情が見えてきました。ということで、再びUSGAの適合リストを調べてみたところ、ありました、このツアーステージV773ドライバーが。
つまり、『ブリヂストンとしては自主的にツアーステージのゴルフクラブは生産していないが、第三者から依頼があれば、ツアーステージのブランドで製造して提供する。その際、ゴルフクラブは公式な競技で使用する場合、適合申請を出さなければならないため、USGA、R&Aにツアーステージのドライバーが掲載される。』ということのようです(これもメーカーに確認はしてませんので、推測情報として捉えてください)。
以上、ドライバー適合リストに掲載された「ツアーステージV562ドライバー」と「ツアーステージ」に関する情報です。