ブリヂストンの258CBPアイアンについて、製品の特徴、試打した感想・評価を取り上げます。

258CBPアイアンの特徴

258CBPアイアンという名前を聞いて、ブリヂストンのアイアンに詳しい方はこのアイアンの位置づけがどこなのか、混乱された方もいると思います。

通常、1桁目の数字が難易度を表していて、258CBPは「8」ということで、アベレージゴルファー向けのぶっ飛びアイアンのような印象をうけますが、大きく分けると反対側にいるアイアンです。

「CBP」という名前からも分かる通り、アスリート向けの241CB、242CB＋の仲間で、やさしいアスリートアイアンという位置づけです。

241CB、242CB＋はS20Cの軟鉄鍛造で、打感の良さが特徴となっています。一方、258CBPアイアンは、ボディこそS20Cの軟鉄鍛造ですが、フェースはクロモリ鋼です。

そして、構造も単なるキャビティではなくポケットになっています。

となると、打感が心配なところですが、258CBPアイアンは打感にも配慮されています。

その秘密はバックフェースの肉厚部です。241CB、242CB＋と同様、打点部の後方に厚さを持たせてありますので、インパクトを受け止められるようになっています。

メーカーは「やや弾き感のある中に軟らかい打感」と表現していて、恐らく言われないとポケットがあると分からない方が殆どだと思います。

フェースプログレッションは、241CB、242CB＋、258CBPとなるにつれ少しだけ大きくなっていて、グースも少しずつ大きくなっている傾向にあります。

構えてみると、グースがやんわり感じられます。弾道を操作したいが、ちょっとした打点ミスは許容して欲しい方向けです。

その意味では、上級者がコンボで上の番手だけ取り入れるのも良いでしょう。

メーカーのプレスリリースによると、258CBPアイアンは「軟鉄鍛造アイアンに、あと少しの飛距離を求めるゴルファーに向けて」ということで、当然ながらロフトを立ててあります。

飛距離が出るというメリットがありますが、デメリットとして下の番手のロフトにずれが出ます。

241CB、242CB＋はPWが46°ですが、258CBPは44°となっています。

ご自分のウェッジのセッティングと、ロフトピッチが合わない可能性がありますので、この点は注意が必要です。

258CBPアイアンの試打・評価

試打者の岩男プロはブリヂストンの241CBアイアンを実際に使用していて、打ち比べることで、241CBアイアンと258CBPアイアンの違いについても比較・評価されています。

長さはNSプロMODUS3ツアー105 DUAL FLOW装着時です。

258CBPアイアンの発売日は、2025年3月7日です。発売価格はセット・シャフトにより以下の通りとなります。

＜6本セット（5~9、PW）＞

＜単品＞