サイト内に広告が表示されることがあります

P7CBアイアンの試打・評価・感想|打感が良いツアー向けアイアン

この記事は約6分で読めます。

テーラーメイドのP7CBアイアンについて、製品の特徴、試打した感想・評価を取り上げます。

P7CBアイアンの特徴

特徴① 実質的にP7MCの後継!ブレードは長くなっている

※左からP7CB、P7MC

P7CBアイアンはこれまでに無い新しい名称のアイアンです。

ただ、全くの新しいアイアンというわけではなく、位置づけとしては上級者向けの軟鉄鍛造のツアーキャビティで、実質的には前年の2023年に発売されているP7MCアイアンの後継と言って良いでしょう。

実際、USサイトではアイアンの比較表の中でP7MBのとなりにP7CBがあり、P7MCは掲載がありません。

<ブレード長の比較>

モデル P7MC
(2023)
P7CB
(2024)
P770
(2024)
ブレード長 75.4mm 76.2mm 76.4mm

P7CBの位置づけを知る上で把握しておきたいのがブレード長です。

前作のP7MCと比べると、0.8mm長い76.2mmとなっています。以前にP760アイアンというモデルがありましたが、それと同等ということになります。

次に、同時に発売されているP770アイアンの2024年モデルですが、こちらはモデル名を否定するぐらい短くなっていて、76.4mmです。

つまり、P7CBとP770は0.2mmの差で、ほぼ同じぐらいのブレード長となっていて、同時に並べて見ないと違いがわからない人も多いと思います。

P7CBアイアンは、軟鉄鍛造のツアーキャビティという位置づけは変わりませんが、ブレード長はP770アイアンの方に大きく寄っていて、構えた時の見え方はやさしい方向にシフトしています。

特徴② 異素材を取り入れているが、打感は相変わらず良い!

*出典:taylormadegolf.jp

最近のアイアンはハイテク化が進んでいて、ポケキャビ、中空、一枚物の垣根がなくなっていて、単純に表現し辛くなっています。

「軟鉄鍛造のツアーキャビティ」という表現が一番的を得ていますが、上図にもある通りタングステンとセラミックが内部に内蔵されていて、重心位置を人工的に最適コントロールしてありますので、良く言われる「混じりっけなしの一枚物」ではありません。

さてここで気になるのは打感ですが、異素材2つが入っていることは、打っていて感じることはないでしょう。

通常の2倍以上の2000tプレス機を使用しS25C軟鉄素材を繰り返し5回鍛造することで密度の高い鉄を生み出し、軟鉄ならではのやわらかく研ぎ澄まされた打感を提供。

※引用:taylormadegolf.jp

素材の扱い方にも拘っていますので、軟鉄鍛造の極上の打感は維持されています。まさにフィーリングを重視される方向けの上級者向けアイアンです。

特徴③ キャビティがあっても、決してやさしくはない!ただしP770とのコンボは検討したい

テーラーメイドには、上級者向けの軟鉄鍛造のアイアンとして、P7MBとP7CBの2モデルあり、P7MBがマッスルバックなのに対して、P7CBはキャビティがあり寛容性を備えています。

こういうとお助け要素が強いように思うかもしれませんが、小顔・ストレートネック・薄いトップライン・締まったソール幅で、ツアープロ向けのアイアンです。

寛容性という意味では、ツアープロの感じ方としてP7MBよりもあるという程度です。

基本手にはミスはミスとして表れますし、打感と操作性の両方を高いレベルで求める方向けのアイアンです。

なお、特徴①のところでブレード長に触れた通り、P770アイアンとサイズ感は近くなっています。そして、6~9番までのスペック(ロフト・ライ・長さ)はP7CBとP770では全く同じです。

そのため、上の番手だけP770アイアンとのコンボにして、中空のやさしさ、飛び、球の上がりやすさを取り入れる方法も検討したいところです。

P7CBアイアンとP770アイアン 2024の違いを比較
テーラーメイドから同時に発売されているP770アイアン 2024とP7CBアイアン。 P7CBアイアンはこれまでにないモデルで、P770は2017年から数えて4代目モデルです。 この2機種について特徴...

P7CBアイアンの試打・評価

試打ラボしだるTVの石井プロが、P7CBアイアンを試打されています。同時発売のP770アイアン 2024も同じ日に試打されていますので、両モデルの違いにも触れながら評価されています。

  • P7MCとおなじぐらい小ぶり。
  • 打感は、売れているキャロウェイのX-FORGEDと同じぐらい良い。人によってはP7CBの方が良いと感じると思う。
  • 球の上がりやすさ、寛容性は、P770の方がある。P770よりスピンが入るが、球が上がり辛い。
  • 打感良し、顔良し。こういうクラブを使えるパワーがある人たちにとっては、良いクラブ。

P7CBアイアンのスペック

クラブスペック

番手 ロフト角 ライ角 長さ
#3 20 60.5 39
#4 23 61 38.5
#5 26 61.5 38
#6 29 62 37.5
#7 33 62.5 37
#8 37 63 36.5
#9 41 63.5 36
PW 46 64 35.75

シャフトスペック

シャフト フレックス 重量 トルク 調子
N.S.PRO MODUS3
TOUR 105
S 106.5 1.7
Dynamic Gold
MID 115
S200 115

P7CBアイアンの発売日・発売価格

P7CBアイアンの発売日は、2024年9月6日です。発売価格は以下の通りとなっています。

  • N.S.PRO MODUS3 TOUR 105
    5本セット(6~PW):148,500円
    単品(3、4、5):29,700円
  • Dynamic Gold MID 115
    5本セット(6~PW):148,500円
    単品(3、4、5):29,700円
P7CBアイアンとP770アイアン 2024の違いを比較
テーラーメイドから同時に発売されているP770アイアン 2024とP7CBアイアン。 P7CBアイアンはこれまでにないモデルで、P770は2017年から数えて4代目モデルです。 この2機種について特徴...

 

タイトルとURLをコピーしました