飛距離が出るドライバー ピン

G SF TECドライバーの試打・評価・感想

投稿日:2020年8月27日 更新日:

PINGから2016年に発売のG SF TECドライバーについて、試打・評価・商品の特徴について取り上げます。

G SF TECドライバーの特徴

PINGのG SF TECドライバーは2016年に発売のドライバーです。

2004年に初代モデルがリリースされているGシリーズに属していて、2016年のGドライバーは8代目となります。

Gドライバーは3種類のヘッドがある

Gドライバーは、全部で3種類のヘッドが用意されています。

左からスタンダードタイプのGドライバー、低スピンタイプのG LS TECドライバー、直進性に優れたG SF TECドライバーです。

なお、本記事で取り上げているのは、右のG SF TECドライバーです。

ウェイトがヒール寄りに搭載され、つかまりが良い

G SF TECの最大の特徴は、球のつかまりの良さにあります。上の映像は、SF TEC(写真左)とスタンダード(写真右)を並べたものです。左のSF TECの方がソール後方のウェイトがヒール寄りに搭載されています。

重心がヒール寄りになることで、ヘッドの返りが良くなりますので、インパクトの際にフェースをスクエアに戻しやすくなっています。

弾道が意図せずスライス気味の方には、最もスライス改善効果が期待できる重心設計の一つです。

とはいえ、Gシリーズはプロも使うモデルですから、ドスライサー向けのスライス矯正モデルというより、スタンダードやLS TECに比べると、つかまりが良いモデルという感覚が近いと思います。

大型ウェイトをヒール側に配置したPING独自のSF TEC(ストレート・フライト・テクノロジー)により、直進性に優れた高弾道を可能に。右へのミスを極限まで抑制した憧れの力強いドロー設計

引用:clubping.jp

ハイロフトで球が上がりやすい

G SF TECドライバーは、他の2モデルと比べて、ロフト角が1~1.5°寝ています。

打ち出しが高くなりますので、球が上がりやすくなっています。

モデル ロフト角
Gドライバー 10.5°
G LS TECドライバー 10.5°
G SF TECドライバー 10° 12°

タービュレーターが空気抵抗を抑え、ヘッドが走る

Gシリーズドライバーは、前作となるG30からクラウンにタービュレーターと呼ばれる凹凸が施されています。

これにより、空気抵抗が抑えられ、ヘッドの走りが良くなりますので、ボールスピードのアップに繋がります。

▼タービュレーターの効果を検証した動画です

エアロ設計のヘッドは他メーカーでもありますが、なかなか効果を感じづらいのが実状です。

PINGでは、タービュレーターの検証結果を動画で公開されていて、空気の流れがスムーズになっている様子が分かります。

新採用のVORTECが、ヘッドをスムーズに走らせる

出典:jp.ping.com

G SF TECドライバーでは、新たにVORTECがヘッド後方に搭載されています。

空気抵抗を抑えてヘッドの走りをよくし、さらに、ヘッドの余分な振動も抑えてくれます。

フェースがインパクトの際に最大の撓みを生み出す

出典:jp.ping.com

G SF TECドライバーには、軽くて高強度のT9Sチタンのフェースが搭載されています。

インパクト時にフェースの撓みが最大となることで、ボール初速をアップしてくれます。

フェースに加えて、クラウンも軽量化されていて、生み出された余剰重量は効果的に重量配分され、深重心・低重心が実現されています。

ロフト角の調整機能を搭載

出典:clubping.jp

Gシリーズのドライバーは、可変スリーブによるロフト角の調整機能が搭載されています。

スリーブに予め設定されている5つのポジションを選択することで、-1.0~+1.0の範囲でロフト角を変更することができます。

▼Gドライバーのロフト角調整機能については、別記事に詳しくまとめてありますので、リンクを載せておきます。

https://driver.jpn.org/4178/g%e3%83%89%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%90%e3%83%bc%e3%81%ae%e3%83%ad%e3%83%95%e3%83%88%e8%a7%92%e3%83%bb%e3%83%a9%e3%82%a4%e8%a7%92%e8%aa%bf%e6%95%b4%e6%a9%9f%e8%83%bd%e3%82%92%e5%be%b9%e5%ba%95%e8%a7%a3/

なお、可変スリーブは、前作のG30、後継のG400と互換性があります。

G SF TECドライバーの試打・評価

G SF TECドライバーを試打した感想

  • ノーマル、LS TEC、SF TECで見た目は殆ど同じ。
  • フェース、投影面積の大きさは安心感がある。
  • 打感は弾き感があるが一番柔らかめ。
  • ウェイトがヒール寄りになっていて、多少、つかまりが良くなっている。
  • 弾道は高い。
  • スピン量が少なくて、球がドロップしてしまう方、スライス気味の方におすすめのドライバー。

G SF TECの適合ゴルファー

どんなゴルファーに向いているのか?

  • スピンを減らして飛距離を稼ぎたい人
  • 空力特性にこだわるゴルファー
  • 捕まりのいいピンのドライバーを使いたい人

G SF TECドライバーのスペック

ヘッドスペック

スタンダードモデル、LS TECは、ロフト角が9、10.5°の2種類ですが、SF TECは1~1.5°のハイロフトとなっています。

つかまりの良さに加えて、より球が上がりやすい仕様となっています。

  • ロフト角:10、12°
  • ライ角:59°
  • ヘッド体積:460cc
  • クラブ重量:約290g(ALTA J50・R)
  • フェース素材:T9Sチタン
  • ボディ素材:811チタン

シャフトスペック

出典:clubping.jp

標準シャフトはALTA J50です。メーカー公式サイトでは合計4種類のシャフトが紹介されています。

  • ALTA J 50(R、SR、S、TS)
  • Tour 65(S、X)
  • N.S.PRO Regio Formula B TYPE55(R2、R、S)
  • ATTAS G7 6(SR、S、X)

G SF TECドライバー関連おすすめ記事

▼Gドライバーのロフト角調整機能

https://driver.jpn.org/4178/g%e3%83%89%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%90%e3%83%bc%e3%81%ae%e3%83%ad%e3%83%95%e3%83%88%e8%a7%92%e3%83%bb%e3%83%a9%e3%82%a4%e8%a7%92%e8%aa%bf%e6%95%b4%e6%a9%9f%e8%83%bd%e3%82%92%e5%be%b9%e5%ba%95%e8%a7%a3/

▼後継モデルのG400ドライバー関連記事

PING G400 LS TECドライバーの試打・評価・感想

G400 STD・LST・SFT ドライバーのロフト角・ライ角調整機能を徹底解説!

G400 MAXドライバー の試打・評価・感想

▼Gシリーズドライバーの歴代モデル

PINGの歴代Gシリーズを一挙紹介!Gドライバーは初代ではなかった!

 

あわせて読みたい

当サイトの人気記事







-飛距離が出るドライバー, ピン
-, , ,

関連記事

ツアーB X ドライバー(2020)とXD-3 ドライバー(2018)の違いを徹底解説!

ブリヂストンから発売のツアーB Xドライバー(2020)と前作のツアーB XD-3ドライバー(2018)について、違い・変更点を取り上げます。 ▼ツアーB Xドライバー(2020)の試打・評価 ≫ ブ …

M4ドライバーとM2ドライバーの違い

テーラーメイドのM4ドライバーとM2ドライバー 2017について違いを取り上げます。 M4ドライバー/テーラーメイド GDOで探す 楽天市場で探す Amazonで探す 目次1 M4ドライバーの前作に当 …

PING G730アイアンの最新情報まとめ

PINGのG710アイアンの後継モデルについて、新たな情報が確認されましたので、取り上げます。 目次1 G7系アイアン2 G710アイアンの後継は、G730アイアンか!?3 G730アイアンの発売日 …

【3万円以下の名器ドライバー10本】最も飛距離が出たのは?【横田真一が検証】

横田真一プロのyoutubeチャンネルにて、3万円以下のドライバー10本を実際に試打して、どれが一番飛距離が出るのかを検証した動画がアップされています。 youtuberになるに際して、横田真一プロは …

歴代インプレス inpres UD+2ドライバーを一挙紹介!

ヤマハから発売の「inpres UD+2」シリーズは、特徴とターゲットゴルファーが明確で分かりやすく、アベレージゴルファーのニーズをストライクに捉えていることから、初代モデルから人気があります。 これ …