キャロウェイの2022年モデルからドロータイプのローグST MAXドライバーが発売となっています。
前年のEPIC ’21には、ドロータイプのモデルがありませんが、スライスを改善したいゴルファーには、2022年の新作ローグSTよりも、前年のEPIC ’21のEPIC MAXドライバーをオススメします。
何故、古い方のモデル、そして、ドロータイプと銘打っていないを推すのかについては、3つの理由があります。
横田真一プロの名台詞「最新が最良とは限らない」が思い出されます。
ローグST MAX DドライバーとEPIC MAXドライバー
ローグST MAX Dドライバー
写真左は、2022年モデルのローグST MAX Dドライバーで、ドロー仕様モデルです。
スタンダードなモデルと比べると、ヒール側に2gのスクリューウェイトが搭載されていて、フェースがスクエアになりやすくなっています。
EPIC MAXドライバー
一方、写真右は前年の2021年モデルのEPIC MAXドライバーです。
EPICシリーズにはドロー仕様モデルがなく、MAXタイプのスタンダードモデルということになります。
EPIC MAXドライバーの方がスライサーにオススメな3つの理由
この記事では、ローグSTシリーズのドロー仕様モデルよりも、EPIC ’21のスタンダードなMAXタイプをオススメしています。
何故、一つ前のモデルで、しかも、ドロー専用ではないモデルをオススメするのか、その理由について3つ解説していきます。
理由1:ローグST MAX Dドライバーは、スライス改善というより、ほんのりドロー
ローグST MAX Dドライバーは、モデル名に「D」と付いていて、ドローバイアスのモデルです。
ですが、ドロー度合としては、スライスをしっかり改善してくれるというより、ほんのりドローになるという程度だと思います。
これは勿論、個人差があると思いますが、どスライサーの弾道が真っ直ぐになったり、ドローになったりという方は、少ないのではないかと思います。
実際、有名試打者のコメントを見ていても、ローグST MAX Dドライバーの打感や飛距離性能などは好評価なものの、ドローという立ち位置については、懐疑的なコメントが出ています。
- 滅茶滅茶スライサーお助けって感じじゃない。
- 超ドローでもない。
- 滅茶苦茶スライサーは、ちょっと要注意。
- シャフトはちょいしっかりめ。
- G425 SFTと比べると、そんなにつかまらない。
- キャロウェイのBBドライバーと同等か、それよりもつかまらない。
引用:試打ラボしだるTV
- ガンガンフック出ちゃうよ系ではない。
- 正直、ローグST MAX Dは無くても良いかな。みんなローグST MAXで良いかなと思った。

理由2:EPIC MAXドライバーは、ウェイトで思い切りドローに調整できる
これはそもそものシリーズの違いの話になりますが、EPIC系のドライバーには、ソール後方にスライダー式のウェイト調整機能が搭載されています。
ウェイトを右・左に移動させることで、ドロー・フェードの弾道調整が可能となっています。
対して、ローグ系のドライバーにはスライダー式のウェイトが搭載されていません。ローグST MAX Dドライバーにはヒール寄りにスクリューウェイトが搭載されていますので、オプションで別重量を購入してドロー度合の強弱を変えることはできますが、費用が掛かるのと、何gのウェイトが最適かの見極めもなかなか難しいところがあります。
EPIC MAXドライバーは、ウェイトを思い切りヒール寄りに移動させてドロー設定にすることができますし、この度合いを微調整することもできますので、幅広いスライス度合いの方にとって利用しやすいモデルです。

理由3:約半額で買える
ローグSTシリーズの発売により、EPIC ’21シリーズは最新モデルから前年モデルとなりますので、価格が一気に下がっています。
公式サイトでの表示価格を見るとその差は歴然です。
- ローグST MAX Dドライバー:78,210円~
- EPIC MAXドライバー:42,350円~
約8万円と約4万円と見ると、EPIC MAXドライバーはほぼ半額です。
国内メーカーは商品サイクルが2年のところが多く、1年経っても現行最新モデルですが、キャロウェイやテーラーメイドは毎年、新製品が出るため、1年で大幅に値段が下がります。
特にキャロウェイは、EPIC系とローグ系を交互に発売していて、シリーズの特徴が異なりますので全くの別物です。
購入する側としては、実質的にはEPIC ’21の後継が出てないにも関わらず大きく値下がりしてくれるのは、何とも有難い話です。
まとめ
スライサーにオススメなドライバーとして、ローグST MAX DドライバーよりもEPIC MAXドライバーがオススメの理由を解説しました。
横田真一プロの名台詞、「最新が最良とは限らない」。
ニューモデルといっても、あらゆる要素が進化しているわけではなく、特徴や対象ゴルファーが変わっていることも少なくありません。
古い・新しいにかかわらず、製品の特徴を見比べてみると、良い買い物・最適なクラブ選びにつながります。


スライス改善のオススメ記事



