ヨネックスから発売のRoyal EZONEドライバーについて、試打や評価、モデルの特徴について解説します。
目次
ヨネックス Royal EZONEドライバー
シニア向けらしく、ブラックにアクセントカラーのゴールドが配われ、ラグジュアリー感があります。
ちなみに以下の画像が前作となる2017年モデルです。
(注意:上記画像は前作の2017年モデルで、比較のため掲載しています)
比べてみると、今作の2019年モデルの方はホワイトが取り入れられ、下手すると金ピカ感が出てしまうところ、上品で洗練されたスマートさが感じられます。
サイドから見たヘッド、ソールに溝がある!
こちらは横からヘッドを見た姿です。お気づきと思いますが、前作との大きな違いとして、ソール前方、フェースの直ぐ後ろに、大きな溝があります。
飛びの秘訣1、クラウンとソールの溝がたわんで素早く復元
出典:http://www.yonex.co.jp/golf/clubs/royal-ezone-driver-2019.html
Royal EZONEのヘッドには、Namdという新素材が採用されています。
Namdは、強靭なしなりと復元力を生み出すことから、新たなカーボン素材として高く評価されています。
(引用:https://www.nitta.co.jp/new_technology/)
クラウンがインパクトの際に撓み、素早く復元することから、ヘッド上部に反発効果が発生します。
さらに、ソールには先ほどサイドから画像で触れましたパワーグルーブと呼ばれる溝が搭載されています。溝の効果については、もうパワースリットとかスピードポケットとか、各社各様の表現で搭載していますので、ご存知の方も多いと思います。溝部分がインパクトの際に撓むことで、ヘッド下部に反発効果を生み出してくれます。
ヘッドの上部と下部の二つの撓み効果により、反発が高まり、従来モデルと比較すると+4.4ヤードの飛距離アップがロボットテストにより確認されています。
飛びの秘訣2、シャフトのしなり戻りが速い
出典:http://www.yonex.co.jp/golf/clubs/royal-ezone-driver-2019.html
シャフトにもクラウンで採用されている復元スピードの速いNamd、さらに次世代航空宇宙素材の高強度・高反発素材のナノメトリックDRが採用されています。
従来のシャフトと比べると、スイング時には大きくしなり、そして、しなり戻りが速いため、インパクトの際にヘッドを加速してくれます。
「撓み弾く」メカニズムは公式CM動画でも解説されています。
Royal EZONEドライバーを試打–阿河徹プロ
- ヒール寄りの下に当たってミスした時も距離が落ちない。
- フェースに縦研磨が入っていると、弾道が曲がらない。
- シャフトが46.25インチと若干長めなので、インサイドからの切替しで、入射角でいうとややアッパーにすると、撓み効果を引き出せて一番飛ぶ。
発売前のRoyal EZONEドライバーを試打
こちらの動画はゆるめですので、お時間のある方がゆったりした気持ちで見てください。4H~6Hの3ホールで、4H、6HでRoyal EZONEを使用しています。
- 構えた時、フェースが少し開いてるので、引っ掛けなさそうに感じられて思い切り振れる。
- 打感が良い。誰でも真っすぐ飛ぶ。
- フェースはディープ。
フェースが縦研磨で曲がらない!
出典:http://www.yonex.co.jp/golf/clubs/royal-ezone-driver-2019.html
フェースの研磨が縦方向にされることで、ボールにかかるスピンの回転軸が傾きにくくなります。左右の傾きが出にくいので横方向成分のスピン量が少なく、ボールが曲がりにくくなります。
Royal EZONEドライバーの適合ゴルファー
プレスリリースでは、ヘッドスピード36m/s前後のゴルファー向けとされています。このシリーズは、ゼクシオのプライムやマルマンのマジェスティプレステジオとターゲットゴルファーは同じセグメントになります。
- シニア、力があまりないゴルファー
- ヘッドスピードが早く無いゴルファー
- シャフトのしなりで飛ばしたいゴルファー
Royal EZONEドライバーのスペック
ロフト角は10°と11.5°です。フレックスはRとSRが用意されていますが、シャフトのしなりを十分にいかしたい方はRを試してみると良いでしょう。
クラブ重量は270g台で、ゼクシオプライムと比べると重量感ありますので、ヘッドの重さも効かせながら飛ばすことができそうです。
シャフト硬さ | R | SR | R | SR |
---|---|---|---|---|
ロフト角 | 10° | 11.5° | ||
ライ角 | 59.5° | |||
フェース角 | 1.0°オープン | |||
体積 | 460cc | |||
シャフト質量(g) | 39 | 41 | 39 | 41 |
トルク | 5.9° | |||
クラブ長さ | 46.25インチ | |||
クラブ質量(g) | 276 | 278 | 276 | 278 |
バランス | D2 | D2.5 | D2 | D2.5 |
Royal EZONE専用シャフト
シャフトは、NamdとナノメトリックDRを複合した専用シャフトです。
ヨネックス Royal EZONEドライバーの発売日と価格
ヨネックス Royal EZONEドライバーの発売日は2019年3月上旬が予定されています。筆者は3月8日頃ではないかと推測しています。メーカー発表の価格は95,000円+税です。