テーラーメイドのSIMシリーズから発売のSIM MAX レディースドライバについて取り上げます。
目次
SIM MAX レディースドライバーの特徴
SIM MAXレディースドライバーは、テーラーメイドの2020年モデルであるSIMシリーズから発売のレディースモデルです。
メンズモデルは、SIMとSIM MAXの2タイプありますが、レディースモデルはやさしい方のSIM MAXのみとなっています。
デザインはメンズと同じテイスト
国産メーカーは、レディースとメンズでデザインをがらっと変えてきますが、外ブラと呼ばれる海外メーカーは、デザインをあまり変えません。
左がメンズモデルで右がレディースモデルですが、形状・カラーリングでは見分けがつきません。違いが分かるのは、記載されているロフト角の数字とシャフトの色ぐらいです。
レディースゴルファーに人気のある日本を代表するゼクシオのメンズとレディースを並べてみると、外ブラと国産のデザインの違いが一目瞭然です。
ゼクシオではカラーリングが大きく違うのに加えて、デザインのラインが丸みを帯びているところが多く、全体的にやさしくかわいらさがあります。
この辺りは好みになりますので、レディースらしいデザインが好みの方は国産メーカーで、そうではなくメンズと同じデザインを好む方はテーラーメイドのような海外メーカーで選ばれると良いと思います。
搭載テクノロジーはメンズと同じ
レディースドライバーでもメンズと同じテクノロジーが搭載されています。今やテーラーメイドの代名詞とも言えるツイストフェース、スピードインジェクションが搭載され、また、ソールにはスピードポケットも搭載されています。
打点がブレても飛距離や方向性が損なわれにくく、スピードポケットが搭載されていますので、球が上がりやすいのもこのドライバーの特徴です。
ロフト角・ライ角の調整機能も搭載
SIM MAXレディースドライバーには、メンズと同様に可変スリーブと呼ばれる調整機能が搭載されています。他メーカーではレディースの場合、調整機能が搭載されないことがありますが、テーラーメイドはこのあたりもメンズと同様の機能を搭載しています。
シャフトを回転させて向きを変えることで、ロフト角・ライ角を変更して、弾道を変えることができます。
試打した時は自分に合っていると思っても、屋外のコースや練習場で打ってみると、「あれっ?」「違う?」と感じる方も少なくありません。
そんな時に、調整機能がついていると、球の上がりやすさ、つかまりを変えることができますので、より自分に合ったクラブスペックに近づけることができます。
SIM MAX レディースドライバーの試打・評価
- レディースっぽくないクラブで、飛びそうな印象が持てる。
- 他のレディースクラブより重たい。
- 打ち出しが高くて、低スピン。
- 重みがあるが、その重みですーっと打てる。
- 調整機能でロフトを寝かせて、フックフェースにすると、ドローが出る。
- デザインがアスリートっぽく、特にAシャフトはアスリート女子向け。
SIM MAX レディースドライバーのスペック
ロフト角 | 12° |
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ライ角 | 56° |
ヘッド体積 | 460cc |
長さ | 43.75インチ(L)/44インチ(A) |
硬さ | L/A |
クラブ重量 | 278g(L)/282g(L) |
クラブ重量 | 44g(L)/48g(L) |
ロフト角は12°のみとなっていて、シャフトフレックスがA、Lの2スペックとなっています。
ゼクシオ11のレディースでは、ロフト角が11.5・12.5・13.5°となっていますので、SIM MAXレディースはスペックが限定的に感じられますが、その分、調整機能が付いていて、ロフト角は±2°の調整が可能です。
クラブ重量は約280gありますので、ゼクシオ11のメンズモデルと同じぐらいです。他メーカーのレディースクラブは260gぐらいが多いので、この重量感は事前に確認しておいた方が良いポイントです。