テーラーメイドから2018年後期に発売されているMグローレドライバー。Mシリーズとグローレの融合ということで、注目のモデルとなっています。2018年の前半はM4、後半はMグローレと、1年を通してドライバー市場の注目を浴び続けたところは、テーラーメイド社のマーケティングの上手さを感じます。
Mグローレ ドライバーの位置づけ!?
Mグローレとは、簡単に説明するとシニア向けのグローレにMシリーズのツイストフェース・ハンマーヘッドを搭載したモデル、という表現が最も的を得てると思います。MグローレやM4の詳細解説・試打評価は、当サイトでも取り上げていますので、そちらをご覧ください。
・Mグローレの試打・評価
・Mグローレドライバーの適合ゴルファー
・M4ドライバーの試打・評価
Mグローレ ドライバーとM4ドライバーの違い
テーラーメイドの2018年モデルは、M3ドライバー、M4ドライバー、Mグローレドライバーとなっています。M3はアスリート向けという認識がマジョリティーだと思いますので、残るM4とMグローレについて、違いを見ていきましょう。
Mグローレの”グローレらしさ”と言えば軽量モデルであること
Mグローレはスイングスピードがあまり速くない人向けのため、クラブ重量が軽く仕上げられています。標準シャフトを装着したモデルでフレックスSRの場合、Mグローレドライバーが278g、M4ドライバーが297gとなっています。
約20gの違いがありますので、大きな、そして、最大の違いと言えます。
シャフトのしなり具合
出典:https://www.taylormadegolf.jp/TaylorMade/M-GLOIRE-DRIVER/DW-KY150.html?cgid=taylormade-drivers-M_GLOIRE
Mグローレはヘッドスピードが速くないゴルファー向けのため、キックポイントが先の方(先中)にあります。対して、M4やM3は概ね中となっています。
ヘッドスピードが遅くない人がMグローレを使うと、シャフトがしなり過ぎてしまうので、クラブ重量と同様に自分のスイングに適しているのはどちらか、ヘッドスピードである程度分かれてきます。
ロフト・ライの調整機能の有無に違いがある
M4ドライバーは、ネック部分にロフト・ライを調整できるホーゼルが搭載されています。このあたりの調整機能に慣れていて必須という方は、Mグローレには搭載されていませんので、注意が必要です。ちなみに、搭載されていない理由はクラブを軽量化するためと思われます。万能なクラブはないと言われる様に、まさにトレードオフの関係です。
ツイストフェースやハンマーヘッドは両方のモデルに搭載されている
Mシリーズの最大の特徴と言えば、ツイストフェースです。フェース中央が膨らんだ形状が変わることなど考えたこともなかったですから、ドライバー市場で今年一番の驚きではないでしょうか。
ツイストフェースの論理については、こちらのトッププロ5名を一堂に会した豪華な動画がとても参考になります。
つかまりの良さ
プロゴルファーや専門家・評論家の方の感想を総合すると、M4のつかまりはほどほどで、Mグローレのつかまりは良い、という意見がマジョリティーのようです。スライサーの方にとってはMグローレのつかまりは心強いと思います。
以上、MグローレとM4の違いを取り上げました。モデル選びの際の参考にしてみてください。
