PINGから2017年に発売のG400 SF TECドライバーについて、試打・評価・商品の特徴について取り上げます。
G400 SF TECドライバーの特徴
PINGのG400 SF TECドライバーは2017年に発売のGシリーズのドライバーです。
前作のGドライバーではヘッドサイズが460ccでしたが、G400ではヘッドサイズが445ccとやや小ぶりになっています。
G400シリーズのドライバーは3+1種類のヘッドがある
G400シリーズのドライバーは、当初、前作同様に3種類のヘッドが発売されています。スタンダードモデルのG400、低スピンタイプのG400 LS TEC、そして、本記事で取り上げているドロー仕様のG400 SF TECです。
これら3種類はヘッドサイズが445ccと前作よりやや小ぶりになっていたためか、その後にヘッドサイズが460ccのG400 MAXドライバーが追加でリリースされています。
G400 SF TECは、タングステンウェイトがヒール寄りで、つかまりが良い
右のG400 SF TECの方は、ソール後方のタングステンウェイトがややヒール側に寄っています。
これにより、ヘッドが自然と返りやすくなりますので、インパクトの際にフェースをスクエアに戻しやすく、ボールをつかまえやすくなっています。
弾道が右に抜けたり、スライスするのを抑える効果があります。
高密度タングステンウェイトをヒール側に配置したPING独自のSF TEC(ストレート・フライト・テクノロジー)により、右へのミスを極限まで抑制した憧れの力強いドロー設計がラインナップ。安心してつかまえる事で最大飛距離を生み出します。
引用:clubping.jp
ハイロフトで球が上がりやすい
G400 SF TECドライバーは、前作と同様にハイロフトとなっています。下表はスタンダード、LS TEC、SF TECのロフト角を比較したものです。
モデル | ロフト角 | |
G400 ドライバー | 9° | 10.5° |
G400 LS TECドライバー | 8.5° | 10° |
G400 SF TECドライバー | 10° | 12° |
スタンダードなタイプと比較すると、1~1.5°の差がありますので、打ち出しが高くなります。
タービュレーターが空気抵抗を抑え、ヘッドが走る
Gシリーズドライバーの代名詞とも言えるタービュレーターは、G400のSF TECにもしっかり搭載されています。また、ヘッド後方のVORTECも前作に引き続き搭載され、余分な振動を抑えてくれます。
進化したタービュレーターとVORTEC(ボーテック)、最適な形状でダウンスイング時の空気抵抗が約15%軽減。
引用:clubping.jp
▼G30ドライバーでのタービュレーターの実験動画です
ロフト角の調整機能を搭載
Gシリーズのドライバーは、「トラジェクトリー・チューニング」と呼ばれる調整機能が搭載されていて、ロフト角を切り替えることができます。
5種類のセッティングが用意されていて、ー1.0~+1.0°までの5段階の調整が可能です。
▼G400シリーズドライバーのロフト角調整機能については、別記事に詳しくまとめてありますので、リンクを載せておきます。

なお、可変スリーブは、前作のG、前々作のG30と互換性がありますが、後継のG410とは互換性がありません。
G400 SF TECドライバーの試打・評価
G400 SF TECドライバーを試打
- 弾道は高いまま、しっかりつかまる。
- 右に抜けない。右へのミスがなくなって良い。
- フェースが開きにくい設計で、スライサーにはありがたい。
G400シリーズのドライバー4種をまとめて試打
- 構えた感じはスタンダードモデルと変わらない。
- スタンダードモデルと同じ感じで打つと、センターから左に曲がっていく。
- スピン量も抑えられている。
G400シリーズのドライバーをプロが試打して評価
※2:45のG400 SF TECの試打から再生されます。
- ドライバーがスライサーの人、右に行って左になかなかつかまらない人に調度良い。
- つかまってくれうので、ヘッドスピードが上がって飛ぶと思う。
G400 SF TECドライバーの適合ゴルファー
どんなゴルファーに向いているのか?
- 直進性の高い弾道で飛ばしたい人
- つかまりの良いクラブを求める人
- 調整機能付きクラブが好きなゴルファー
G400 SF TECドライバーのスペック
ヘッドスペック
3タイプでロフト角に違いがあります。スタンダードモデルは9、10.5°、LS TECは8.5、10°、そして、SF TECは10、12°とハイロフトなのが特徴的です。
前作のGシリーズと比べると、ヘッド体積が15cc小さい445ccとなっていて、こぶりになっています。
G400 ST TECは、つかまりが良く右へのミスが出にくい上に、打ち出しが高いため、アベレージゴルファーにも安心して使えそうな印象があります。ただ、ヘッドはややこぶりなのと、つかまりが良いといっても、スライサーがドローを打てるほどのものではありません。
- ロフト角:10、12°
- ライ角:59°
- ヘッド体積:445cc
- クラブ重量:約291g(ALTA J CB・R)
シャフトスペック
標準シャフトはALTA J CBです。メーカー公式サイトでは合計6種類のシャフトが紹介されています。
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- ALTA J CB(R、SR、S、TS)
- ALTA DISTANZA
- PING TOUR 173-65(R、S、X)
- PING TOUR 173-75(R、S、X)
- ATTAS CoooL 6(SR、S、X)
- Speeder 661 EVOLUTION Ⅳ(SR、S、X)
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