ゴルフ用のレーザー距離計「Ultra-mini U800」について、詳しく解説します。
筆者評価(良い点・気になった)、一般の口コミ(ポジティブ・ネガティブ)、市場での最安値をまとめましたので、「Ultra-mini U800」を中立的な視点で把握できる内容となっています。
また、同時に発売されているUltra-mini U1000PROとの違いについても取り上げています。
本記事で分かること
- Ultra-mini U800の機能・スペック・使い方
- Ultra-mini U800 と U1000PROの違い
- Ultra-mini U800の筆者評価(良い点・悪い点)
- Ultra-mini U800の口コミ(良い・悪い点)
- Ultra-mini U800の最安値
目次
Ultra-mini U800の概要
特徴と機能
EENOUR(イーノウ)は、アウトドア用品などで知られる家電メーカーで、ゴルフ用のレーザー距離計も手掛けています。
2023年4月時点で、5機種が現行モデルとして発売されていまして、充実した商品ラインナップが特徴となっています。
本記事で取り上げているUltra-mini U800は、2023年に発売のモデルで、外観が同じUltra-mini U1000PROと比べると、機能・性能面で下位のモデルとなります。
≫ 【2023年】ゴルフ レーザー距離計 おすすめ10種をランキングで比較・紹介!失敗しない選び方も徹底解説
<主な特徴・機能>
- 黒色表示
- 高低差機能(高低差を考慮)
- 高低差機能のON・OFF
- 高低差機能の使用有無の表示
- フラグロック(ピンサーチ)
- 測定完了の振動通知
- 充電式
- 専用ポーチ
Ultra-mini U800は、高低差機能、ピンサーチ機能、振動通知など、一通りの便利機能が搭載されています。
名前からも分かる通り、非常にコンパクトな造りとなっていますので、日本人の手に馴染みやすく、ポケットに入れておけるサイズで携帯性にも優れています。
価格も最安値は2万円を切りますので、コスパに極めて優れています。
Ultra-mini U800がおすすめなゴルファー
先に結論をまとめてしまいますと、Ultra-mini U800がおすすめなゴルファーは、以下のニーズを持たれた方となります。
- 軽量・コンパクトなものが良い
- デザインをかなり重視
- 予算は2万円前後
- 一通りの便利機能(高低差考慮、ピンサーチ)は欲しい
上記のニーズが概ね当てはまる方は、Ultra-mini U800の良い点・気になる点、市場での評価(口コミ)をまとめてありますので、この先もお読み頂いて、購入の際の参考にしてみてください。
Ultra-mini U800とU1000PROの違い
兄弟モデルとも言えるU1000PROとの違いについて、先に説明しておきます。
先に筆者の見解を述べてしまいますと、価格差が大きい割に、中身にそれほどの差がないため、断然、U800がオススメです。
▼U800とU1000PROの主な違い
モデル | U800 | U1000PRO |
---|---|---|
最大測定距離 | 800m | 1,000m |
OLED表示 | 黒1色 | 赤・緑の2カラー |
昼夜使用 | 昼 | 昼・夜 |
OLED透過率 | 85% | 95% |
明るさ調整 | なし | 4段階 |
レンズ倍率 | 6.5倍 | 6倍 |
重量 | 128.5g | 127g |
収納ケース | マグネット式・横向き | ジッパー式・縦向き |
通常価格 | 22,980円 | 37,980円 |
書き出すと違いは多いように見えますが、注目点は、表示色が黒(単色)か赤緑(2カラー)かです。もう一つ付け加えるとすれば、明るさ調整の有・無です。
それでいて、価格差は1万5千円と見過ごせないぐらいの開きがあります。
要するに、2カラー表示、輝度調整による見やすさに、1万5千円を上乗せするかどうか?という話になります。
U800の方でも透過率が85%と優れていますが、見やすさにトコトン拘りたい方は、U1000PROを検討してみてください。
Ultra-mini U800の良い点
良い点① コンパクト+軽量
「Ultra-mini U800」という名称だけあって、真に「超ミニ(ultra mini)」です。
上図の通り、クレジットカードとほぼほぼ同じサイズというコンパクトさですから、ポケットに入れたままでもプレーできてしまいます。
▼軽量・コンパクトモデルとの比較
モデル | サイズ (mm) |
体積* (cm3) |
重量 (g) |
---|---|---|---|
EENOUR Ultra mini U800 |
94.5×55×33 | 172 | 128.5 |
Shot Navi レーザー スナイパー nano |
89x50x30 | 133 | 112 |
GOLFBUDDY GB LASER atom |
84×57×31 | 148 | 125 |
CaddyTalk minimi |
92×58×31 | 165 | 135 |
ボイスキャディCL2 | 103.4×65.5×34 | 230 | 144 |
Shot Navi レーザー スナイパー X1 Fit2 1000 |
89x72x36 | 230 | 138 |
筆者が小型・軽量のレーザー距離計としてまとめているランキングと比較してみると、重量は3番目、サイズは4番目に入りますのでとても優秀です。
実際にこの後で紹介する口コミの中でも、小ささ軽さに関する高評価が多く、満足度の高さが伺えます。
良い点② reddotデザイン賞受賞の秀逸なデザイン
U800は、ドイツのプロダクト・アワードである「レッド・ドット・デザイン賞」を受賞していて、外観のスタイリッシュな美しさが際立ちます。
レーザー距離計はプラスチック素材のものが多い中、軽量金属素材が用いられていて、質感の良さも優れています。
現時点で格好良さではNo.1ではないかと思いますので、このデザインが気に入られた方、外観の良さから来る所有感を大事にされる方に、とてもオススメです。
良い点③ コスパが良い
U800は、ピンサーチ機能、高低差機能、高低差OFF機能、振動通知機能など、一通りの便利機能はしっかり搭載されています。
それに加えて、コンパクト・軽量設計、ドイツのデザイン賞受賞の秀逸なデザインが備わっていて、価格は2万円前後に抑えられています。
コスパの良さを重視される方で、予算2万円ぐらいで考えられている方には、満足度が高いモデルだと思います。
Ultra-mini U800の気になった点
気になった点① 高低差機能は簡易
U800は、高低差機能が搭載されていますので、打ち上げ・打ち下ろしの際に、どのぐらいの距離と思って打てば良いかを教えてくれます。
なお、この高低差を加味した打つべき距離の算出については、直線距離に高低差を足した(打ち下ろしの場合は引いた)値で出しているように見えます。
実際、上図の例を見ると、足し合わせで算出しているように見えますし、算出にアルゴリズムを適用しているという説明は見受けられませんでした。
158(直線)+28(高低差)=186(打つべき距離)
ただ、「打つべき距離」は、アルゴリズムを適用したものであっても、算出方法はメーカーによって異なりますし、ゴルファーの弾道(打ち上げ角・スピン量)によっても異なります。
あくまで参考的な数値でしかないと考えれば、高低差も表示されますので、このような簡易算出でも十分ではないかと思います。
気になった点② U1000PROとの違い
冒頭で兄弟モデルのU1000PROとの違いについて触れました通り、表示の見やすさに違いがあります。
▼U800とU1000PROの主な違い
モデル | U800 | U1000PRO |
---|---|---|
OLED表示 | 黒1色 | 赤・緑の2カラー |
昼夜使用 | 昼 | 昼・夜 |
OLED透過率 | 85% | 95% |
明るさ調整 | なし | 4段階 |
通常価格 | 22,980円 | 37,980円 |
スコープ内の表示が、U800では黒1色なのに対して、U1000PROは赤と緑の2色カラーで、さらに透過率が10%高く、明るさ調整の機能も備わっています。
筆者としては、見やすさが1万5千円に見合うかと考えた場合、U800も透過率が85%で見やすい方に入りますので、U800の方をオススメします。
ただ、見やすさをとても重視したい方、赤・緑の2色表示に惹かれる方は、U1000PROの方を検討してみてください。
Ultra-mini U800の使用者による口コミ
ポジティブな評価
測定が速い、ピンサーチも速い
- 夜の打ちっぱなしで試した時は少し暗いかなと思いましたが、本日ラウンドで使用しましたら何ら問題はありませんでした。
- 測定は早いです、ピンサーチも早いので手振れ無しでも問題ありませんでした。
- サイズは小さくてとても良いです。
オートパワーオフなので測定後の電源切り忘れがない
- ケースも含めてコンパクトで持ち出しやすいです。
- また、オートパワーオフなので測定後の電源切り忘れによる電池消費が無いのもうれしいです。
- 意外だったのは物体の速度測定機能…ゴルフ以外の場所で活躍するシーンがあるのも良い。
高級感がある
- コンパクトで高級感があり、以前使用していたものより計測が格段に速いです。
- 使い勝手も簡単・正確でした。
表示が非常にクリア
- 私が使ったゴルフレーザー距離計は、とても使いやすく、軽量で持ち運びも楽でした。
- 高透過レンズと6倍望遠機能があり、非常にクリアな表示で、距離の測定が正確でした。
- 専用ケースも付属しているので、保管や持ち運びも便利です。
よく見える
- 父へのプレゼントで購入。少し老眼なので心配していましたが、よく見えるとの事で大変気に入っているようです。
- 軽くて使いやすくてデザインもかっこいいですね。
ネガティブな評価
表示色が黒で少し見にくいと感じる時があった
- レーザー自体は反応が良くスムーズに動作してくれますが、表示色が黒で少し見にくいと感じる時がありました。
- 他レーザーと比較していないので正確性はわかりませんが、明らかにおかしい数値が出ることはありませんでした。
ボタンの押しやすさ
- ボタンも見た目が良くなりカチッとした押し心地ですが、前の方が押しやすいですね!
Ultra-mini U800の構成内容(本体・付属品)
- 本体
- 専用ケース
- 充電用USB Type-Cケーブル
- 拭きシート
- 取扱説明書
Ultra-mini U800のスペック
計測範囲 | 3~800メートル (3~874ヤード) |
測定精度 | ±1メートル |
測定スピード | 0.06秒 |
ピンサーチ機能 | 〇 |
高低差計測 | 〇 |
高低差機能の使用有無の表示 | 〇 計測中にランプが点灯 |
振動通知 | 〇 |
手ブレ補正 | - |
電源 | 充電式 |
充電時間 | 約2時間 |
電源自動OFF | 〇(20秒) |
ディスプレイ表示色 | 黒(1色) |
明るさ調整 | - |
サイズ | 94.5×55×33mm |
重量 | 128.5g |
防水 | IP54 |
保証期間 | 1年 |
Ultra-mini U800の発売価格
Ultra-mini U800の当記事を執筆した時点での小売価格は、Amazonで17,980円、楽天で22,980円でした。
どちらのEENOUR公式ショップによる販売ですが、何故かAmazonの方が大幅に安く出品されていますので、よほどの理由が無い限りAmazonで購入されることをオススメします。