テーラーメイドのステルスグローレ、ステルスグローレ+の2機種のドライバーについて、モデルの種類、スペック、発売日・発売価格など、最新情報をまとめました。
カーボンフェースに加えて、カーボンソール、カーボンクラウンが採用され、ステルスよりもカーボン化が進んだ、まさにカーボンウッドと呼ぶに相応しい設計となっています。
ステルスグローレのドライバーは2機種
こちらがステルスグローレドライバーとステルスグローレプラスドライバーです。
これまで、M、SIMといったワールド展開ブランドをグローレに融合させたモデルは1機種でしたが、今回、「プラス」という調整機能付きタイプが出まして、従来と大きく異なる点となっています。
- ステルスグローレ ドライバー
ドローバイアス、軽量で、従来のMグローレ、SIMグローレの後継となるドライバー。 - ステルスグローレプラス ドライバー
ドローバイアス、軽量に加えて、ロフト角・ライ角の調整が行える可変スリーブが搭載されたドライバー。調整機能は、グローレとの融合モデルでは初の搭載。
ステルスグローレ・ステルスグローレプラスドライバーの違いを比較
テクノロジーの違い
ヘッド映像を並べて見る限り、ぱっと見ではほぼ違いが分からず、飛び・寛容性のテクノロジーは同じものが搭載されています。
大きく異なるのは、ステルスグローレプラス ドライバーの方にだけ、可変スリーブが搭載されている点です。
▼ステルスグローレプラス ドライバーのネック部分
これにより、ロフト角・ライ角・フェース角の調整が可能となります。
映像を見る限り、12段階の調整機能で、恐らく、ステルス・SIM・Mシリーズなどと同じで互換性が保たれていそうです。
シャフト選択による対象ゴルファーの違い
▼標準スペックのクラブ重量の違い
シャフト\モデル | ステルスグローレ | ステルスグローレ+ |
---|---|---|
FUJIKURA SPEEDER NX for TM | 272~278g | 275~281g |
Tour AD CQ-5 | - | 301g |
SPEEDER NX GR 50 | - | 303g |
Diamana GT 50 | - | 303g |
ステルスグローレはペンシルネックで、40g台の軽量なシャフトに、30g台の軽量なグリップが合わせられています。
一方、ステルスグローレプラス ドライバーの方は、標準では同じ軽量シャフトに軽量グリップの組み合わせですが、可変スリーブが搭載されていて、50g台のシャフト+50g弱のグリップを組み合わせた選択が可能となっています。
つまり、ステルスグローレプラス ドライバーの方は、300g台のクラブ重量になりますので、軽量ではなく標準的な重さにすることができます。
これまで、MグローレやSIMグローレは、意外にも飛距離性能の高さが評価される一面がありましたが、クラブ重量の軽さとドロー仕様が、アベレージゴルファーや中級者を阻んでいましたが、シャフト交換・弾道調整が行えるため、上級者の利用も十分検討が可能となります。
スペックの違い
スペック | ステルスグローレ | ステルスグローレ+ |
---|---|---|
ロフト角 | 9.5、10.5、11.5° | 9.5、10.5° |
ライ角 | 58° | 56° |
ヘッド体積 | 460cc | 460cc |
長さ | 46″ | 45.75″、45.25″ |
ステルスグローレドライバーの方は、従来通り、ロフト角が11.5°で高打ち出しのスペックがあり、クラブ長さは46インチと長尺です。
一方、ステルスグローレプラス ドライバーの方は、11.5°のスペックが無く、ライ角は56°(調整幅は~60°)、クラブ長さは標準シャフトで45.75インチ、重めのシャフト選択で45.25インチとなっています。
ステルスグローレ・ステルスグローレプラスドライバーの共通のテクノロジー・特徴
カーボンのフェース+ソール+クラウン=カーボンウッド
ステルスのドライバーは、カーボンフェースが搭載され大幅な軽量化がなされましたが、ソールはチタンのためフルカーボン化にはまだまだ感がありました。
▼ステルスグローレのヘッドパーツの解説動画です
しかし、ステルスグローレでは、カーボンフェース、カーボンクラウン、カーボンソールに、SIM2で培われたアルミリングと溶接なしが採用されています。なお、ネック・フェース周りのパーツは、チタン製となっています。
ステルスのテクノロジーに、ドローバイアスと打音がアドオン
- イナーシャジェネレータ
- 貫通型スピードポケット
- カーボンフェース
- ツイストフェース
飛びと寛容性を生み出すテクノロジーは、ステルスのドライバーに搭載されているものと同じです。
ステルスのシンボルとも言えるカーボンシートを60枚積層したカーボンフェースも採用されています。
それに加えて、グローレ融合モデルの特徴でもあるドローバイアスは引き続き採用されていますので、スライスが出やすい方に適しています。
▼アコースティック・アジャスター
さらに打音については、国内の音響研究所との協力により、どういう音が良いかを研究していて、カーボンソールのトゥ側にアコースティック・アジャスターと呼ばれる音響パーツが搭載されています。
音響の為のパーツが組み込まれたのは、恐らく2017年の2代目M2ドライバー以来になるかと思います。
ステルスグローレ・ステルスグローレプラスドライバーの試打・評価・解説
ステルスグローレ・ステルスグローレプラスドライバーの打ち比べ試打評価
<試打クラブ>
- ステルスグローレドライバー:10.5° Fujikura SPEEDER NX for TM S
- ステルスグローレプラスドライバー:10.5° ツアーAD PT-6 S
ステルスグローレとステルスグローレプラスの両方のドライバーを二人のゴルファーが試打・評価されています。
ステルスグローレシリーズの特徴を解説&プロが試打・評価
テーラーメイドによる公式動画で、田中秀道プロ、松森彩夏プロによる試打・評価、そして、テーラーメイドスタッフによるヘッド構造・特徴の解説が詳しくされています。
ステルスグローレドライバーの特徴・スペック・シャフト
ステルスグローレドライバーは、従来のMグローレ・SIMグローレの後継モデルです。
プラスとの違いは、ペンシルネックで可変スリーブが搭載されておらず、より軽量で長尺な点、そして、11.5°の高打ち出しスペックがある点も見逃せません。
楽に振れて、オートマチックにつかまって、ドローが出やすいモデルです。

スペック
- ロフト角:9.5、10.5、11.5°
- ライ角:58°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:46インチ
シャフト
シャフト | 硬さ | シャフト重量 | クラブ重量 | トルク | バランス | 調子 |
---|---|---|---|---|---|---|
FUJIKURA SPEEDER NX for TM |
S | 約48 | 約278 | 6.7 | D3 | 先中 |
〃 | SR | 約45 | 約275 | 7 | D3 | 先中 |
〃 | R | 約43 | 約272 | 7.2 | D3 | 先中 |
ステルスグローレプラス ドライバーの特徴・スペック・シャフト
ステルスグローレプラス ドライバーは、ステルスグローレドライバーにカチャカチャ式と呼ばれる可変スリーブが搭載されていて、ロフト角・ライ角・フェース角の調整機能が可能なモデルです。
クラブ長さも軽量な標準シャフトでは45.75インチとやや長めですが、公式サイトにはDiamanaなど3種類の50g台のシャフトも掲載されていて、クラブ長さは45.25インチ、クラブ重量は301~303gと重めになります。
これまで、Mグローレ、SIMグローレの飛びを、軽さ、オートマチックなドローバイアスで敬遠されていた方も、十分検討することができます。
スペック
- ロフト角:9.5、10.5°
- ライ角:56°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.75、45.25インチ
シャフト
シャフト | 硬さ | シャフト重量 | クラブ重量 | トルク | バランス | 調子 |
---|---|---|---|---|---|---|
FUJIKURA SPEEDER NX for TM |
S | 約48 | 約281 | 6.7 | D3 | 先中 |
〃 | SR | 約45 | 約278 | 7 | D3 | 先中 |
〃 | R | 約43 | 約275 | 7.2 | D3 | 先中 |
Tour AD CQ-5 | S | 約56 | 約301 | 4.5 | C9 | 先中 |
SPEEDER NX GR 50 | S | 約57.5 | 約303 | 4.9 | D0 | 中 |
Diamana GT 50 | S | 約56.5 | 約303 | 4.6 | D0 | 中元 |
ステルスグローレ・ステルスグローレプラスドライバーの発売日・発売価格
ステルスグローレ、ステルスグローレプラス ドライバーの発売日は、2022年10月7日です。
ステルスグローレドライバーの発売価格は、¥97,900 (本体価格 ¥89,000)です。
ステルスグローレプラスドライバーの発売価格は、FUJIKURA SPEEDER NX for TMシャフトが¥101,200 (本体価格 ¥92,000)、Tour AD CQ-5、SPEEDER NX GR 50、Diamana GT 50の3種類のシャフトが¥121,000 (本体価格 ¥110,000)です。



