M3ドライバーとM1ドライバー 2017年モデルの違いについて取り上げます。
目次
M3ドライバーはM1ドライバー 2017の後継モデル
Mシリーズは、2016年に初代のM1、M2ドライバー、2017年に2代目のM1、M2ドライバーが発売されました。翌年の2018年は3代目として、M3、M4ドライバーが発売され、モデル名の数字がこの年からカウントアップしています。
継承関係は維持されていますので、M1 2016、M1 2017、M3(2018)となっています。
M3ドライバー、M1ドライバー 2017は、共に460ccと440ccがある!
M3、M1 2017共に、440ccと460ccの2種類のヘッドサイズがリリースされています。上の写真の左がM3 460ドライバー、右がM3 440ドライバーです。
こちらはM1 2017年モデルで、同様に左がM1 460ドライバー、右がM1 440ドライバーです。
共に右の440ccの方がストレッチが短く、ディープバックとなっています。重心が浅くなっていますので、より低スピンで操作性が高いため、440ccはより上級者に好まれるモデルです。
大きな違いはフェースにある
出典:https://www.taylormadegolf.jp/m3m4driver_jp.html
M3の最大の特徴と言えるのがツイストフェースです。この年のMシリーズで初めてツイストフェースが搭載され、ハイトゥ・ローヒールに打点が集中するというゴルファーの傾向に対して、フェースを捩じることで、弾道をセンターに寄せてくれます。
ウェイトの調整レールがM3では1系統に統合されている
M1ドライバーのウェイト調整機能は、2016、2017年共に、縦・横の独立したものとなっていました。これは、横がFADE・DRAW、縦がスピン量の調整で直感的な分かりやすさがありました。
一方で、M3の方はレールが統合されていますので、ウェイトの移動のさせ方に最初は一瞬悩む方も出てきそうですが、統合されているので、調整の1手間が省略され、簡易化されています。また、左右方向のウェイトレールがヘッド後方に移ったことで、スピードポケット(ハンマーヘッド)が明確にフェース後方に搭載されるという利点も出ています。
M1の方が弾道が上がりやすく、M3は弾道が抑えられる
M3ドライバーとM1ドライバーのヘッド形状を横から比較してみると、M3ドライバーはヘッド後方がくいっと持ち上がっていることが分かります。対してM1ドライバー 2017は、地面に沿うようにヘッド後方が下がっています。この形状からして、M1ドライバーの方は弾道が上がりやすく、M3 ドライバーは上がりづらいことが分かります。
実際に試打した人の感想を見回すと、M3ドライバーは低弾道・低スピンで、ヘッドスピードが速い人向けという評価が多く見受けられます。
M3とM1で迷われる方は、どちらも低スピンモデルですので、弾道の高さが一つの判
M3ドライバーの試打動画
M3ドライバーを試打した動画を2件取り上げます。一つはM3ドライバーの解説、もう一つは同時に発売されているM3、M4ドライバーを比較した動画です。
M3ドライバー・M1ドライバーのスペック比較
モデル | M3 460 | M1 460 2017 |
---|---|---|
ロフト角 | 9.5/10.5° | 9.5/10.5° |
ライ角 | 58° | 58° |
ヘッド体積 | 460cc | 460cc |
長さ | 45.5in | 45.5in |
標準シャフト | KUROKAGE TM5 | TM1-117 |
フレックス | S/SR | S/SR |
クラブ重量 | 309/307g | 312/310g |
どちらのモデルもロフト角・ライ角、長さといった基本的なスペックは同じになっています。