キャロウェイから発売のMAVRIK・MAVRIKサブゼロ・MAVRIK MAXフェアウェイウッドについて取り上げます。
目次
MAVRIKのフェアウェイウッドは3種類ある
MAVRIK マーエリック シリーズのフェアウェイウッドは、ドライバーと同様のモデル構成となっていて、3種類あります。
写真左から、アベレージゴルファー向けのスタンダードモデルのMAVRIKフェアウェイウッド、アスリートゴルファー向けのMAVRIK サブゼロ フェアウェイウッド、スライサーやアクティブシニア向けのMAVRIK MAXフェアウェイウッドです。
モデル | 対象ゴルファー | ウェイト | 特徴 |
---|---|---|---|
MAVRIK FW | アベレージ | 後方に1つ | スタンダードモデル |
MAVRIK サブゼロ FW | アスリート | 前方・後方に1つずつ | ソール前方にウェイトがあり、ヘッドスピードが速い人向け |
MAVRIK MAX FW | スライサー、アクティブシニア | 後方・ヒール寄りに1つずつ | 投影面積が大きく、ヒール寄りにウェイトがあり、やさしい |
MAVRIK・MAVRIKサブゼロ・MAVRIK MAX フェアウェイウッドの試打・評価
MAVRIKのフェアウェイウッド3種類について、プロが試打して特徴を解説しています。
- MAVRIK フェアウェイは、リーディングエッジが出てて、球を拾いやすい。
- サブゼロは打感が柔らかい。ヘッドスピードがある人向けで、飛距離がでる。
- MAXは球が上がりやすい。フェアウェイから打つのが苦手な人におすすめ。
- HS45以上の人は、スタンダードかサブゼロがおすすめ。
MAVRIK フェアウェイウッド
こちらがスタンダードモデルのMAVRIKフェアウェイウッドです。スタンダードモデルらしく、ヘッドサイズや球の上がりやすさなど、バランスが良いモデルです。
MAVRIK フェアウェイウッドの特徴
ソールはヘッド後方に1つだけ配置され、球の上がりやすさと寛容性のある形状になっています。
フラッシュフェース、JAILBREAKテクノロジーは継承され、反発エリアが広く、効率的にたわんで飛ばしてくれます。
リーディングエッジが地面に近く、サブゼロと比べるとアイアンライクなフェース形状をしていますので、地面の上から楽に打ちやすくなっています。
MAVRIK フェアウェイウッドのスペック
番手 | 3 | 5 | 7 |
---|---|---|---|
ロフト角 | 15 | 18 | 21 |
ライ角 | 56 | 56.5 | 57 |
ヘッド体積 | 174 | 154 | 143 |
クラブ長さ(インチ) | 43.25 | 42.75 | 42.25 |
MAVRIK フェアウェイウッドのシャフト
- Diamana 50 for Callaway (S、SR、R)
- Speeder EVOLUTION VI FW 60 (S)
MAVRIK サブゼロ フェアウェイウッド
こちらがアスリート向けモデルのMAVRIK サブゼロ フェアウェイウッドです。投影面積が小さく抑えられ、ソール前方にスクリューウェイトが搭載され、低スピンで力強い弾道で飛ばせます。
MAVRIK サブゼロ フェアウェイウッドの特徴
ウェイトはソールの前方と後方に1つずつ搭載されていて、ドライバーと同様に低スピン性能を高めた重量配分となっています。
サブゼロにもフラッシュフェース、JAILBREAKテクノロジーは搭載されています。
ヘッドはディープで、力強い球が出そうな形状をしています。EPIC FLASHのサブゼロフェアウェイには可変スリーブが搭載されていましたが、MAVRIK サブゼロフェアウェイには搭載されていません。この辺りはROGUEと似ています。
MAVRIK サブゼロ フェアウェイウッドのスペック
番手 | 3+ | 3 | 5 |
---|---|---|---|
ロフト角 | 13.5 | 15 | 18 |
ライ角 | 55 | 55 | 55.5 |
クラブ長さ | 43.25 | 43.25 | 42.75 |
ヘッド体積 | 171 | 169 | 160 |
3番の上にロフト角が13.5°の3+が用意されていて、ドライバーと3番の間を埋めてくれます。最近は、ミニドライバーに注目が集まっていますので、場面によってはドライバーの代わりに使うこともできそうです。
≫ ミニドライバーの人気が再燃!?その理由を徹底解説!おすすめミニドライバーも紹介!
MAVRIK サブゼロ フェアウェイウッドのシャフト
- Tour AD SZ-5 TypeII (S、SR)
- Speeder EVOLUTION VI FW 60 (S)
MAVRIK MAXフェアウェイウッド
こちらは投影面積が大きく、ドローバイアス設計のMAVRIK MAXフェアウェイウッドです。スライサーやアクティブシニアにおすすめのモデルです。
MAVRIK MAXフェアウェイウッドの特徴
ソールはヘッド後方に1つとヒール寄りに1つで、合計2つ搭載されています。ヒール寄りのウェイトにより、ヘッドが戻りやすくなっていますので、ボールのつかまりが良くなっています。
他の2モデルと同じく、フラッシュフェース、JAILBREAKテクノロジーが搭載されています。
ヘッドの投影面積が大きく、薄い形状になっていますので、ボールが楽に上がりやすくなっています。深重心効果も働きますので、打点のミスに強く、飛距離ロスや弾道のそれが抑えられやすくなっています。
MAVRIK MAXフェアウェイウッドのスペック
番手 | 3 | 5 | 7 | 9 |
---|---|---|---|---|
ロフト角 | 16 | 19 | 22 | 24 |
ライ角 | 57 | 57.5 | 58 | 58.5 |
クラブ長さ | 43.25 | 42.75 | 42.25 | 41.75 |
ヘッド体積 | 197 | 168 | 156 | 148 |
MAVRIK MAXフェアウェイウッドのシャフト
- Diamana 40 for Callaway (S、SR、R)
MAVRIKフェアウェイウッドで、打点を4ヶ所にずらして飛距離を計測
MAVRIKフェアウェイウッドを、プロが打点を4ヶ所にずらして試打しています。打点のブレによるボール初速、飛距離を測定して弾道も比較されています。
- 芯で捉えた時の飛距離性能が高い。
- 打点のブレによる弾道のそれが殆ど無い。
- 打点が左・右・下にブレた場合、飛距離の落ち幅は15~25ヤード程度。
MAVRIK・MAVRIKサブゼロ・MAVRIK MAX フェアウェイウッドの違い
ウェイト配置により特徴が分かれる
3つのモデルはヘッド形状だけでなく、ウェイトの個数や配置が異なっています。アベレージゴルファーの場合、まずはスタンダードモデルから検討して、スピンを抑えたい方は前方にウェイトがあるサブゼロ、つかまりを求める方はヒール寄りにウェイトがあるMAXを試されるのがおすすめです。
サブゼロは高さを抑えた強い弾道が出る
サブゼロは重心が浅くディープ形状で、スピンと打ち出しを抑えた弾道が出やすいモデルです。ヘッドスピードが速めの方が使うと、飛距離が出て性能を発揮できます。反対にヘッドスピードが遅い方が使うと、球が上がりきらずキャリーが出ません。
可変スリーブは搭載されていない
カチャカチャ式と呼ばれる可変スリープは、MAVRIKフェアウェイウッドのどのモデルにも搭載されていません。
調整機能としてはスクリューウェイトが搭載されていますので、2つのウェイトの交換・オプションで別重量に入替えにて行う形となります。