キャロウェイから発売のビッグバーサ B21ドライバーについて、最新情報を取り上げます。
ビッグバーサ B21ドライバーの特徴
ビッグバーサ B21ドライバーは、日本モデルではなくUSモデルとなります。
後々、日本モデルとして発売される可能性もありますが、当記事執筆時点ではUSモデルとなります。
ドローバイアス+低スピン
ビッグバーサ B21ドライバーは、スピン量が多く、スライスに悩むゴルファー向けのクラブです。
ハンディキャップの多いゴルファーは、スピン量が多い、そして、レッスンは受けていないという傾向があるそうです。そのため、スイングが改善される可能性も低いと考えられることから、スライサー向けでスピン量を抑えたドライバーの開発に至ったと言われています。
ビッグバーサ B21ドライバーは、低・浅重心設計であり、さらに、ドローバイアスになっています。これにより、スライスが抑えられ、低スピンの弾道がでやすくなっています。
一般的なドローバイアスモデルは深重心が基本でしたので、ドローバイアスでありながら浅重心というのは、とても珍しいモデルです。
超低重心で、高弾道で飛ばせる
スピン量が少ないとなると、サイドスピンが抑えられることで弾道の直進性が高まります。一方で、バックスピン量が抑えられすぎると、揚力が得られない可能性があります。
ビッグバーサ B21 ドライバーの重心高さは、”ultra-low”という表現が使われていて、超低重心となっています。
重心が低いことにより、打ち出しは高くなりますので、高弾道で飛ばしやすくなっています。
ネックにはアジャスタブル・ホーゼルが搭載されていますので、ロフト角・ライ角を独立的に調整して、弾道の高さを変えることができます。ロフト角の調整レンジは-1~2°です。
≫ キャロウェイのロフト角・ライ角の調整機能(アジャスタブル・ホーゼル)を徹底解説!EPIC FLSH・ROGUE・GBBなど互換性は!?
フラッシュフェースを搭載し、ミスに強い
ビッグバーサ B21ドライバーにも、キャロウェイの最新テクノロジーであるAI設計によるフラッシュフェースSS21が搭載されています。
フェースの広いエリアでボール初速が出るように設計されていますので、打点がバラツキやすいゴルファーに適しています。芯を外しても、ミスが許容され、ボールスピードが落ちにくく、安定した弾道が出やすくなっています。
クラウンの投影を見ると、ヘッド形状が独特で、タイトリストの907 D1ドライバーを思い起こさせるような三角形状です。
ヒール寄りの体積が少ない印象もありますが、ヒール寄り内部にはインナーウェイトが搭載されていますので、スイング後半でヘッドがスクエアに返りやすくなっています。
ジェイルブレイク・テクノロジーも搭載
キャロウェイのもう一つの主要なテクノロジーであるジェイルブレイクも、しっかり搭載されています。
ヘッドの前方の剛性が高められることで、無駄な撓みによるエネルギー損失が抑えられますので、ボールスピードのアップに貢献してくれます。
▼USキャロウェイによるビッグバーサ B21ドライバーの公式動画です。
英語ですが、360°ビューの内部映像で、特徴がよく分かります。「SLICE STOPPER」という分かりやすい表現で、スライスを改善しようというコンセプトの力強さが伝わってきます。
ビッグバーサ B21ドライバーとMAVRIK MAXドライバーの比較
キャロウェイのドローバイアスモデルと言えば、MAVRIK MAXドライバーを思い浮かべた方もいるのではないかと思います。
≫ MAVRIK MAXドライバーの試打・評価・感想
ビッグバーサ B21ドライバーとMAVRIK MAXドライバーの違いについては、以下のように整理されています。
モデル | ビッグバーサB21 | MAVRIK MAX |
---|---|---|
ドローバイアス | 最大 | 高 |
スピン量 | 少 | 中 |
打ち出し | 高 | 中 |
寛容性 | 高 | 高 |
ビッグバーサ B21ドライバーの方がドローバイアス度合が強く、スピン量が抑えられ、打ち出しが高いモデルとなっています。
ビッグバーサ B21ドライバーのスペック
- ロフト角:9、10.5、12°
- ライ角:60°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.75インチ
シャフトについては、公式サイトでCallaway RCH 45・55・65 Graphiteの3種類が掲載されています。
45、55、65はシャフト重量を表していますので、10g刻みになっています。
ビッグバーサ B21ドライバーの発売日・発売価格
ビッグバーサ B21ドライバーの発売日は、2020年8月27日です。
発売価格はUS公式サイトで499.99ドルからとなっています。