テーラーメイドの2023年の新作は、カーボンフェースの採用で話題を集めたステルスの続編、ステルス2です。
前年の初代ステルスは、SIM2からの移行が驚くほどスムーズに進んでいて、その中でもステルス PLUSドライバーに人気が一極集中していました。
今回のステルス2のリリースを受け、テーラーメイドの契約プロたちがどのようなドライバー選択をしているのか、調べてみました。
目次
ステルス2シリーズのドライバーは、今回も3モデルある
ステルス2シリーズのドライバーは、SIM、SIM2、そして、ステルスと同様に3モデルに分かれています。
各モデルの特徴も従来と同じで、低スピン、ノーマル、ドローバイアスとなっていますので、幅広いゴルファーに対応しています。
3モデルあるといっても、アベレージゴルファー向けのモデルも含まれていますので、PGAツアーのトッププロたちが手にするドライバーとしては、ドローモデルを除いた2モデルに集中することは予想されます。
今回、テーラーメイドの契約プロたちのドライバーが、何から何に変わったか、または、変わらなかったのかを調べてみました。
▼前年のステルスの時の調査結果はこちら
2022年のテーラーメイドPGAツアープロのドライバー使用状況
▼前年のドライバー使用状況
選手 | 使用ドライバー |
---|---|
タイガー・ウッズ | ステルスPLUS |
ダスティン・ジョンソン | ステルスPLUS |
コリン・モリカワ | ステルスPLUS |
マシュー・ウルフ | ステルスPLUS |
ローリー・マキロイ | ステルスPLUS |
スコッティ・シェフラー | ステルスPLUS |
トミー・フリートウッド | ステルスPLUS |
パク・ソンヒョン | ステルスPLUS |
マリア・ファッシ | ステルスPLUS |
チャーリー・ハル | ステルスPLUS |
シエラ・ブルックス | ステルスPLUS |
ブルック・ヘンダーソン | ステルスPLUS |
ネリー・コルダ | TSi1 |
こちらは、ステルス2がリリースされる前の2022年のドライバー使用状況です。
ネリー・コルダーのみ、2022年にはタイトリストと契約していたため、タイトリストのTSi1ドライバーですが、2022年にテーラーメイドと契約していた上記の選手は、男女問わず、全員がステルスPLUSドライバーを選択しています。
その前の年のSIM2シリーズの時は、SIM2 MAXドライバーを選択する選手もいましたが、よりハードになったステルスシリーズにもかかわらず、SIM2 MAXに相当するステルスドライバーを選択する選手がいなかったのは意外な結果です。
それでは、ステルス2がリリースされた2023年にどうなったのかを見てみましょう。
テーラーメイド契約PGAツアープロによるドライバー使用ランキング
13名のテーラーメイド契約プロたちのドライバーを、使用数が多い順に紹介します。
ちなみに、全員がステルス2シリーズに移行していて、それより前のステルス、SIM2、SIMを使用している選手は一人もいませんでした。
第1位 ステルス2 PLUSドライバー
特徴
PGAツアーのプロたちに圧倒的な人気があるのは、最もハードはステルス2 PLUSドライバーです。
操作性・低スピン性能に加えて、ウェイト調整機能によりドロー・フェードの微調整が行える点も好まれているようです。
▼ウェイト調整機能の実例は下記にまとめてあります
使用しているプロゴルファー
- タイガー・ウッズ
- ダスティン・ジョンソン
- コリン・モリカワ
- ローリー・マキロイ
- スコッティ・シェフラー
- トミー・フリートウッド
- マリア・ファッシ
- チャーリー・ハル
- シエラ・ブルックス
- ブルック・ヘンダーソン
第2位 ステルス2ドライバー
特徴
前年の初代ステルスでは、ステルスPLUSドライバー1本に人気が集中しましたが、今回は、寛容性を持たせたステルス2ドライバーも選択されています。
使用しているのは、マシュー・ウルフ、パク・ソンヒョンの2名です。
この2名は、前年はステルスPLUS、前々年はSIM2を選択していましたので、寛容性を好んだのか、低スピン性能を少し落としたかったのかといったところだと思われます。
使用しているプロゴルファー
- マシュー・ウルフ
- パク・ソンヒョン
第3位 ステルス2 HDドライバー
特徴
ステルス2シリーズの中で、HDは他の2機種と特徴が大きく異なっています。
アマチュアゴルファーをターゲットとしたモデルで、フェードバイアスなテーラーメイドでありながら、ハイドロー仕様でつかまりと球の上がりやすさを持たせたドライバーです。
ラインナップ上は、ステルス2ドライバーが真ん中のニュートラルなモデルということになりますが、市場では、HDが実質的なニュートラルモデルと捉えられています。
このモデルを選択しているネリー・コルダーは、前年まで契約していたタイトリストでも、最もやさしいTSR1ドライバーを選択していましたので、ハイドローモデルを好むようです。
使用しているプロゴルファー
- ネリー・コルダー
まとめ
ステルス2シリーズでは、意外にも3モデル全てに使用状況がばらけた結果となりました。
ステルスからステルス2になったことで、全体的にやさしくなっているにも関わらず、ステルスPLUSからステルス2へ移行しているケースが出ている点は興味深いところです。
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