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初心者の80%がスライスに悩んでいる!?
ゴルフは見ていると簡単そうですが、やってみると意外に難しいスポーツの一つです。特に、ゴルフを始めたばかりの時は、殆どの人がスライスに悩まされているのではないでしょうか?
実際にどれぐらいのゴルファーがスライサーなのかは、まず自覚の有無、そして、どの程度の改善でスライサーから脱したかの判断にもよりますが、「初心者の80%ぐらいがスライサー」とよく言われています。
スライスを改善するには、クラブ選びも重要!
スライスを直すには、原因を把握して、改善に向けた練習を積み重ねて、スイングを修正すれば良いのですが、なかなか思うようにいかないのも現実です。
基本的にはスイング修正が重要ですが、一方で道具の選択にも配慮が必要です。例えば、ゴルフクラブの中には、スライサー専用のモデルというものがあります。
テーラーメイドやキャロウェイの有名モデルでは、スライサー専用モデルがある!
テーラーメイドの大人気モデル、M6ドライバーやM4ドライバーでは、D-TYPEというモデルが正式に存在します。残念ながらテーラーメイドのD-TYPEは日本での発売がないため、存在をご存知の方はUSモデルの専門店で購入しています。
また、キャロウェイのROGUEシリーズから発売されているアジア向けモデル、ROGUEスタードライバーは、アメリカではドローモデルとして発売されています。
PINGのG400、G410シリーズでも、スタンダードモデルの他に、SFTモデルというドロー仕様のモデルが発売されています。
スライサー専用モデルは、全て重心角が大きい!
スライサー向けモデルの特徴は、ヒール側(ヘッドのシャフト軸が刺さっている辺り)に重量配分されていて、重心角が大きくなっています。
重心角とは?
重心角とは、下記の図の角度のことを指しまして、クラブをテーブルの上にヘッドをはみ出して置いた時に、ヘッドの重み(重心位置)により回転して落ち着く角度を言います。
重心角が重要な理由
重心とは均衡(バランス)がとれる位置を意味します。簡単に言えば、自然な状態・戻りたい状態です。すべてのゴルフクラブは正の値の重心角を持っていますが、構える時は人間が意図的に重心角0°の状態にします。
スイングに入ってトップでフェースが開いてしまったフェースを、インパクトの際に戻してあげないと、フェースが開いたままオープンで衝突して、右に出る・右スピンがかかるといった症状が出ます。
この時、重心角が大きければ、フェースの向きを戻そうとする力が大きく働きやすくなります。結果、フェースが閉じることで、スライスが改善されます。
スライサーは重心角が大きいドライバーを選ぶべき!
スライサーの方は、なかなかスイングの改善だけではスライスが解消されない場合は、とにかく重心角が大きなドライバーを選ぶことが重要です。
もし、現在、重心角が小さめのクラブを使っているならば、スイング改善よりも先にクラブ変更を検討すべきと言えます。
重心角はどのぐらいの角度があれば良いか?
重心角が大きい・小さいの具体的な定義はありませんが、一般的に現在のドライバーの重心角は大凡21~23°ぐらいと考えて良いでしょう。スライサー向けのドライバーとしては、重心角が27°以上のものを選ぶと良いでしょう。参考までに、現在スライサー向けに重心角の大きさをアピールしているクラブは、軒並み30°を超えています。
これはかなりの大きさの重心角となり、スライス改善に大きく効果を発揮するように働いてくれます。スライスに悩んでいる方は、重心角の大きなドライバーを検討してみると良いでしょう。
重心角が大きいドライバー
重心角が大きいドライバーについては、こちらの記事でまとめてありますので、参考にしてみてください。
重心角以外のスペック項目についても、スライスとの関係を知りたい方は、下記投稿をご覧ください。