≫ ゼクシオ12ドライバーとゼクシオ11ドライバーの違いを徹底解説
ゼクシオ イレブン 11 ドライバーとゼクシオ テン 10 ドライバーの違いについて取り上げます。
目次
ゼクシオ11ドライバーと10ドライバー
上のヘッド写真の左が2020年に発売の11代目ゼクシオ イレブン ドライバー、右が2018年に発売の10代目ゼクシオ テン ドライバーです。
11代目からはゼクシオのロゴも代わり、ソールのデザインも大きく変わっています。ヘッド形状やクラブ重量にも違いが出てきていますので、一つずつ見ていきましょう。
ゼクシオ11と10のコンセプトの違い!
ゼクシオ10では「芯食い」をテーマとして、芯の拡大、スイングのブレを抑えるシャフトが主な特徴でした。
一方、ゼクシオ11では「芯の拡大」に加えて、「理想的なトップポジション」が挙げられます。ボール初速や直進性にフォーカスしがちなクラブ開発の中で、スイングに着目し続けている点がゼクシオの特徴の一つと言えます。
10代目は「芯で捉えて飛ばす」というコンセプトでしたが、11代目では「芯」は継承しつつ、「理想的なスイングをすべく、理想的なトップを導く」というコンセプトが加えられています。
ゼクシオ11ドライバーで更に芯が拡大!
参考:https://sports.dunlop.co.jp/golf/xxio/technology/11/
前作のゼクシオ10ドライバーでは、反発エリアが34%アップしていましたが、今回のゼクシオ11ドライバーでは、新開発の「フラットカップフェース」が採用され、ヘッドの軽量化による深重心設計との相乗効果により、スイートエリアが72%拡大しています。
出典:https://sports.dunlop.co.jp/golf/xxio/technology/11/
ゼクシオ10ドライバーよりも反発エリアが拡大していますので、打点のブレに対して更に寛容さが発揮され、よりやさしく、よりオートマチックに扱うことができます。
ヘッドの軽量化により、深重心設計に!
出典:https://sports.dunlop.co.jp/golf/updates/detail/20191002165305.html
ゼクシオ11ドライバーでは、スターフレーム構造というアウトドアのテントをモデルにした設計が採用されています。独自の強化構造により素材の薄肉化に成功し、生み出された余剰重量はウェイトに配分され、深重心設計となっています。
重心が深くなることで、ミスへの許容度、弾道の直進性が増しますので、フェース性能の視点で言えば、スイートエリアが拡大しています。
ヘッド形状の違い
左がゼクシオ11、右がゼクシオ10です。ゼクシオ11の方がやや洋ナシ型で、奥行きを優先して確保している形状に見えます。
フェース角は1°のフックフェースとなっていますので、右へのミスに不安を感じるゴルファーが安心して構えやすくなっています。
クラブ重量は10gアップ、重量配分は手元側
ゼクシオ11での新たな変更点として注目しておきたいのが、クラブ重量についてです。まず、クラブ全体の重量は、年々軽量化が進み、ゼクシオ10ドライバーでは270gとかなりの軽量クラブとなっていました。
出典:http://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2019/sp/2019_p03.html
ゼクシオ11ドライバーでは、まずクラブ全体の重量が280gと10gアップしています。ただし、重量配分は手元側、つまりグリップ側に寄せた「ウェイトプラステクノロジー」が採用されています。クラブの軽さが気に入っていたゴルファーにとっては気になる変更のように思われますが、グリップ側に重量を寄せることで、ヘッドは軽く感じられるようになります。
最近はクラブの軽量化が進みすぎて、インパクトエネルギーの低下を懸念する声もありましたので、ゼクシオとしては程よい重量感に戻してきたと考えられます。
※「ウェイトプラステクノロジー」については、公式動画にて詳しく解説されています。
ゼクシオ11ドライバーと10ドライバーの適合ゴルファーを解説
ティーチングプロでかつyotuberとしても活躍されている関プロにて、ゼクシオ11ドライバーとゼクシオ10ドライバーの適合ゴルファーについて、見解を述べられています。
ゼクシオ11ドライバーはタメを作って安定感を求める方向け、ゼクシオ10ドライバーは軽いクラブでヘッドスピードを上げたい方向けと述べられています。
ゼクシオ11ドライバーと10ドライバーのスペック比較
ゼクシオ 11 | ゼクシオ 10 | |
---|---|---|
ロフト角(°) | 9.5/10.5/11.5 | 8.5/9.5/10.5/11.5 |
ライ角(°) | 59 | 59 |
ヘッド体積(cc) | 460 | 460 |
クラブ長さ(インチ) | 45.75 | 45.75 |
クラブ重さ(g)R | 280 | 270 |
スペック面での違いとしては、先ほど取り上げたクラブ重量が挙げられます。その他、ロフト角8.5°が廃止となっていますが、レギュラーモデルのコアなゼクシオユーザーで8.5°の利用者は殆どいないのではないでしょうか?
なお、8.5°は、ヘッドスピードが速めの人向けのゼクシオ X ドライバーの方で用意されています。
ゼクシオ10ドライバー・9ドライバーの試打・評価