キャロウェイのパラダイム Ai SMOKE MAX FASTドライバーについて、知っておきたい３つのポイント、試打・評価を取り上げます。

前作の初代パラダイムMAX FASTドライバーとの違いも交えながら解説しますので、パラダイム Ai SMOKE MAX FASTドライバーの特徴や位置付けが分かる内容となっています。

パラダイム Ai SMOKE MAX FASTドライバーの特徴

2代目パラダイムとも言うべきパラダイム Ai SMOKEは、初代とどこが違うのか。

キャロウェイユーザーとしてはこの点が最も気になるのではないでしょうか？

パラダイム Ai SMOKEの最大の特徴は、これまで7年間も採用され続けていた「JAILBREAK」が廃止され、Aiスマートフェースが採用されている点にあります。

キャロウェイでは以前からAIとスーパーコンピューターを活用していますが、今回は25万人分・100万以上のスイングデータを用いて、5万回もの設計とテストが重ねられています。

Aiスマートフェースはあらゆる打点位置で、JAILBREAK テクノロジー搭載モデルよりも高いボールスピード、飛距離を実現するようになっています。

*引用：callawaygolf.jp

JAILBREAKに置き換わるように採用されたAiスマートフェースは、何処に当たっても打ち出し角やスピン量を補正してくれるというすぐれもので、つまり打点ブレに対して強さを発揮してくれます。

スイングが安定しない方、弾道がブレやすい方は、より真っすぐ飛んで、飛距離ロスが出にくくなります。

▼前作との重量の違い

MAX FASTの特徴と言えば、「軽量」と「ドローバイアス」です。

特に「軽量」に関しては、前作よりも更に進化していて、クラブ全体の重量は4gの軽量化がなされています。

内訳をみていくと、シャフトは0.5gの軽量化、グリップは変わらずということで、特殊なパーツ等が無いと考えればヘッド側が3.5gの軽量化ということになります。

実際にクラブ長さは45.75インチのやや長尺は維持されながら、クラブバランスはD3からD1に2ポイントも下がっています。

クラブ重量が軽くなり、ヘッドの重量感（クラブバランス）も軽くなっていますので、より軽いクラブで楽に振りたい方に適しています。

反対に、前作では軽さが気になった方は、標準重量のドローモデルであるパラダイム Ai SMOKE MAX Dドライバーを検討するか、又は、買い替えせずに使い続けるかを検討することをオススメします。

▼MAX FASTとMAX D

MAX DとMAX FASTは、どちらもドローバイアスで重量違いのモデルとして紹介されます。

ただ、違うのは単に重量差だけでなく、ヘッド形状・ウェイト配置、そして、可変スリーブの有無など、異なる点は多々ありますので、弾道にも違いがあります。

つかまり、高弾道については、MAX FASTの方が特徴が強く出ますので、スライスの抑制能力としては、MAX FASTの方が優れています。

パラダイム Ai SMOKEシリーズのドライバーの弾道特徴を表したマトリクスでも、MAX FASTがシリーズ中で最もドロー・最も高弾道と位置づけられています。

パラダイム Ai SMOKE MAX FASTドライバーの試打・評価

▼MAX FASTの試打（7 :11頃）から再生されます

MAX FASTは軽くてヘッドスピードが遅めのクラブということで、打たない人が多いと思うが、アイアンで軽量スチールやカーボンを使っている人にはど真ん中のスペック。
（この試打者が）4機種の中で一番飛距離が出るのがMAX FAST。
ボールスピードが出るというより、ヘッドスピードが出やすいので、同じ力感で振ってもヘッドスピードが出て飛距離が伸びる。
ヘッドスピードが42～43m/sでも使いこなせる。