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コブラ 2025 DS-ADAPTシリーズ ドライバーの評価|4タイプの違いを比較|スペック・発売日・発売価格

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コブラの2025年モデル「DS-ADAPT」シリーズ。

ドライバーは前作から1タイプ増えて、全4タイプのラインナップとなっています。

各タイプの弾道や形状の違い、特徴、スペック、発売日、発売価格など詳細をまとめました。

▼前作のDARKSPEEDドライバー 3タイプの評価解説

コブラ 2024 DARK SPEEDシリーズ ドライバーの試打・評価|3タイプの違いを比較|スペック・発売日・発売価格
コブラの2024年モデル「DARK SPEED(ダークスピード)」シリーズ。 ドライバーは前作同様の全3タイプのラインナップとなっています。 各タイプの弾道や形状の違い、特徴、スペック、発売日、発売価...

DS-ADAPTのドライバーは4タイプ

▼左からLS、X、MAX-K、MAX-D

コブラゴルフの2025年モデルは、「DS-ADAPT」です。

前年がDARKSPEEDでして、DSはDARKSPEEDの略だと見られていますので、実質的にDARKSPEEDの2代目と見て良いでしょう。

テーラーメイドやキャロウェイでは2代続くケースが殆どですが、最近のコブラでは異例です。

タイプ 特徴
LS 低スピンタイプ。
ウェイトは前方の左右に1つずつ、後方に1つ搭載。
X 高MOIと低スピンを併せ持ったタイプ。
ウェイトは前方と後方に1つずつ。
MAX-K 10K(縦横の慣性モーメントの合計が10,000越え)タイプ。
ウェイトは後方に1つ。
MAX-D ドロータイプ。
ウェイトは前方ヒールに1つ。

前作ではLS、X、MAXの3タイプでしたが、MAXがMAX-Dとなり、新たにMAX-Kが加わっています。

MAX-Kは昨年来、ドライバー市場を席捲している10Kタイプで、縦・横の慣性モーメントの合計値が10,000g・cm2を超えている超高MOIドライバーです。

PING、テーラーメイド、本間などが10Kを発売していて、コブラもその市場の流れに沿った形と言って良いでしょう。

位置付けとしては、XとMAX-Dの間と言えますので、前作でXとMAXを使っていた方は、合わせてMAX-Kも検討対象に入ってくると思います。

DS-ADAPTシリーズ ドライバー4タイプの共通の特徴

共通のテクノロジーとしては、前作に引き続いて、エアロ設計、HOTフェースが進化したものが搭載されています。大きな変更点としては、スリーブが大幅に変わり、調整ポジションが8から33に細分化されています。

Future Fit 33

キャロウェイやタイトリストのウッドを使ったことがある方であれば、このネックを見ただけで一目瞭然かと思います。

*出典:cobragolf.com

コブラは前年まで、多くのメーカーで採用されている8ポジションのスリーブでしたが、2025年のDS-ADAPTからスリーブがロフト角用とライ角用でパーツが分かれています。

これにより、ロフト角とライ角を個別に調整できる形になりましたので、33通りの調整が可能となっています。

さらに、角度調整を行ってもフェース角が保たれる仕組みも採用されていますので、オープンやクローズになることを考慮せずに調整機能を使うことができます。

アドバンスド・エアロダイナミック・デザイン

*出典:cobragolf.com

DS-ADAPTにもエアロデザインが採用されています。

空力を考慮して抵抗を抑えてヘッドが動きますので、ヘッドスピードアップに貢献してくれます。

なかなか空力を実感することは難しいですが、エアロデザインは必ず採用されていますので、コブラとしては効果があることを確認していて、外せないテクノロジーなのでしょう。

ラージH.O.T.フェースインサート

*出典:cobragolf.com

H.O.T. フェース テクノロジーを採用した大型の鍛造フェース インサートにより、フェースの柔軟性が向上しています。

これにより、フェースの中心付近でのボールスピードが向上しています。

DS-ADAPTシリーズ ドライバー4タイプの違いを比較

弾道の違い

タイプ LS X MAX-K MAX-D
打ち出し
寛容性 低~中 極高
スピン量 低~中 低~中
弾道 F F~N N N~D

LS、Xについてはヘッド特性は前作のDARKSPEEDと同様です。LSが低スピンで操作性が高く、Xは寛容性を少し持たせてあります。テーラーメイドやキャロウェイの低スピンタイプとスタンダードタイプの関係と同じです。

MAX-KとMAX-Dについては、前作のMAXがMAX-Dよりではあるものの、二分したといった方が近いと思います。

MAX-Kは寛容性を強調していて、MAX-Dはつかまりを強調しています。

ヘッド形状の違い

▼左からLS、X、MAX-K、MAX-D

こちらはクラウンの映像を並べたものです。

LSとXは洋ナシ型で、特にLSは後方までが短くディープ設計になっていますので、低スピンと操作性を求める方に好まれる形状です。反対にXはストレッチバックしていますので、LSと比べて寛容性が感じられます。

MAX-Dはヒール側が膨らんでいて、構えた時につかまりの良さを感じられます。ヒール側の内外にウェイトが搭載されていて、重量配分もドローバイアスになっていますので、スライス気味の方に適しています。

なお、コブラのウッドはアスリート志向が強いため、どスライスを修正してくれるようなドライバーではないことは踏まえて置きましょう。

ウェイトの違い

▼左からLS、X、MAX-K、MAX-D

前作のDARKSPEEDでは、3タイプ全てに複数のウェイトがあり、重量が異なっていたため、ローテーションにより重心切替が可能でした。

しかし、DS-ADAPTでは、LSとXのみ複数となっていて、MAX-KとMAX-Dでは1つのみとなっています。

タイプ LS X MAX-K MAX-D
前方ヒール 10g 10g
前方センター 3g
前方トゥ 3g
後方 3g 10g 10g

LSとXでは、10gと3gの組み合わせになっていますので、10gのウェイトを置く位置を変えることで、重心を切り替えることができます。

デフォルトではLSではヒール寄り、Xでは後方に10gがあり、やさしい設定になっています。

スペックの違い

タイプ LS X MAX-K MAX-D
ロフト角 9.0/10.5° 9.0/10.5° 9.0/10.5/12.0° 10.5/12.0°
ライ角 57/57° 57/58° 58/59/59° 61/61°
ヘッド体積 445cc 460cc 460cc 460cc
長さ 45.5″ 45.5″ 45.5″ 45.5″

前作ではLSでも460ccでしたが、DS-ADAPTでは見た目がディープなだけでなく、ヘッド体積が445ccになっています。

一方、前作のDARK SPEEDではロフト角に8.0°が追加されていましたが、DS-ADAPTでは再び無くなっていて、低スピンタイプのLSでも9°か10.5°の2種類となっています。

DARKSPEED LSで8.0°を使っていた方は、球が上がり過ぎてしまうという懸念がありますが、可変スリーブによる角度調整が細かく行えるようになりましたので、こちらで対応することができそうです。

ちなみにクラブ長さは45.75インチから45.5インチになり、0.25インチの短尺となっています。

DS-ADAPTシリーズ ドライバー4タイプの特徴・スペック

DS-ADAPT LSドライバー

特徴

  • 操作性とコントロール性能
  • 低スピン・低打ち出し
  • 445ccの小振りなヘッドで、上級者向け

445ccの小振りでハイバックなディープヘッドで、低スピン性能と操作性が高い。

ウェイトはフロントのトゥ・ヒールに1つずつ、バックに1つで、合計3つ搭載。

ウェイト配置の入替により、スピン量、打ち出し高さ、つかまりなどを調整が可能。

スペック

  • ロフト角:9、10.5°
  • ライ角:57、57°
  • ヘッド体積:445cc
  • 長さ:45.5インチ
  • ウェイト:10g×1、3g×2

DS-ADAPT Xドライバー

特徴

  • 低スピンで中程度の打ち出し
  • ボールスピードと寛容性

クセの無いヘッド形状で、ややフェードバイアスな中・上級者向けドライバー。

ウェイトはフロントに1つ、バックに1つで、合計2つ搭載。

前後のウェイトを入れ替えることで、スピン量、打ち出し高さ、寛容性を調整できる。

スペック

  • ロフト角:9、10.5°
  • ライ角:57、58°
  • ヘッド体積:460cc
  • 長さ:45.5インチ
  • ウェイト:10g×1、3g×1

DS-ADAPT MAX-Kドライバー

特徴

  • 10Kを実現した最も高MOIなドライバー
  • オフセンターヒット時の安定性が高い
  • 幅広いゴルファーに対応

縦横の慣性モーメントの合計が10,000g・cm2を超えた10Kタイプのドライバー。

2024年にPING、テーラーメイドが揃って発売したことで、一躍注目のニュータイプのドライバー。

ミスヒットに強く、打点がバラつきやすい人に適している。

スペック

  • ロフト角:9、10.5、12.0°
  • ライ角:58、59、59°
  • ヘッド体積:460cc
  • 長さ:45.5インチ
  • ウェイト:10g×1

DS-ADAPT MAX-Dドライバー

特徴

  • ドローバイアス設計
  • 高い打ち出し・低スピン。

MAX-Kが慣性モーメントの高さを追求したのに対して、MAX-Dはつかまりを追求している。

ヒール寄りの内外にウェイトを搭載し、さらにライ角61°のアップライト設計を採用し、つかまりに特化している。

スペック

  • ロフト角:10.5、12.0°
  • ライ角:61、61°
  • ヘッド体積:460cc
  • 長さ:45.5インチ
  • ウェイト:10g×1

DS-ADAPTシリーズ ドライバー4タイプのの発売日・発売価格

DS-ADAPTシリーズのドライバーの発売日は2025年1月10日です。

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