ドライバ―のボールのつかまりの良さを高める設計の一つに、オフセット・グースを効かせるという方法があります。
この記事では、オフセットがある・グースが効いたドライバ―のおすすめモデルを5つ紹介します。
目次
オフセットドライバー、グースが効いたドライバ―は、どんな効果があるか?
まずはじめに、「オフセットドライバー」「グースが効いたドライバ―」という表現ですが、どちらも同じことを意味しています。
オフセットがある・グースが効いたとは、フェース面が奥に引っ込んだ状態のことで、上図の二つのヘッドでは、右側のヘッドが該当します。
緑色のフェースとクラウンの境目のラインを2つのモデルで見比べてみると、右側のモデルは、ネックのライン(青色の線)よりも奥に下がっています。
フェースが奥に引っ込んでいる分だけ、実際のスイングの際にインパクトタイミングが遅くなりますので、その間にヘッドが返り、ボールのつかまりが良くなります。
つまり、オフセットがある・グースが効いたヘッドは、ボールのつかまりがよく、スライス改善に効果的に働きます。
▼オフセット・グースの詳しい説明と効果はコチラをご覧ください
≫ ドライバ―のグース・オフセットとは?弾道に与える影響を徹底解説
グースが効いたオフセットドライバ― おすすめモデル5選
グースが効いたオフセットドライバーは、ボールのつかまりを良くする効果があります。視覚的にもボールがつかまるイメージを持てますので、メンタル的な安心感にもつながります。
グースが効いたオフセットドライバーのおすすめモデルを5つ紹介します。
PRGR egg 5500ドライバ―
プロギアのegg5500ドライバ―は、フェース面がかなり奥に下がったドライバ―です。前作のeggドライバ―と横からみた図を並べてみましょう。
通常、ネック部分は横から見えませんが、左のegg5500ドライバ―の方は、ネックの前側が見えています。これだけでもつかまりの良い設計であることが分かりますが、egg5500は重心角が極端に大きい37°に設計されています。
ボールのつかまりに徹底的に配慮されたモデルとなっていますので、スライスに悩む方には、是非、検討してもらいたいドライバーです。
ヤマハ RMX 220ドライバ―
ヤマハのRMX220ドライバ―は、前作では一般的なフェースとネックの位置関係でしたが、2020年モデルでグースが少し効いた形状となっています。
フェース面がネックに少しかかるぐらいで、グースが小さめですが、フェース角はスクエアの0°、そして、慣性モーメントはルール限界に近い5,760g・cm2で、直進性が極めて高いドライバーに仕上がっています。
打点がぶれることで弾道がそれてしまう方には、とてもおすすめのドライバーです。
ヤマハ inpres UD+2 ドライバー 2019
ヤマハのインプレスUD+2ドライバー 2019年モデルは、同シリーズの2代目となるモデルです。
グースだけでなく、重心角が33°あり、ボールのつかまりの良さを追求したドライバーです。
さらに、重量の20%に及ぶソール一体型構造が採用されていて、ボールの上がりやすさも備わっています。
ボールを捕まえて、打ち出しを高くしたいゴルファーにおすすめのドライバーです。
PING G5 オフセット ドライバー
こちらはPINGの少々古いモデルで、Gシリーズドライバーの2代目モデル、G5ドライバーです。
このモデルは通常モデルの他にオフセットモデルが発売されています。
▼Gドライバーの歴史はこちらをご覧ください
≫ PINGの歴代Gシリーズを一挙紹介!Gドライバーは初代ではなかった!
コブラ F-MAX エアスピード オフセット ドライバー
こちらはコブラゴルフのドライバーです。海外ではとても人気があるメーカーで、クラブ性能も高いですが、日本ではまだあまり浸透していないようです。
F-MAXエアスピードドライバーは、通常モデルの他、スライサー向けのオフセットモデルがあります。グースがかなり効いていて、ボールのつかまりを良くしてくれます。
日本の公式サイトではまだ掲載が確認できていませんので、海外モデルとしての発売の可能性があります。とは言え、USモデルは日本のゴルフショップで取り扱いが増えていますし、ネットからも簡単に購入できます。
まとめ
オフセット・グースが効いたドライバーについて、その効果とおすすめモデルを5つ紹介しました。
オフセットモデルはまだまだ数が少ないですが、ボールのつかまりを良くする効果がありますので、スライスに悩む方は、是非、検討してみてください。