≫ ゼクシオ11 イレブン ドライバーとゼクシオ10ドライバーの違いを徹底解説
ゼクシオ10とゼクシオ9の違いについてはコチラ
≫ ゼクシオ10ドライバーとゼクシオ9ドライバーの違い
ゼクシオ9ドライバーと8ドライバーの違いについて取り上げます。
目次
ゼクシオ9ドライバーとゼクシオ8ドライバー
左がゼクシオ9ドライバーで、右がゼクシオ8ドライバーです。ゼクシオ8ドライバーは2014年のゼクシオ8代目モデルで、2年後の2016年に発売されたのが9代目のゼクシオ9ドライバーです。
≫ XXIOの歴代シリーズを一挙紹介!初代は2000年に発売!
ゼクシオ9と8のキャッチコピーから、特徴が分かる!
ゼクシオシリーズの特徴
ゼクシオはウェイト調整機能、可変スリーブなどが搭載されておらず、シンプルでオートマチック性の高いクラブです。
奇抜な外観や仕掛けが搭載されがちな外ブラのドライバーとはどちらかと言えば対局に位置していて、ヘッドスピードが遅めの方が、気持ちよく、やさしく扱えるクラブであり続けています。
アイアンでもスペックの変更が殆どありませんので、ゼクシオユーザーとしてはリニューアルで全く異なったクラブになることが少なく、世代の乗換が非常にしやすいクラブです。
ゼクシオ8ドライバーの特徴
ゼクシオ8ドライバーは、「重さに。速さを。」というキャッチコピーが付けられています。まず、ヘッドが1g重量アップしていますので、前作よりも重いヘッドによりインパクトエネルギーがアップしやすくなっています。
クラブ全体では、シャフトやグリップの軽量化により、10g軽量化されています。全体が軽量化されることで振りやすくなっています。
ゼクシオ9ドライバーの特徴
一方、ゼクシオ9ドライバーは、「軌道は力だ。」というキャッチコピーが付けられています。
ゼクシオドライバーは、7代目からスイングをテーマに取り入れています。そして、9代目では、ダウンスイングでのコックの開放が早まらないメカニズムが採用されていて、ヘッドスピードが速まりやすくなっています。
ゼクシオ9ドライバーの方が反発エリアは広い
ドライバーはニューモデルが出ると反発エリアが前作より大きくなっているケースが殆どです。ゼクシオ8はゼクシオ7よりも10%拡大、そして、ゼクシオ9もゼクシオ8より10%拡大していますので、反発エリアの広さは、ゼクシオ9の方が優れています。
ヘッドの重みによるインパクトエネルギーの違い
ゼクシオ8ドライバーは、「重さに。速さを。」のキャッチコピーで、ヘッド重量を重くしたことがアピールされています。しかし、ゼクシオ9はさらに重量アップしています。
ヘッドの重みによる飛距離アップへの効果は、スイングスピード、シャフトの性能、ヘッドの剛性など、諸条件が同じであれば、ゼクシオ9の方が大きいということになります。
なお、運動エネルギーは重量の2乗に比例しますので、インパクトエネルギーの違いを算出してみると、以下の通りとなります。
▼ゼクシオ7ドライバーを100%としてヘッド重量からインパクトエネルギーを算出した結果です。
モデル | ヘッド重量 | 算出インパクトエネルギー |
---|---|---|
ゼクシオ7ドライバー | 195g | 100% |
ゼクシオ8ドライバー | 196g | 101% |
ゼクシオ9ドライバー | 198g | 103.10% |
単純に、インパクトエネルギーと飛距離が比例するとした場合、ゼクシオ7ドライバーでの飛距離が200ヤードとすると、ゼクシオ8ドライバーでは202ヤード、ゼクシオ9ドライバーでは206.2ヤードということになります。
なお、クラブ全体の重量はRスペックで共に272gとなっていまして、変わりません。バランスはゼクシオ8ドライバーの方が1ポイント小さくなっています。
スイングのしやすさ
ゼクシオ8ドライバーもゼクシオ9ドライバーも、スイングをクラブの側から改善して、ヘッドスピードを速める仕組みが採用されています。どちらも体の近くをクラブが回ることを重視しています。
どちらの方が優れているかは、数値化しづらく評価が難しいところではありますが、ゼクシオ9ドライバーの方は、ヘッドを重くし、コックの開放を遅らせるという、より具体的な仕組みが採用されています。
ゼクシオ8ドライバーも回転をコンパクトにすることで、ヘッドスピードをアップする仕組みが採用されていますが、ゼクシオ9ドライバーがその後から開発されているということを考えると、スイング改善によるヘッドスピードアップの効果はゼクシオ9ドライバーの方た高いように自然と期待してしまいます。
▼こちらはゼクシオ8ドライバーのスイングスピードアップの説明動画です。
ゼクシオ9ドライバーと8ドライバーのスペック比較
モデル | ゼクシオ9 | ゼクシオ8 |
---|---|---|
ロフト角(°) | 8.5/9.5/10.5/11.5 | 8.5/9.5/10.5/11.5/12.5 |
ライ角(°) | 58 | 58 |
ヘッド体積(cc) | 460 | 460 |
クラブ長さ(インチ) | 45.5 | 45.5 |
クラブ重さ(g)R | 272 | 272 |
基本的なスペックを見ると違いが見られません。ただし、中身を見ていくと幾つか注目したい違いがあります。
まず、シャフト重量はゼクシオ9ドライバーの方が2g軽く、トルクも大きめになっています。ヘッドは2g重くなってはいますが、シャフトは20mm手元重心化されていますので、ヘッド重量増によるスイング負荷が和らげられています。
ゼクシオ9ドライバー・8ドライバーの試打・評価