ゴルファーの大半がスライスに悩むと言われていますが、初心者やアベレージゴルファーでもフッカーで悩んでいる方もいます。当記事ではフッカー向けのおすすめドライバーについて、アベレージゴルファー向けのモデルを紹介します。
目次
初心者でもフッカーになるケースがある
初心者を主として、殆どのゴルファーがスライスに悩まされています。スライサーの割合は、アベレージゴルファーの8割とも9割とも言われています。
スライスとは主にフェースが開いてインパクトすることが原因で、弾道が右にそれてしまう現象です。対して、フックはこの反対で、左にそれてしまう現象です。
ゴルフを始めたばかりの方、そして、アベレージゴルファーの中にも、スライスではなくフックで悩む人がいます。
スライス・フックの詳しい説明は、こちらの記事で様々な弾道について取り上げていますので、興味がある方はご覧になってみてください。
初心者・アベレージ向けドライバーは、スライサー向けクラブが多い
殆どのアベレージ向けモデルは、ボールのつかまりを良くする設計が採用されているものが多くなっています。ドローバイアスとも言い、ボールのつかまりを良くするため、フッカーにとっては逆効果で致命的なクラブ仕様です。左へのミスが余計に強調されることになります。
アベレージゴルファー向けでフック改善に適したクラブは少ない
前述の通り、初心者・アベレージ向けクラブはボールのつかまりを重視したものが基本的に多くなっています。そのため、フッカーに適したクラブは、アベレージ向けに限定すると極めて少ないのが実状です。
とはいえ、重心調整機能を有したクラブもありますし、スライサーを意識していないクラブもあります。アベレージゴルファーのフッカー向けに適したクラブについて取り上げます。
テーラーメイド M4ドライバー
- M4ドライバーは、アベレージ向けながら、ヘッドが勝手に返りにくい
- スライサーが扱いにくいモデルのため、フッカーが扱いやすい
テーラーメイドから発売のM4ドライバー。アベレージゴルファー向けで今尚、人気のモデルですが、ゴルフ評論家からはボールのつかまりが良くないと言われています。M3がアスリート向け、M4がアベレージ向けであることから、M4はつかまりが良いだろうと言う先入観を持ってしまうことも相まって、つかまりの悪さが特徴として挙げられています。
実は、USではD-TYPEというM4のドロー仕様モデル(スライサー向け)が存在していますので、スタンダードなM4ドライバーのつかまりが良くないのは、モデルラインナップ上、自然ではあります。ただ、D-TYPEは日本モデルとして取り扱いがありません。
逆に言えば、M4ドライバーはつかまらないモデルのため、フッカーが安心して使えるドライバーです。つかまり過ぎに悩むゴルファーは、是非、M4を試してみてもらいたいです。
キャロウェイ EPIC FLASH スタードライバー
- スライダー式のウェイト調整機能が付いていて、ドロー設定に重心調整できる
- コスパを考えると、前作のGBB EPICもおすすめ
キャロウェイのEPIC FLASHスター ドライバーは、EPIC FLASHシリーズのアジア向け軽量モデルです。軽量化のためホーゼル部のロフト・ライ調整機能はついていませんが、ソールのウェイト調整機能は搭載されています。
スライダー式のウェイトを左右に移動することで、ドロー・フェードの設定が行えますので、左に出やすい人は、FADE設定にすることで、左に行き過ぎるのを抑えることができます。
PING G400 MAX ドライバー
- ヘッドサイズがルール上限の460ccで、Gシリーズの中で最もやさしいドライバー
- ドロー仕様になっていないため、フッカーが扱いやすい
あPINGのG400シリーズから発売されている唯一の460ccモデルです。MAXの名前からやさしいモデルを想像しがちですが、アベレージゴルファーにとっては難しい方の部類に入ります。
そのため、ボールのつかまりが良いモデルではないので、フッカーが安心して振り抜けるドライバーです。
まとめ
フッカー向けのドライバーを3本紹介しました。アベレージ向け限定で紹介しましたので、今回のおすすめドライバーには取り上げませんでしたが、PRGRのRS-Fドライバーも、フェード仕様モデルとなっていますので、フッカー向けのドライバーです。