タイトリストから2005年に発売されているプロチタニウム905Tドライバーについて、試打・評価・製品の特徴について取り上げます。
プロチタニウム905Sドライバーの特徴
タイトリストのプロチタニウム 905シリーズは、チタニウム983シリーズの次に発売されているモデルです。2005年に905Tと905S、そして翌年の2006年に905Rが発売されています。
プロチタニウム905シリーズは3種類ある
プロチタニウム905シリーズは3種類のドライバーが発売されています。写真左と中央は2005年に発売されているヘッド体積400ccの905Tドライバー、905Sドライバーです。そして、写真右が2006年に後から発売されているヘッド体積460ccの905Rドライバーです。
905Rドライバーは、905Tドライバーの後継モデルで、市場全体のヘッド大型化の流れに沿って発売されたとも言われています。
現在はシリーズ内のモデルの種類を2、3等で分けていますが、905まではアルファベットで分けています。現在の形式に当てはめると、905Tが「2」、905Sが「3」、後発の905Rが905TのMAXモデルといった解釈になると思います。
- プロチタニウム 905Tドライバー
飛距離アップとミスショットの軽減を求めるゴルファー向け。 - プロチタニウム 905Sドライバー
正確なボール・コントロールを求めるハードヒッター向け。 - プロチタニウム 905Rドライバー
905Tの後継モデルで、460ccの大型ヘッドでミスショットを忘れ、安心して振り切れる。
400ccの小ぶりなヘッド
905S、905Tは、どちらもヘッド体積400ccで、ハイバック形状の小振りなヘッドです。905Sの方がディープフェースで、905Tはヘッド後方のボリュームが大きく取られています。
弾道は、深重心により慣性モーメントを大きいため安定しやすく、打ち出しは高くなります。
弾道に安定感と高さを求める方は905Tドライバー、操作性があり高さを抑えた強い弾道を求める方は905Sドライバーが適しています。
905Tと905Rの違い
翌年に発売されている905Rは、905Tの後継も出るで460ccの大型ヘッドです。
905Rの方は、打ち出しが更に高く、スピン量もやや多めに入ります。400ccのヘッド体積に難しさを感じる、打ち出しを高くしたいという方は、905Rの方がおすすめです。
ロフト角は8.5°、9.5°、10.5°の3種類
ロフト角のラインナップは、905Sでは、8.5、9.5°の2種類ですが、905Tでは、8.5、9.5、10.5°の3種類あります。
905Sはヘッドスピードが速いゴルファー向けのため、ハイロフトのスペックが無く、905Tは10.5°が用意されています。
さらにロフトを寝かせたいという方は、905Rを選択すると11.5°と言うスペックがあります。
プロチタニウム905Tドライバーの試打・評価
打感は柔らかく・・・打球音は「パシュッ」と軽い感じで、「フェースが薄めなのかな?」と思うほどです。
弾道はやや高めですが、スピン量を抑えた棒球をロフトで上げるといった感じではなく、低・深重心モデルの中でもやや重心位置が高めで、今時の低・深重心モデルよりもスピン量がやや多いのではないかと感じました。
決してつかまりが良いモデルのようには感じられませんでした。
- 905Sのほうがディープフェースでヘッドの重心距離が短い為、つかまりが良いです。 ドローを打ちたい人に会います。
- 905Tのほうがフェード打ちやすいですね。905Tを打って右にすっぽ抜けるって事は、インサイドから打ちに行くタイプなので905Tを 使う場合はロフトを増やした方が良いですよ。
引用:yahoo.co.jp
- 905Sと905Tは、ともに400ccで、見た目にはほとんど同じですが、 Sのほうがディープフェース、Tは若干シャローフェースです。 そのため、Tのほうが多少やさしいモデルです。 905Rは、SやTの後のモデルで、ヘッド体積は460cc、 ミスヒットに対しても、905S&Tに比べると多少やさしくなっています。 なお、どのモデルも、ツアープレイヤーに使用者がいる(いた)モデルです。
引用:yahoo.co.jp
- 905T,905Sを両方打ってみましたが、905Sの方が983に近い打感です。
905Tはフェースがいかにも薄い感じの打感ですが、05Sはフェースにくっつくというかめり込む感じでこちらの方が私の好みですね。引用:kakaku.com
プロチタニウム905Tドライバーのスペック
ヘッドスペック
- ロフト角:8.5、9.5、10.5°
- ライ角:57°
- ヘッド体積:400cc
- クラブ重量:331g(タイトリスト・スピーダー S)
- クラブ長さ:45インチ
シャフトラインナップ
シャフトは3種類あります。
- タイトリスト・スピーダー(S)
- ツアーAD M-75(S)
- ツアーAD M-65(S)
- タイトリスト 4555
シャフト | バランス | 重量 | トルク | 調子 |
---|---|---|---|---|
タイトリスト・スピーダー | D3 | 78g | 3.0 | 中調子 |
ツアーAD M-75 | D2 | 74g | 3.0 | 中調子 |
ツアーAD M-65 | D2 | 67g | 3.4 | 中調子 |
タイトリスト 4555 | D2 | 55g | 5.0 | 中調子 |