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Qi10 MAXレスキュー|試打・評価|4つのポイントで解説|飛距離よりも高さ優先のクラブ

4.5
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テーラーメイドのQi10 MAXレスキューについて、注目したい4つのポイント、試打・評価を取り上げます。

前年の相当モデルに当たるステルス2 HDレスキューとの違いについても解説しますので、Qi10 MAXレスキューの特徴や位置付けが分かる内容となっています。

Qi10 MAXレスキューの4つの特徴

「Qi10シリーズ」のレスキューは、前年の「ステルス2」と同じく3タイプに分かれています。

  • Qi10 ツアー レスキュー
  • Qi10 レスキュー
  • Qi10 MAX レスキュー

本記事で取り上げているQi10 MAXは、ドライバー、フェアウェイウッドと同様に3タイプの中で最も優しいモデルです。やさしさという視点でみれば、ステルス2 HDの後継モデルと言われています。

ただ、これもドライバー、フェアウェイウッドと同様に「ハイドロー」を謳った燃えるではないため、位置付けそのものは寛容性(Qi10 MAX)とハイドロー(ステルス2 HD)という違いはあります。

特徴① Qi10 MAXは高が上がるが飛距離は出しにくい

前作のステルス2 HDは、High Draw(ハイドロー)の味付けが特徴のモデルでしたが、Qi10 MAXは、モデル名からHight(ハイ)もDraw(ドロー)も消えています。

ただ、弾道特性に関しては、ヘッド形状が薄く平べったく投影も大きいことから、見た目通り上がりやすさが優れています。さらにスペックそのものもMAXはロフトを寝かせてありますので、より球が上がりやすくなっています。

球が上がりやすく、ロフト種類も多いので(20°・23°・27°・31°)、アイアンが苦手な方にオススメ!

逆に言えば、打ち出しが高くスピンも入る分、弾道は上に行きやすいため、前に強い球で飛ばしたい方にとっては、真逆の特性となっています。

つまい、ユーティリティで飛ばしたい方には不向きですが、とにかく浮かせたい方には向いています。

特徴② つかまりの良し悪しは、スイングタイプによる

▼左から、ツアー、ノーマル、MAX

ヘッド形状は、Qi10 MAX(上図の右)が極端にシャローになっています。

ユーティリティとしても、かなり投影が大きく取られています。

深重心で慣性モーメントを大きくしてありますので、開閉を伴うスイングタイプの方は、後ろが重くてスクエアインパクトがし辛い可能性があります。

どちらかと言えば、そのままヘッドを引いて、シャットにスイングするタイプの方が扱いやすいユーティリティです。

特に、ヘッドの開閉を伴う方で、右へのミスが出やすい方は、深重心で重心距離が長い分、右へのミスが出やすい可能性がありますので、事前に試打して確認されることをオススメします。

ヘッドの開閉が少ない人が扱いやすい!

標準的なレスキューよりも1°ロフトを寝かせてありますので、そもそも打ち出しの高さが出やすくなっている点も大きな特徴です。

特徴③ 0.5インチ長くなり、バランスも0.5ポイントアップ

▼3番 SRスペックのクラブスペック

モデル ステルス2 HD Qi10 MAX
クラブ重量 333g 335g
シャフト重量 61g 60g
グリップ重量 42g 47.5g
クラブ長さ 40.25″ 40.75″
バランス C9.5 D1.5

フェアウェイウッドのMAXと同様、前作に当たるステルス2 HDと比べると、グリップ重量が大きくなっていることが分かります。

つまり、ヘッド側の重量負荷が相対的に軽くなっているはずですが、フェアウェイウッドと違って、レスキューはクラブ長さが0.5インチ長尺になっていて、バランスは反対に大きくなっています。

バランスはヘッドの重量感を表しますので、ステルス2 HDレスキューと比べると、クラブは長く、ヘッドは重く感じるということになります。

もし、短いクラブ、先端が軽いクラブが得意と言う方は、Qi10 MAXレスキューよりもステルス2 HDレスキューの方が扱いやすい可能性がありますので、前作(ステルス2)も検討に含めてクラブ選びをされることをオススメします。

Qi10 MAXレスキューの試打・評価

Qi10 MAXレスキューをトラックマンで計測試打・評価

試打クラブは、Qi10 シリーズのレスキュー全3タイプで、本記事で取り上げているQi10MAXレスキューは、ロフト角が4番(23°)、シャフトが純正のディアマナ BLUE TM60 Sです。

  • ツアーやノーマルと比べると平べったい。キャロウェイのAPEX UW、タイトリストのTSR1と似ている。
  • 弾道もAPEX UWも似ている。球のつかまりはQi10 MAXの方が良いが、シャフトの影響かもしれない。
  • それほど芯が広いという感じではないが、球が上がりやすい。ノーマル、ツアーとなると球が低くなっていく。

Qi10・Qi10 MAXレスキューを試打・評価

<Qi10 MAX レスキューの試打・評価>

  • とにかく弾道が高い。
  • 何処に当たってもスピンが入る。
  • ロフトがある分、飛ばない。
  • ヘッドが大きすぎて、動かしづらい。

Qi10 MAXレスキューのスペック

クラブスペック

番手 ロフト角 ライ角 長さ
3番 20° 59° 40.75″
4番 23° 59.5° 40.25″
5番 27° 60° 39.75″
6番 31° 60.5° 39.25″

シャフトスペック

シャフト 硬さ クラブ重量 シャフト重量 トルク バランス 調子
Diamana
BLUE TM60
S 約344 約68 2.8 D2
R 約335 約60 3.0 D1.5

※3番のスペック

Qi10 MAXレスキューの発売日・発売価格

Qi10MAXレスキューの発売日は、2024年2月2日です。発売価格は50,600円です。

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