EENOURから発売のゴルフ用レーザー距離計、U1000PRO+について詳しく解説します。
また、前作に当たるUltra-mini U1000PROとの違いについても解説します。
▼EENOURの全モデル比較は下記記事をご覧ください

U1000PRO+の概要
U1000PRO+は、2023年に発売されているUltra-mini U1000PROの後継モデルです。
特徴としては、優れた測定性能(1,093ヤード・0.04秒)、2カラーOLED表示、3点間距離の計測機能といったところです。
さらに、前作に引き続いてデザインの良さと価格の安さも人気の理由となっています。
U1000PRO+がおすすめなゴルファー
先に結論をまとめてしまいますと、U1000PRO+がおすすめなゴルファーは、以下のニーズを持たれた方となります。
- 予算は2~3万円
- ポケットに入るレベルの超コンパクトが良い
- カラー表示が良い
- 3点間距離の計測機能を使いたい
- デザインも重視
上記のニーズが概ね当てはまる方は、U1000PRO+の良い点・気になる点、市場での評価(口コミ)をまとめてありますので、この先もお読み頂いて、購入の際の参考にしてみてください。
U1000PRO+とUltra-mini U1000PROの違い
▼左がU1000PRO+、右がUltra-mini U1000PRO
先程も触れましたが、U1000PRO+は、前年の2023年に発売されているUltra-mini U1000PROの後継モデルです。
外観に関しては、サイズ・重量は同じですが、カラーリングが若干変わり、機能・性能面でも違いがあります。
▼U1000PRO+とUltra-mini U1000PROの主な違い
モデル | U1000PRO+ (2024) |
Ultra-mini 1000PRO (2023) |
---|---|---|
測定スピード | 0.04秒 | 0.06秒 |
3点間距離 | 〇 | - |
カラーバリエーション | ブラック ホワイト |
シルバーブラック シルバーホワイト |
最大の違いは、機能面で3点間距離の計測機能が搭載されたことです。
これにより、カートにいながらにして離れた位置にあるボールとピンの距離を測定することができます。この機能は2024年ぐらいから採用が増えていて、とても注目されています。

機能・性能がアップしているにも関わらず、定価は変わっていないのも、購入しやすい要因となっています。
▼前作のU1000PROについては、下記記事をご覧ください。

U1000PRO+の良い点
良い点① 赤・緑の2カラーOLEDで抜群に見やすい
U1000PRO+は、ディスプレイ表示に赤・緑の2カラーOLEDを採用しています。これは筆者が知り得る限り、現時点で最も見やすい仕様です。
一般的には黒1色のものが多いですが、薄暗い日などには測定結果が読み取りにくくなりますので、こういった経験がある方は、カラー表示を使われることをオススメします。

ちなみに、姉妹モデルのU800+は黒1色表示で、測定距離も200ヤードほど短い874ヤードで、この2点が大きな違いです!
さらに、U1000PRO+は見やすさを高めてくれるポイントとして、4段階の輝度調整機能、そして、高透過率が挙げられます。
出典:取扱説明書
輝度調整は本体上面のボタン操作にて簡単に行うことができます。基本的には最強にしておけば良いと思います。
透過率は95%と極めて高いスペックが実現されています。姉妹モデルのU800+は85%と優れていますが、それを上回っていて明るくはっきり表示されます。
良い点② 3点間距離の計測機能を新たに搭載
今回の2024年モデルでのリニューアルの最大のポイントは、3点間距離の計測機能が搭載されたことです。
通常、レーザー距離計は現在地からの距離を測定しますが、3点間距離の計測機能では、離れた2点の距離を計測することができます。
ゴルフではこれがとても便利に使うことができまして、例えばカートにいながらにしてボールとピンの距離を測定することができます。また、離れた位置にいる同伴者の距離を測ってあげることも出来てしまいます。

良い点③ 超小型・軽量で、デザインも良い
U1000PRO+は、前作のUltra-mini U1000PROとサイズ・重量が同じで、機能・性能がアップしたにも関わらず、超小型・軽量という特徴はそのまま引き継がれています。
上図の通り、クレジットカードと比較するぐらいの小さいため、ポケットに入れたままプレーしたい方にも適しています。
小型のものは、構えにくいものも少なくありませんが、本体下面の後方が凹んでいて、測定の際に親指をかけて安定して構えやすい形状に工夫されています。

カラーバリエーションも前作に引き続いてホワイトとブラックの2パターン用意されています。
▼U1000PRO+のカラーバリエーション
ちなみに、前作のUltra-mini U1000PROは、シルバーホワイトとシルバーブラックで、若干、色味が違います。
▼参考:Ultra-mini U1000PRO(前作)のカラーバリエーション
U1000PRO+の気になった点
気になった点① U800+との違いが大きい
前作のUltra-mini U1000PROとの違いは、当記事の冒頭で取り上げました。
おさらいすると、大きくは3点間距離の新採用、測定スピードの進化(0.06→0.04秒)、カラーリングの違いで、気にすべきは3点間距離です。
▼U1000PRO+U800+の主な違い
モデル | U1000PRO+ | U800+ |
---|---|---|
ディスプレイ表示 | 赤・緑の2カラー(OLED) | 黒1色(LCD) |
輝度調整 | 4段階(手動) | - |
透過率 | 95% | 85% |
最長測定距離 | 1,094ヤード | 874ヤード |
通常価格 | 35,976円 | 21,576円 |
市場最安値 | 23,980円 | 13,980円 |
一方、姉妹モデルであるU800+との違いですが、3点間距離はどちらにも搭載されていますが、機能・性能・価格に違いがあります。
気にすべき違いは、ディスプレイのカラー表示の有無、最大測定距離の約200ヤードの差、そして、市場価格です。
特に市場価格は1万円の差があります。つまり、この価格差により、カラー表示と測定距離200ヤードのプラスが付いてくることになります。
飛ばし屋の方でなければ測定距離は874ヤードでも十分のため、カラー表示の有無に1万円の価値があるかないかで判断されれば良いと思います。
U1000PRO+の使用者による口コミ
ポジティブな評価
2カラーOLEDが見やすい
- 明るさ調整機能があり、くもりや薄暗くなった時でも数値が見やすかったです。
- 画面も明るく大変見やすい。
3点間距離が便利
- カートからボールの位置とビンまで測れるので、複数本クラブを持って行かなくていいのが助かります。
- 3点測定距離は、ボール地点に行かなくても、他の人が打っている間に残り距離を測定でき、かなりプレーファーストになりました。
測定が速くて安定している
- とてもコンパクトで距離想定も速くとても使いやすいと思います。
- ピンの認識率も良くて安定して計測もできます。
ポケットに入れてもOK
- サイズはかなりコンパクトで軽く、ポケットに入れても邪魔にならないサイズでした。
- 非常に軽く、ズボンのポケットにも入るサイズで取り出す煩わしさは一切ありません。
ネガティブな評価
小ささが気になる人もいる
- 手が小さいので軽量・小型な物が良いかなと思いこの製品を購入しました。しかし、チョット小さ過ぎてもう少し大きい方が測定し易いかなと思いました。
- 小さいので、置き忘れが心配。
U1000PRO+の構成内容(本体・付属品)
- 本体
- 専用ケース
- 充電用USB Type-Cケーブル
- 拭きシート
- 取扱説明書
U1000PRO+のスペック
計測範囲 | 3~1093ヤード |
---|---|
測定精度 | ±1ヤード |
測定スピード | 0.04秒 |
ディスプレイ表示色 | 赤・緑(OLED) |
輝度調整 | 〇(4段階・手動) |
透過率 | 95% |
倍率 | 6倍 |
ピンサーチ | 〇 |
高低差機能 | 〇 |
高低差ON・OFF切替 | 〇 |
高低差ON・OFF状態表示 | 〇(使用中にランプ点灯) |
振動通知 | 〇 |
3点間距離 | 〇 |
手ブレ補正 | - |
マグネット | - |
その他機能 | スピード測定 |
サイズ | 94.5×55×33mm |
重量 | 127g |
電源 | 充電式(USB Type-C) |
充電時間 | 2時間 |
バッテリー稼働 | 20,000回 |
電源自動OFF | 〇(20秒) |
防水性能 | IP54 |
U1000PRO+の取扱説明書・マニュアル
U1000PRO+の取扱説明書は、WEBにて公開されています。
U1000PRO+の発売日・発売価格
U1000PRO+の発売日は2024年10月18日です。
当記事執筆時点では、楽天・AmazonにてEENOURの公式ストアにて出品されていて、発売価格は概ね同じです。
※クーポン・値引適用後の価格
