テーラーメイドから発売のステルスグローレとSIMグローレのドライバーについて、違いを解説します。
ステルスグローレドライバーとSIMグローレドライバー
ステルスグローレもSIMグローレも、どちらも落ち着きを持たせたモダンシックなカラーリングで、デザインのテイストが似ています。
コンセプトや対象ゴルファーの位置づけにも変更は有りません。
とは言え、ステルスグローレとSIMグローレで2年の間がありますので、ステルスグローレの方は、最新のテクノロジーが搭載されています。
また、ステルスグローレでは、シリーズで初めてドライバーが2種類となっていて、ステルスグローレプラスドライバーという可変スリーブを搭載したタイプが用意されたのもシリーズ全体としての違いとなっています。
なお、本記事で取り上げているステルスグローレドライバーは、調整機能が無いノーマルなタイプとなります。

ステルスグローレには、カーボンフェースを搭載
ステルスと言えばカーボンフェースです。ステルスグローレにも、しっかり60枚のカーボンシートで作られたカーボンフェースが採用されています。
打感はしっとり感、吸い付き感があり、ソールのトゥ側には音の響きを調整するアコースティックアジャスターも搭載され、心地良いフィーリングも備わっています。
ステルスグローレのカーボン化は、フェースだけではなく、ソール、クラウンもカーボンパーツとなっています。
さらに、SIM2で採用されたアルミリング、溶接無しのヘッドの組み立ても採用されていますので、ステルスグローレは最近のテーラーメイドの技術がしっかり組み込まれています。
アドレスした時のフェース向きは、ステルスグローレがややオープンか!?
こちらは、ヘッドを上から見た映像です。
構えた時に、SIMグローレの方はフェースがやや被り気味に見えるのに対して、ステルスグローレの方は少しだけオープンに見えます。
こちらのGDO編集部での試打動画でも、ステルスグローレを構えた時のフェースの見え方について、「ほぼほぼストレート、人によってはオープンに見えるかも」と解説されています。
主要なスペックは、全く同じ
- ロフト角:9.5°、10.5°、11.5°
- ライ角:58°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:46インチ
- クラブ重量:275g(SR)
- バランス:D3
- 調子:先中
スペックは、ロフト角、ライ角、ヘッド体積、長さ、クラブ重量、バランス、調子といった公開されている主要な値は全く同じです。
ただ、シャフトについては、Air Speeder TMからFUJIKURA SPEEDER NX for TMに変わっています。ステルスグローレでは1~2g重くなっていますが、トルクは大きくなっています。

