ゴルフ用の弾道計測器のMEVOについて、使い方と特徴を取り上げます。
目次
MEVOは、安価で個人が購入できる弾道測定器!
MEVOはゴルフの弾道測定器で、値段が非常に安く、サイズもコンパクトでお手軽なのか特徴です。
弾道測定器で最も有名なものと言えばトラックマンですが、知名度と同時にお値段もなかなかのハイで、200万円以上します。ということで、なかなか個人で購入できるものではありません。
MEVOはというと、お値段はぐっと下がりまして、定価が90,000円(税抜き)です。ちょっと高価なドライバーぐらいの値段ですので、個人でも購入可能なため、注目が集まっています。
MEVOで計測できるデータは8つ!
MEVOを使って弾道を数値化して計測されるのは、以下の8種類の項目となります。
- ボールスピード
- ヘッドスピード
- ミート率
- スピン量
- 打ち出し角
- キャリー
- 滞空時間
- 高さ
飛距離は勿論のこと、飛距離を決める3要素の「ボールスピード」「スピン量」「打ち出し角」、もう少し細かくみると「ボールスピード」を決める「ヘッドスピード」「ミート率」も見ることができます。
欲を言えば、アタックアングルとサイドスピンが欲しいところですが、お手軽に自分の弾道をここまで数値化して見れると、ドライバーの飛距離アップや自分に合ったクラブ探しなどに、とても参考になります。
MEVOの計測データは、どのぐらい正確か?
トラックマンと比べると、値段の差が文字通り桁違いです。気になるのは、計測器としての性能ではないでしょうか?
トラックマンとMEVOの測定結果を比較
こちらの動画では、トラックマンとMEVOの両方で測定した結果を比較しています。トラックマン=正として、MEVOのデータに違いがあるかを確認されています。
ドライバーとアイアンで測定されていまして、ドライバーの方が正確に測れているようです。特に、アイアンショットのスピン量は大きくずれてしまっているようです。
動画内で述べられている評価では、ドライバーの場合、ボールスピードとキャリーが正確で、アイアンはボールスピードが正確で、キャリーをトータルとして捉えると良い、とのことです。
ゴルフ業界では、トラックマンは厳しめと言われていますので、同様の結果が出ているようです。
MEVOでの弾道測定
こちらはMEVOのみでの計測の様子です。実際に測定されたデータも紹介されていて、大きく外れたデータはないように感じられます。
MEVOの特徴と注意点
安価で使いやすいMEVOについて、ここまでの説明以外の特徴や注意点についてまとめます。
- スマホとBluetooth接続して使用する
- MEVOにカメラは未搭載で、スイング映像はスマホに録画される
- 防水ではないため、屋外での使用時は天候等に注意
- サイズは約90x70x30mm、重量は約160gで、コンパクト
- 直射日光を必要とせず、光量が少なくても測定できる
- 目標に対する左右のバラツキは測定できない
- フル充電で最大4時間の継続使用が可能
MEVOの使い方を簡単解説
スマホに専用アプリを入れ、Bluetoothで接続する
MEVO自体は計測器ですので、スマホに専用アプリを入れ、Bluetooth接続して映像やデータを見ます。
- スマホに「Mevo GOLF」というFlight Scope社のアプリをインストールする。
- アプリを起動し会員登録する(facebookアカウントも使える)。
- MEVO本体の電源を入れたら、スマホのアプリから接続可能なMEVOを検索し、ご自分のMEVOと接続します。
MEVOを使った弾道の測定方法
MEVOはボールの打ち出し方向の後ろに設定します。ティー後方の1.2~2.1m以内に配置しますが、1.8~2mが良いとされています。
なお、ボールに専用のステッカーを張ると、スピン量がより正確に計測されます。ステッカー有りの場合は実測値、無しの場合は計算値となります。
アプリの方では、ティーまでの距離、表示単位など、設定する内容がいくつかあります。公式動画でも解説されていて、特に難しい項目はありませんので、案内に従って簡単に行えます。
▼Mevo GOLFの設定方法の動画です。
計測を開始するには、アプリのスタートボタンを押します。MEVO本体のライトが赤とオレンジに点滅したら、アプリで使用クラブを選択して計測可能な状態となります。
計測したデータの味方
MEVOを使って弾道計測をしたデータは、スマホを使って動画撮影した実際のスイング映像と合わせて、見ることができます。