海外のトッププロたちは、ドライバーにどんなシャフトを使っているのか?
ドライバーヘッドは契約メーカーのものを基本的に使用しますが、シャフトはプロパーの純正とは異なるケースが大半です。
そこで、米国PGAツアーの上位10名のプロが、実際に使っているドライバーのシャフトについて調査しました。
プロが選んだシャフトをチェックして、ご自身のドライバーのシャフト選びの参考にしてみてください。
目次
米国PGAツアーの上位10名の男子プロゴルファー
トッププロが使用しているドライバーのシャフトを調査する際に、まずトッププロを10名選びました。
選んだ方法は、FedEx Cupポイントランキングを用いまして、上位10名(当記事執筆時点)を対象としました。
海外のゴルフのランキングは、FedEx Cupの他、ゴルフ世界ランキングがありますが、米国PGAという意味ではFedEx Cupの方が実態に近いと思い、こちらの順位を参照しました。
<FedEx Cupポイントランキング 上位10名>
順位 | ゴルファー | ポイント |
---|---|---|
1 | スコッティ シェフラー | 3514 |
2 | サム バーンズ | 2258 |
3 | ロリー マキロイ | 1894 |
4 | ジャスティン トーマス | 1777 |
5 | 松山英樹 | 1694 |
6 | パトリック カントレー | 1689 |
7 | キャメロン スミス | 1671 |
8 | ザンダー シャウフェレ | 1597 |
9 | ウィル ザラトリス | 1569 |
10 | マックス ホマ | 1546 |
米国PGAツアーのトッププロ10名による使用率が高いドライバーのシャフト
第1位 VENTUS BLACK
特徴
最も多かったのは、日本メーカーであるFujikuraのVENTUS BLACKです。
10名中、3名が選択していて、スペックは6Xが2名、7Xが1名です。
VENTUSにはRED・BLUE・BLACKの3種類あり、BLACKは元調子で低い打ち出しが特徴です。
低スピン・低弾道のハードヒッター向けです。
使用男子プロゴルファー
- スコッティ シェフラー
- ロリー マキロイ
- マックス ホマ
第2位 VENTUS BLUE
特徴
次に多かったのは2種類ありまして、一つ目が同じくVENTUSのBLUEです。
10名中、2名が選択してて、スペックは6Xと7Xです。
BLACKが元調子で低い打ち出しが特徴なのに対して、BLUEの方は中元調子で打ち出しがやや高くなり、スピンもやや入ります。
しならない棒のようなBLACKよりは、やや扱いやすさがあります。
使用男子プロゴルファー
- サム バーンズ
- キャメロン スミス
第3位 ディアマナ ZF
特徴
2番目に多かったシャフト2種のもう一つは、三菱ケミカルのDiamana ZFです。日本メーカーの人気の高さが伺えます。
キャッチコピーは「飛んで曲がらない」で、中元調子で弾道を安定させたい方に好まれるシャフトです。
10名中、2名が選択してて、スペックはどちらも60 TXです。
先程のVENTUS2種と比べて注目したいのは、いわゆるカルカタと言われる重量クラス40gが用意されている点です。スペックも、R2~Xまでありますので、Diamana ZFは幅広いゴルファーに対応しています。
使用男子プロゴルファー
- ジャスティン トーマス
- パトリック カントレー
第4位以降のシャフト
複数の使用者がいたのは、上記の3種類です。その他のシャフトについては、使用者が1人です。
興味深いのは、契約メーカー以外のウェッジを使用しているケースです。
<ツアーAD DI>
松山英樹
<Speeder 757 TR>
ウィル ザラトリス
<Kai’li White>
ザンダー シャウフェレ
まとめ
海外のトッププロたちが、実際に使っているドライバーのシャフトを調査しました。
ドライバーヘッドの契約メーカーにしばられない選択がしやすいため、本気でトップのPGAツアープロが良いと認めたシャフトが分かります。
シャフトを変えると、全く別物のクラブになりますので、シャフトの種類は気にせずプロパーの純正のみを使用している方は、自分のヘッドスピード・スイングにあったシャフトを探してみては如何でしょうか?