PINGから2013年に発売のG25ドライバーについて、試打した感想と評価について商品の特徴を交えながら取り上げます。
目次
G25ドライバーの特徴
PINGのG25ドライバーは、2013年に発売されたモデルで、Gシリーズの6代目にあたります。前作は2011年のG20ドライバー、後継は2015年のGドライバーです。
7代目に当たるGドライバーからスタンダード、SF TEC、LS TECの3タイプ構成となりますが、6代目のG25ドライバーは1種類のみです。
▼歴代Gシリーズのドライバーについてはコチラにまとめてあります。
≫ PINGの歴代Gシリーズを一挙紹介!Gドライバーは初代ではなかった!
PING史上、最も重いヘッド
G25ドライバーは、当時のPING史上で最も重たい205gのヘッドが採用されています。
重たいながらも、振りやすさが損なわれないよう、重心位置を手元寄りにしたスーパーハイバランスポイントシャフトが採用され、ヘッドスピードのアップが図られています。
軽量化により低重心・深重心を実現
クラウンを前作よりも薄肉になっていて、軽量化が進められています。ソール後方にはウェイトが装着され、低重心・深重心が実現されています。
これにより、打ち出し角のバラツキは17%、左右のバラツキは10%抑えられ、弾道の安定性が高まっています。
ロフト角は±0.5°の調整が可能
PINGのGシリーズのドライバーでは、初めてロフト角の調整機能が搭載されています。
シャフトの先端に可変スリーブが搭載され、回転させることで、ロフト角を+0.5°、-0.5°に調整することができます。
▼G25ドライバーのロフト角調整機能については、別記事に詳しくまとめてありますので、リンクを載せておきます。
https://driver.jpn.org/4929/g25%e3%83%89%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%90%e3%83%bc%e3%81%ae%e3%83%ad%e3%83%95%e3%83%88%e8%a7%92%e8%aa%bf%e6%95%b4%e6%a9%9f%e8%83%bd%e3%82%92%e5%be%b9%e5%ba%95%e8%a7%a3%e8%aa%ac%ef%bc%81/
なお、G25の可変スリーブは、i25、Gアンサーと互換性があるようです。
G25ドライバーの試打・評価
塚田好宣プロのよる試打・評価
- 何も考えずに打っても、弾道が揃う。
- 弾道の安定性が高いので、ボールを右左にずらすだけで、低く打てたり高く打てたりする。
- 海外の飛ばすツアープロ達が打っても、弾道が曲がらない。
- ヘッドの投影面積が大きく、芯からズレて当たっても、距離や方向性のブレが少ない。
ピン G25 ドライバー 新製品レポート–GDOギア情報
曲がりづらいし、上がりやすい。深重心の効果が感じられます
球は高いけど、スピンが多すぎてフケてる感じがしない。…直進性も強い…高弾道の低スピンで飛ばせそうなモデル
ゴルフ体験主義 ピン「G25」ドライバー
実際に打ってみると、いわゆるロースピンモデル。
弾道ですが、普通に高弾道。
出球傾向ですが、…ほぼストレート。スピン量が少ないことのいい意味での影響か、曲がりも少ない感じです
TFC360DでHS42~43m/sあたりがドンピシャで、TFC189Dは44~45m/sは欲しいでしょうね。性格的にはオートマチックにロースピンのハイボールが打てるモデルだと思います。かなりロースピンを意識したモデルなので、シャフトさえ合わせれば、飛んで曲がらないドライバーになりそう
G25ドライバーのスペック
ヘッドスペック
- ロフト角:8.5、9.5、10.5、12°
- ライ角:58°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ重量:約309g(TFC 360・R)
- フェース素材:6-4チタン
- ボディ素材:8-1-1チタン
- クラブ長さ:45.75インチ
シャフトスペック
シャフト | TFC 360D | TFC 189D | |||
---|---|---|---|---|---|
フレックス | R | SR | S | Tour-S | Tour-X |
シャフト重量(g) | 49 | 53 | 58 | 60 | 64 |
トルク(°) | 5.5 | 5 | 4.8 | 4.2 | 4.1 |
キックポイント | 先 | 先中 | 中 | 手元 | 手元 |
標準シャフトは、R、SR、SスペックがTFC 360Dで、Tour-S、Tour-XがTFC 189Dです。