テーラーメイドのM6ドライバーとM4ドライバーについて違いを取り上げます。
目次
M6ドライバーの前作に当たるのがM4ドライバー
M6ドライバーとM4ドライバーは名称こそ違いますが、新旧の関係にあります。2018年に発売されのM4ドライバー、その後継モデルが2019年に発売のM6ドライバーとなります。
もう少し遡ると、M2ドライバー(2016年)、M2ドライバー(2017年)、M4ドライバー(2018年)、M6ドライバー(2019年)いう継承になっています。余計なお世話ですが、その後はM8ドライバー、M10ドライバーぐらいまではカウントアップするのか気になるところです。
M4ドライバーからM6ドライバーに引き続き搭載されたもの
モデルがバージョンアップすると、搭載されているテクノロジーの中で、残るものと削ぎ落されるものがあります。
M6ドライバーでは、残ったもの、つまり引き続き搭載されたテクノロジーが幾つかあります。
ツイストフェース・ハンマーヘッドはM6ドライバーにも搭載
出典:https://www.taylormadegolf.jp/m5-m6-drivers-jp.html
M4ドライバーの最大の特徴であるツイストフェース、そして、ハンマーヘッドは、引き続き搭載されています。2018年後期に発売されているMグローレにもこの二つのテクノロジーは搭載されていますので、粗方の予想通りと言えるでしょう。
特に、ツイストフェースはテーラーメイド社が50万発の弾道データを元に編み出したものですから、1年でそれに代わるものが出るとは思えませんし、フェアウェイやレスキューなど、導入がさらに進んでいて、積極的に取り入れています。
M6ドライバーとM4ドライバーの違いその1、M6は最大反発を持つ!
M6とM4の違いとして、最初に取り上げるべきはヘッドの反発性能です。これまでゴルフクラブはルール限界ギリギリの反発性能を目指して開発されてきました。現在もこれからもそうですが、M6ドライバーは、ギリギリの目指し方で新たな手法が取り入れられました。
まず、高反発のモデルを作り、その後、フェースの全面からレジンという樹脂を注入することで、反発性能をルール限界値まで下げるという工程を取り入れています。
これの素晴らしい点は、すべてのモデルがルールギリギリではなく、ルール限界の反発を持つ点にあります。
従来までは高反性能の優れたモデルはプロにまわされていたが、M6はゴルファー全員が最大反発!?
これまでの製造方法では、ルール限界を超えないよう製造されてきましたがので、ギリギリのもの、やや余裕があるもの(つまり、反発性能がやや低い)など、どうしてもばらつきがありました。そして、ギリギリのもの、つまり上質なものはプロなどに回されてきたという話も耳にしたことがある人がいるのではないでしょうか?
しかし、今回のM6ドライバーは、レジンの注入工程によるチューニングで、最大反発に仕上げられていますので、クラブの当たり外れがありません!
M6ドライバーは低重心・深重心設計になっている!
2019年のMシリーズはM5 ドライバーとM6ドライバーの2種類のラインナップとなっています。M5 がアスリート向け、M6がアベレージ向けともいわれていますので、簡単なモデルの方が低重心・深重心になっているのは不思議ではありません。
しかし、今回のM6ドライバーは、クラウンを見ると良くわかるのですが、黒いカーボンエリアが増えていて、ヘッドの軽量化がかなり進んでいます。
それにより生み出された余剰重量は、ソールのM6のロゴがあるマスパッドに充てられていて、46gの重量になります。
他メーカーのウェイトビスと比べると、数倍の重さになっていますので、思い切った低重心・深重心となっていることが分かります。
M6の低重心・深重心が生む効果!
低重心・深重心となると、どのような効果が生まれてくるかですが、まず、低重心により、ボールが上がりやすくなります。そして、縦のギア効果によりバックスピンと逆の回転を掛ける効果が生まれますので、スピン量が減り、強い弾道で飛ばせます。
深重心については、ヘッドがどっしりと安定しますので、重心を外してヒットしても、ミスを許容してくれますので、やさしさがアップします。
M6ドライバーはつかまりが良くなっている
最後にM6とM4の違いとして触れておきたい点は、ボールのつかまりについてです。アベレージゴルファーの方には、ボールのつかまりが良いか悪いかは気になるところではないでしょうか?と言いますのも、M4ドライバーは爆発的に売れているモデルではなりますが、つかまりという点ではあまり良くないという感想が聞こえてきていました。
大半のゴルファーがスライサーであることを考えると、つかまりの具合は極めて重要なポイントとなります。 そして、今回のM6ドライバーは、上に紹介した動画などでも述べられています通り、つかまりが良くなっているという感想が多く聞かれます。M6ドライバーは、スライサーには扱いやすいクラブと言えます。
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