スリクソンの2020年モデル、ZX5アイアンについて、製品の特徴、試打した感想・評価を取り上げます。
ZX5アイアンについて
スリクソンの2020年モデルの「ZXシリーズ」からは、ZX5とZX7の2種類のアイアンがリリースとなっています。
ちなみに、これまでのZからZXに名称が変わっていますが、別のシリーズになったわけではなく、2020年のタイミングで改称されただけで、シリーズとしての継続性があります。
Zシリーズはもともと3種類のアイアンがリリースされていて、2016年まではマッスルバックもありましたが、2018年のZ85シリーズから無くなっています。そして、2020年のZXシリーズもマッスルバックは無しとなっています。
本記事で取り上げるのは、左のZX5アイアンで、2018年のZ585アイアンの後継モデルとなります。
ZX5アイアンの方はソール・キャビティがしっかりしていまして、ミスへの許容性、直進性、飛距離性能が高い方のアイアンとなります。
▼ZX5・ZX7アイアンの概要・特徴については下記記事をご覧ください。
≫ 【何処よりも早い】スリクソン ZX5・ZX7アイアンの最新情報まとめ
ZX5アイアンを計測試打
- 前作のZ585アイアンは評価が高い。
- ZX5アイアンの方がシャープに見える。
- 素材は変わっていないが、ZX5アイアンは弾きを抑えめで、ボールが潰れてる感がある。ポケット構造ではなくなっているので、打感が1枚物に寄ってきていて、従来モデルよりも食いついてる感がある。
- 最近の傾向として、上級者でも飛んでお助け感があるアイアンを選んでいる。
- 特別やさしい方に振れてるわけではない。
マーク金井氏がZX5・ZX7アイアンを試打比較
▼ZX7アイアンの試打(7:26)から再生されます。
NSプロ950GH neo(受注生産)を装着したモデルで試打されています。
- ZX5はアスリート向けモデルの中ではワイドソールで、ブレードも長い。
- ヘッドが大きい割には、グースが殆どなくストーレーとネック。
- 少しやさしいクラブを使いたい男子プロでも、アスリートライクなクラブを使いたい女子プロに向いている。
- アマチュアではヘッドスピード40m/sだと微妙だが、43~46m/sの人、自分で距離をコントロールしたい人向け。
- ミスもある程度、許容してくれるが、ミスしたことを分からせてくれる。
ZX5・ZX7アイアンを試打
- スマッシュファクターが高く、ツアーモデルのアイアンではない飛距離が出る(飛ぶという意味)。
- ボディは軟鉄で、フェースはクロムバナジウム鋼。打音は飛び系の弾く音がする。打感は悪くない。
- 飛距離が出てるのに、スピン量がしっかり多く、最高到達点も高いので、余裕で止まると思う。
ZXアイアンの公式動画
ダンロップによるZXアイアンの公式製品動画です。
内部構造を交えながら搭載されているテクノロジーと特徴が紹介されていますので、ZX5アイアンとZX7アイアンの特徴・違いが分かります。