テーラーメイドのステルス2 HDレスキューについて、製品の特徴、試打した感想・評価を取り上げます。
ステルス2 HDレスキュー
ステルス2 HDレスキューは、ステルス2シリーズのレスキュー3タイプの中で、ハイドロー仕様のユーティリティです。
従来まで、レスキューにドローモデルはありませんでしたが、遂にステルス2で発売され、ステルス2シリーズの中でも注目のモデルです。
テーラーメイド全体でもドローモデルの位置づけが、年々、充実・格上げされていますので、それだけハイドロー仕様のニーズがあることを物語っています。
なお、3機種のレスキューは全てウッド型ユーティリティですが、ステルス2 PLUSレスキューのみアイアンに寄せた形状になっていて、ステルス2、ステルス2 HDは、所謂、タラコ型と言われる高弾道でやさしいタイプです。
アイアンライクな方が得意な方は、ステルス2 PLUSレスキューを試してみてください。

ステルス2 HDレスキューの試打・評価
ステルス2 HDレスキューをトラックマンで計測試打・評価
試打クラブは、ヘッドが4番23°、シャフトがTENSEI RED TM60 ’22のSです。
- フェアウェイウッドのHDはヘッドが大きかったが、レスキューはそんなに大きくない。
- PLUSと比べると、打音は低いけど弾いて硬め。
- 打った瞬間、いきなり球が上に上がる。PLUSの方がスピン量が多い感じがする。
- ドライバーやフェアウェイウッドほどのハイドロー感(つかまる、上がる)は無い。ノーマルなステルス2 レスキューとの差が少ない。
試打動画の中で、ノーマルなステルス2 レスキューも試打されていて、ロフトが1°立っているにもかかわらず、ノーマルな方が高弾道という結果でした。
ゴルファーのスイングとの相性もあると思いますが、HDははっきりとハイドローという感じではない可能性があるため、ノーマルとHDの両方を試打されることをオススメします。
ステルス2のレスキュー3機種をプロが打ち比べ試打・評価
▼ステルス2 HDレスキューの試打(19:53)から再生されます
- HDの方がノーマルより一回りヘッドサイズが大きい。
- 打ち出しの高さは変わらないが、最高到達点が高い。
- ユーティリティを求めている人は、スライスに悩みがある人、ロングアイアンで高さが出せない人。そういう人にノーマルよりHDの方が良い。
ステルス2 HDレスキューをヘッドスピードが違うゴルファー2名が試打
▼ステルス2 HDレスキューの試打(1:12)から再生されます
ヘッドスピードが速いゴルファーと標準のゴルファーの2名にて、ステルス2HDとステルス2のレスキューを試打されています。
興味深いのは、ヘッドスピードが速いゴルファーでは、ヘッド形状に違和感を感じていて、球がつかまっていません。
一方、ヘッドスピードが標準のゴルファーは、クラブの設計意図通りにつかまった高弾道の弾道が出ています。
ただ、ヘッドスピードが速いゴルファーでも、ノーマルよりHDの方がつかまるため、ドローバイアスの効果はヘッドスピードにかかわらず出ています。
ステルス2 HDレスキューのスペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ |
---|---|---|---|
3番 | 20 | 59 | 40.25 |
4番 | 23 | 59.5 | 39.75 |
5番 | 27 | 60 | 39.25 |
6番 | 31 | 60.5 | 38.75 |
ステルス2 HDレスキューのシャフトスペック
ステルス2 HDレスキューの公式サイトに掲載されているシャフトは、1種類のみで、ノーマルのステルス2レスキューの標準シャフトと同じです。
シャフト | 硬さ | クラブ重量 | シャフト重量 | トルク | バランス | 調子 |
---|---|---|---|---|---|---|
TENSEI RED TM60(’22) |
S | 約340 | 約68 | 2.9 | D0 | 中 |
〃 | SR | 約333 | 約61 | 3.1 | C9.5 | 中 |
ステルス2 HDレスキューの発売日・発売価格
ステルス2 HDレスキューの発売日は、2023年2月17日です。
発売価格は、TENSEI RED TM60 (’22)シャフトで¥42,900 (本体価格 ¥39,000)です。
