タイトリストから2015年モデルとして発売されている915 D2ドライバーについて、試打・評価・製品の特徴について取り上げます。
目次
915 D2ドライバーの特徴
上級者に人気のタイトリストのドライバー。アベレージゴルファーでも扱いやすい915 D2ドライバーについて、特徴を見ていきましょう。
915シリーズは2種類のドライバーがある
タイトリストの915シリーズは、913シリーズの後継にあたるモデルです。ツアー向けでは、実は915D4、915D5というモデルがありますが、公式サイトで掲載のあった市販モデルは、D2、D3の2種類となっています。
D2はヘッドが大きく許容性が高いのが特徴で、D3はヘッドが小ぶりで操作性に優れているのが特徴です。
- 915 D2ドライバー
大きな飛びと、高い許容性を実現。 - 915 D3ドライバー
大きな飛びと、弾道のコントロール性を追求。
460ccで丸形に近いヘッド
メーカーの公式サイトでは、915 D2ドライバーは洋ナシ形と説明されていますが、こちらの写真を見て頂くとどうでしょうか?
実は、915 D3は綺麗な洋ナシ形をしていますので、それとの比較もあって、個人的には915 D2は丸形のように見えます。
実際、ヘッドサイズはD3よりも20cc大きい460ccサイズで、ストレッチも長く取られていて深重心を意識した形状に見えます。
D3よりも高弾道でつかまる!
915 D3ドライバーと比べると、シャローで重心が深くなっていますので、ミスへの許容性が高く、直進性に優れています。
ボールのつかまりもD3よりは良く、中から高弾道が出やすくなっています。スライスが治るほどのつかまりではありませんが、軽いドローが入りやすくなっています。
アクティブ リコイル チャンネルが、高初速、低スピンを実現
前作の913 D2ドライバーと大きく変わって点として、ソールにスリットが搭載されている点が挙げられます。
アクティブ リコイル チャンネルと呼ばれる溝構造により、インパクトの際にクラウンとソールが撓んで、低スピン・高初速を実現してくれます。
アクティブ リコイル チャンネルによって、インパクト時の衝撃を吸収し、フェースの挙動を抑え、ギア効果を抑制することで、ボールを低スピンで押し出すことができるのです。また、特にフェース下部に反発力が生まれることで、初速がアップします。
ロフト角・ライ角の調整機能、SureFit Tourを搭載
915シリーズのドライバーには、913シリーズと同様にロフト角・ライ角を調整することができます。
タイトリスト独自のロフト角、ライ角の2次元独立調整システムにより、16通りのポジションから最適なセッティングを選べます。
タイトリストの調整機能は、テーラーメイドやPINGのものとは若干異なっています。可変スリーブとホーゼルの間に調整用のリングがあり、その組み合わせにより、ロフト角とライ角を独立的に変更することができます。
915 D2 ドライバーの試打・評価
915 D2ドライバーを詳しく解説
アクティブ・リコイル・チャンネルが弾道に与える影響について、詳しく解説されています。後継のTSシリーズにはスリットが搭載されていないことへの考察が、なかなか興味深いです。
ジョーダン・スピースによる915ドライバーの評価コメントです。
915 D2ドライバーの適合ゴルファー
どんなゴルファーに向いているか?
- 低スピン弾道で飛ばしたいゴルファー
- 打点が上下にバラつきやすい人
- 弾道調整機能付きを求めるゴルファー
915 D2 ドライバーのスペック
ヘッドスペック
- ロフト角:8.5、9.5、10.5°
- ライ角:58.5°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ重量:307g
- 標準シャフト:Titleist Speeder 515
- フレックス:S、SR、R
- クラブ長さ:45.5インチ
公式サイトでは、9種類のシャフトが掲載されています。
- タイトリスト スピーダー515(フジクラ社製)
- KURO KAGE XM SERIES(三菱ケミカル社製)
- Speeder EVOLUTION Ⅱ SERIES(フジクラ社製)
- Tour AD GP SERIES(グラファイトデザイン社製)
- ATTAS G7 SERIES(シャフトラボ社製)
- Diamana R SERIES(三菱ケミカル社製)
- Speeder EVOLUTION SERIES(フジクラ社製)
- Tour AD MJ SERIES(グラファイトデザイン社製)
- ATTAS 6☆ SERIES(シャフトラボ社製)