キャロウェイのXR 16ドライバーについて、製品の特徴、試打した感想・評価を取り上げます。
目次
XRドライバーの2016年モデルは2種類ある
XRドライバーは2015年にX HOTの流れを汲んで初代モデルが発売されています。本記事で取り上げているモデルは、2016年の2代目モデルです。
2代目のXRドライバーは、大型ヘッドのXR 16ドライバーとディープでやや小ぶりなXR PRO 16ドライバーの2種類となっています。
- XR 16ドライバー
ヘッド体積460ccのシャローヘッドで、低重心・深重心設計。ドローバイアスで球のつかまりもサポート。 - XR PRO 16ドライバー
ヘッド体積440ccのディープヘッド。つかまりを抑えた重心設計で、低スピンで強い弾道が出る。
XR 16ドライバーの特徴
XR 16ドライバーは、大型ヘッドで投影面積も大きいモデルです。PROモデルがある中、石川遼プロがやさしいこちらのドライバーを選択したことで注目が集まったモデルです。
従来モデルよりも低重心・深重心
XR16ドライバーのヘッドは、PROモデルと比べてかなり投影面積が大きく取られています。
従来モデルよりも10%慣性モーメントが大きく、15%低重心になっていますので、球の上がりやすさ、ミスへの許容性が上がっています。また、外観からは視認できるウェイト配分は見当たりませんが、ドローバイアスを強めていてボールのつかまりもアップしています。
つまり、やさしさを高めたドライバーということになります。もし、操作性が欲しい、芯に当てた時の爆発的な飛距離が欲しいという方は、プロモデルの方がおすすめです。
19%薄肉化されたフェースは反発エリアが拡大
フェースの厚さは従来モデルよりも19%薄肉化されています。
高初速エリアが拡大し、深重心による慣性モーメントのアップと相まって、打点のブレに強さを発揮してくれます。
ロフト角・ライ角の調整機能を搭載
アジャスタブル・ホーゼルが搭載されていて、ロフト角・ライ角を個々に調整することができます。
ロフト角は-1°、スタンダード、+1°、+2°の4種類、ライ角はスタンダード、ドロー(アップライド)の2種類で、合計4×2=8種類のセッティングが可能となっています。
XR16ドライバー 使用プロ
XR16ドライバーはやさしい方のモデルですが、プロにより使用されている(または使用されていた)ドライバーです。
- 石川遼
- 柏原明日架
- マーク・レイシュマン etc。
XR 16ドライバーの試打・評価
XR 16とXR PRO 16を試打比較
- フェースは弾きが良いが、打感は硬くない。
- スイートスポットが広くて、球のバラツキが少ない。
- 飛ばそうとするよりも、ゆったりと振ると、平均飛距離が上がるドライバー。
- XRドライバーは、やさしく高弾道で飛ばしたい人、XR PRO 16は、ヘッドスピードが速い人におすすめ。
XR 16ドライバーの特徴をゴルフショップスタッフが解説
- ボーイングとの共同開発で、ソール・クラウンにデザインが施され、空気抵抗が抑えられる。
- 標準シャフトは、Fujikuraとの共同開発で、先中調子。ボールのつかまりが良く、飛距離が出る。
藤田光里プロがXR 16ドライバーを試打
- 外観はマット加工でかっこよく仕上がっている。
- 打感が良く、思っていたより球が上がる。
- 構えた時に難しさを感じさせない。
- やさしいので女性も使える。
XR 16ドライバーのスペック
- ロフト角:9.5、10.5°
- ライ角:58°、59°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.5インチ
- 標準シャフト:XR
XR 16ドライバーのシャフトラインナップ
- XR(S、SR、R)
- Tour AD GP-6(S)
- Tour AD GP-5(S)
- SPEEDER Evolution II 569(S)
- SPEEDER Evolution III 661(S)
- SPEEDER Evolution III 569(S)
- Diamana BF 60(S)
- Diamana BF 50(S)
- ATTAS PUNCH 6(S)
- ATTAS PUNCH 5(S)
- Tour AD TP-6(S)
- Tour AD TP-5(S)