タイトリストから2007年モデルとして発売されている907 D2ドライバーについて、試打・評価・製品の特徴について取り上げます。
907 D2ドライバーの特徴
タイトリストの907シリーズは、905シリーズの後継に当たるモデルです。丸型のディープ形状で、安定性と操作性を兼ね備えたドライバーです。
907シリーズはD1とD2がある
907シリーズのドライバーは、D1とD2の2種類のモデルがあります。D4というモデルをご存知の方もいるかと思われますが、D4は市販モデルではなく、ツアー支給品から流れてきたものが中古ゴルフショップなどで並ぶことがあるようです。
907D1、D2は、共にヘッドサイズがルール上限の460ccですが、形状に大きな違いがあり、ヘッド特性にも表れています。
- 907 D1ドライバー
三角形型の460ccのヘッド。慣性モーメントが大きく、許容性・直進性に優れている。 - オーソドックスな丸型の460ccのヘッド。大きな慣性モーメントと操作性を両立している。
洋ナシ型で操作性が高い
907D2ドライバーのヘッド形状は、メーカーの説明では「オーソドックスな丸型形状」となっていますが、ヒール側がすっきりとしていて洋ナシ型に近い形状と言って良いと思います。
907D1と比べると小ぶりなようにも見えますが、ヘッドサイズはしっかり460ccあり、慣性モーメントも大きく取られています。
フェースは上下の偏肉設計で、高打ち出し・低スピン
フェースは下部が厚く堅く、上部が薄く柔らかくなっています。弾道傾向は、打ち出しが高く、スピン量が抑えられます。
ディープ・ハイバック形状を採用
こちらはヘッドを横から見た映像です。ヘッド後方は短めで、お尻が持ち上がった形状となっています。
重心が浅く、スピン量が抑えられますので、吹けない強い球で飛ばしたい方に適しています。
ロフト角・ライ角・ウェイトの調整機能はない
タイトリストのドライバーは、ソールウェイトによるバランス調整や、可変スリーブによる弾道調整機能が搭載されているモデルが多数ありいますが、907シリーズには搭載されていません。
と言うのも、ウェイト調整機能が搭載されたのは、後継の909シリーズ、可変スリーブによるロフト角・ライ角の調整機能が搭載されたのは、更に後継の910シリーズからとなります。
907 D2 ドライバーの試打・評価
一般ゴルファーの口コミ・評価まとめ
- 対象ユーザーはHS48以上のフッカーだと思います。
HSが高くないと飛距離は出ないと思います。- 弾道の高さはシャフトの性能もあってか若干高めでしょうか?つかまりは正直言ってよくない(つかまり過ぎない)と思います。コースでは集中しているので、まだありませんがしっかりつかまえにいく意識が無いとプッシュする事があります。
特筆すべきはオフセンターヒット時のブレの少なさだと思います。特にトゥ側でヒットした際の左へのミスが905とは比較になりません。引用:kakaku.com
- 打感は柔らかく、芯に当たったときいい音と感触が残ります。距離も当たればそれなりに飛びました。風にもそこそこ強い球が打てると思います。芯を外すと距離は落ちますが、方向性それほどぶれることなく慣性モーメントのおかげかと思います。高さは上がりやすいほうです。
- ちゃんと振り切らないとダメですが、振り切れば思いっきり叩きにいってもまっすぐ飛んでくれます
- 905T-905Rと使ってきましたが、907D2が一番簡単ではないでしょうか。
引用:yahoo-net.jp
「ゴルフ体験主義」の試打評価
このドライバーはヘッドスピード的には最低でも45m/sは必要でしょう。その上で、多少球筋をコントロールしたい人向けでしょうね。
優しさを兼ね備えながらも、振った通りの球筋がでるので、スイングのミスとクラブがカバーしてくれる度合いを考えると、スイングが重要になってくるクラブだと思います。
そういう意味では、やはりある程度スイングが固まっている中~上級者向けだと思います。
907 D2 ドライバーのスペック
ヘッドスペック
- ロフト角:8.5、9.5、10.5°
- ライ角:57°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ重量:326g(S)
- 標準シャフト:ランバックス 7X07
- フレックス:S
- クラブ長さ:45インチ
シャフトラインナップ
シャフトは2種類あります。907D1と比べると、ランバックス、ディアマナ共に一段上の重量帯のシャフトです。
- ランバックス 7X07(S)
- ディアマナ S73(S)