≫ SIM MAX D-TYPEドライバーの試打・評価・感想
※2019/02/23 試打と評価を追記
テーラーメイドのM6 Dタイプ ドライバーが一部のゴルファーの間で注目されています。日本のテーラーメイド公式サイトに掲載されていないD-TYPEドライバーについて取り上げます。
目次
- 1 M6 D-TYPEドライバーはUSモデル!
- 2 M6ドライバーのフェースアングル
- 3 M6とM4を比べるとカーボン比率が増えていることが分かる!
- 4 D-TYPEはウェイトがヒール寄りに搭載されている
- 5 D-TYPEもスピードインジェクションにより最大反発を実現!
- 6 ツイストフェース、ハンマーヘッドも搭載
- 7 M6 D-TYPEドライバーをマーク金井氏が試打・評価
- 8 M6 D-TYPEドライバーのスペック
- 9 標準シャフトは PROJECT X EVENFLOW MAX CARRY 45
- 10 ロフト角調整機能は搭載されている
- 11 ロフト調整機能があっても、デフォルト設定のロフト角は重要
- 12 M6 D-TYPEドライバーの入手方法について
M6 D-TYPEドライバーはUSモデル!
テーラーメイドの日本の公式サイトでは、M6はM6ドライバーのみで、M6 D-TYPEドライバーの情報は掲載されていません。これは、M2、M4でもそうだったように、D-TYPEドライバーはUSモデルでして、日本モデルとしては販売されていません。
でも安心してください。日本でも購入できますので、モデルの特徴と購入について紹介します。
M6ドライバーのフェースアングル
上の写真は、USのM6 D-TYPE ドライバーとノーマルなM6ドライバーのヘッドを重ねてみました。色が濃くなっている部分が重なっているところです。
フェース側がはみ出ているのがM6 D-TYPEドライバーで、ヘッド後方がはみ出ているのがノーマルなM6ドライバーです。ドロー仕様というだけあって、D-TYPEはフェースが閉じている様子が分かります。
M6とM4を比べるとカーボン比率が増えていることが分かる!
こちらは同じD-TYPEのM6と前作のM4で、クラウンを比較してみました。左のM6 D-TYPEドライバーでは、ブラックのカーボンエリアが大幅に増えていることが分かります。
今回のM6ドライバーは、ソール後方に46gのウェイトを集中させ、ミスへの許容性を上げています。余剰重量を生み出すためにヘッドの軽量化をかなり徹底的に進めています。
D-TYPEはウェイトがヒール寄りに搭載されている
M6 D-TYPE ドライバーのドロー仕様設定の大きなポイントは、ヒール寄りにウェイトが搭載され、重心距離が短くなっている点です(0:17からドロー設定の紹介です)。
重心がフェース寄りになっていると、ヘッドが返しやすくなります。フェースターンが容易になりますので、ボールのつかまりがよくなり、スライス改善に効果的に働いてくれます。
D-TYPEもスピードインジェクションにより最大反発を実現!
ノーマルなM6ドライバーやM5ドライバーと同じく、フェースには赤いネジ部分が2箇所あります。M5、M6の製造では、まず高反発のルール違反のヘッドが製造されます。その後、フェース面の赤いネジ部分からジェルを注入し、ルール限界値まで反発性能を下げる工程を経て、最大反発を持ったヘッドが完成します。これがスピードインジェクションです。
M5、M6は全てのモデルが最大反発ぴったりに調整される画期的な手法が採用されています。
ツイストフェース、ハンマーヘッドも搭載
M4で初めて搭載された注目のテクノロジー、ツイストフェースとハンマーヘッドはM6 D-TYPEドライバーにも継承されています。ミスを許容し、弾道をセンターに戻してくれる効果を発揮してくれます。
M6 D-TYPEドライバーをマーク金井氏が試打・評価
- アドレスするとヘッドがきれいに座り、フェースが開かず、+1°のフックフェースになっている。
- M6はつかまりが良いと言われているが、D-TYPEはさらにつかまりが良いようにデザインされている。
- USモデルのためシャフトはRでも日本のSと同じぐらい(の硬さ)。
- ボールがとてもよくつかまる。その分、ボール初速もあがる。
- シャフトでヘッドが走る感じはないが、手元側がねじれるので、Rにしては固めだがしなりを感じる。
- M6 D-TYPEドライバーは日本で未発売だが、ネットで購入できる。フェアウェイゴルフだと在庫があれば1週間ぐらいで届く。
M6 D-TYPEドライバーのスペック
ロフト角 | 左右 | ライ角 | ヘッド体積 | 長さ | バランス |
---|---|---|---|---|---|
9° | 右・左 | 56~60° | 460CC | 45.75インチ | D3 |
10.5° | 右・左 | 56~60° | 460CC | 45.75インチ | D3 |
12° | 右 | 56~60° | 460CC | 45.75インチ | D3 |
標準シャフトは PROJECT X EVENFLOW MAX CARRY 45
公式サイトで紹介されているシャフトは、PROJECT X EVENFLOW MAX CARRY 45です。USシャフトは同じフレックスでも日本のものより硬めと言われていますので、1つ2つ下を選択することをおすすめします。
FLEX | WEIGHT | TORQUE | LAUNCH | SPIN |
---|---|---|---|---|
6.0 (S) | 53G | 5.6 | HIGH | HIGH |
5.5 (R) | 52G | 5.6 | HIGH | HIGH |
4.5 (A) | 51G | 5.6 | HIGH | HIGH |
ロフト角調整機能は搭載されている
ホーゼル部分のロフト角調整機能は、M5、M6と同じく搭載されています。こちらで弾道調整を行うことができます。
ロフト調整機能があっても、デフォルト設定のロフト角は重要
ロフト角の調整機能があるので、ロフトの選択は意味が無いのではないか?という声も聞こえてきそうですが、デフォルトのロフトと調整して設定したロフトでは、他のスペックに違いが出るそうです。
クラブの構造上、ロフトを寝かせるとフェースは閉じます。ロフトを寝かせるとフェースが開くと思っている人が多いのですが、実際は『フェースは上を向くと左を向く』のです…ロフトは寝れば寝るほどボールのつかまりが良くなるとされるが、それには「ロフトが寝るとフェースが閉じる」ことも大きく関わってい…つまり、はじめから10.5度のヘッドと、9.5度を10.5度に1度寝かせたヘッドでなにが違うかといえば、フェース向きが違う、ということになる。引用:https://www.golfdigest-minna.jp/_ct/17051471
上記の引用からすると、ロフトが立っている方を購入して、調整して寝かした場合、調整した方がフェースが閉じてつかまりが良くなるそうです。
M6 D-TYPEドライバーの入手方法について
M6 D-TYPEドライバーは、USモデルではありますが、日本国内のゴルフショップでも取り扱っています。有名なのがフェアウェイゴルフUSAさんで、海外モデルの取り扱いが豊富です。
楽天でも取り扱っている業者がいますので、検索してみると良いでしょう。