オデッセイのストロークラボ ブラックシリーズのパターは、とても人気があります。
一方で、モデルの種類が多く、微妙な違いのものもあるため、自分に合ったものを見つけるのが難しいとも言われています。
そこで本記事では、STROKE LAB ブラックシリーズの中で、自分にあったパターを見付ける方法を解説します。
目次
STROKE LAB ブラックシリーズは全部で19モデルある
ストロークラボのブラックシリーズのパターは、2020年2月に発売されているモデルです。
当記事執筆時点で公式サイトに掲載されているモデルは、全部で19種類あります。
ヘッド形状、ネック形状、オフセットの有無などに違いがあり、幅広いパターのニーズに対応したモデルラインナップとなっています。
反面、これだけの数があると、どれを選べば良いか迷いやすいとも言えます。
STROKE LAB ブラックシリーズで、自分に合ったモデルの探し方
パターを選ぶ際、ピン型が格好良い、センターシャフトは嫌いなど、感覚的な判断に頼っている人もいると思います。
自分に合ったパターを見つけ出すためには、自分のストロークスタイル、パッティングの際に重視しているポイントなどを認識することが重要です。
と言うのも、パターメーカーがここまでモデルを細かく分けているのは、多種多様なパッティングスタイルに合わせているからです。
そこで、STROKE LAB ブラックシリーズの全19モデルについて、パターの形状、適合するストロークタイプ等を表にまとめました。
No | モデル名 | ヘッド形状 | バランス | オフセット | アライメント (センター) |
アライメント (サイド) |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | TEN ツアーライン スリー ドット |
ネオマレット | フェース | 〇 | 〇 | - |
2 | TEN ツアーライン ショート サイトライン |
ネオマレット | フェース | 〇 | 〇 | - |
3 | TEN S ツアーライン スリー ドット |
ネオマレット | ノンフェース | 〇 | 〇 | - |
4 | TEN S ツアーライン ショート サイトライン |
ネオマレット | ノンフェース | 〇 | 〇 | - |
5 | BIG SEVEN TOE UP | ネオマレット | ストローク | - | 〇 | 〇 |
6 | ONE | ブレード | ノンフェース | 〇 | 〇 | - |
7 | SEVEN | ネオマレット | フェース | 〇 | 〇 | 〇 |
8 | SEVEN S | ネオマレット | ノンフェース | 〇 | 〇 | 〇 |
9 | DOUBLE WIDE | ブレード | フェース | △ | 〇 | - |
10 | DOUBLE WIDE FLOW | ブレード | ノンフェース | △ | 〇 | - |
11 | ROSSIE | マレット | フェース | △ | 〇 | 〇 |
12 | ROSSIE FLOW | マレット | ノンフェース | △ | 〇 | 〇 |
13 | R-LINE ARROW | マレット | フェース | 〇 | 〇 | - |
14 | BIG SEVEN ARMLOCK |
ネオマレット | フェース | △ | 〇 | 〇 |
15 | DOUBLE WIDE ARMLOCK |
ブレード | フェース | △ | 〇 | - |
16 | TEN | ネオマレット | フェース | 〇 | 〇 | - |
17 | TEN S | ネオマレット | ノンフェース | 〇 | 〇 | - |
18 | TEN CS | ネオマレット | フェース | - | 〇 | - |
19 | BIRD OF PREY | ネオマレット | フェース | 〇 | 〇 | - |
分類1:ストロークタイプから選ぶ
ストロークのタイプは、大きく2つに分かれます。
1つは、イントゥインの起動で、ヘッドを開閉するタイプ。もう一つは、真っすぐ引いて、開閉させないタイプです。
前者の開閉が有るタイプの方は、「バランス」の項目が「ノンフェース」のものが適しています。No3、4、6、8、10、12、17の7種です。
反対に後者のヘッドを開閉させず真っ直ぐストロークするタイプの方は、「バランス」の項目が「フェース」か「ストローク」のものが適してきます。No1、2、5、7、9、11、13、14、15、16、18、19の12種です。
分類2:右へのミス・左へのミス、どちらが出やすいか?
パッティングは、打ち出しが左か右にそれる傾向がある方がいます。
これは、球のつかまりが影響してきますので、ネック形状によっても左右されます。
アドレスした時に、シャフトよりもフェースが奥に引っ込んでいるタイプ(オフセット)ものは、インパクトタイミングが遅れますので、しっかりつかまりやすくなります。右へのミスが多い方は、このタイプが適しています。No1、2、3、4、6、7、8、13、16、17、18です。
一方、シャフトとフェース面が一致(ノーオフセット)、または、フェースが少し出ているタイプのものは、インパクトタイミングが早く、球が右に出やすくなります。左へのミスが多い方は、このタイプが適しています。No5、18です。
右・左の一方ではなく、左右両方へのミスが出やすい方は、慣性モーメントが大きく、インパクトタイミングに偏りが出辛いタイプが適しています。No9、10、11、12です。
分類5:アライメント
パターはアライメント(真っ直ぐ・中心を維持するためのデザイン)が様々な形で描かれたリ作り込まれたりしています。
以前は、2ボールパターが流行りましたが、現在は分かりやすくパターにラインが引かれているものが増えています。
アライメントは、センターにあるもの、サイドにあるものに分かれます。センターにあるものは、直線的なストローク、そして、芯で捉えるために役立ちます。
一方、サイドのラインは、直線的なストロークを保つために役立ちます。
センターはどのモデルにもありますが、サイドのラインは、モデルにより有り無しが分かれます。
サイドのラインが必要な方は、No5、7、8、11、12、14です。
分類6:ヘッドの重さで打つか、力で打つか
パッティングの際、距離や転がりの強さを調整する方法は、大きく2つあります。1つは、手元の力加減を重視する方法。もう一つは、ヘッドの重さを活用する方法です。
どちらも頼る場合は、どちらのウェイトが大きいかで選びましょう。
手元の力加減を重視するタイプの方は、No6が最も適しています。
ヘッドの重さを活用したいタイプの方は、ヘッドの後方に重量があるタイプが適しています。No1、2、3、4、16、17、18、19です。
自分のストローク、パッティングのスタイルが、上記の分類の何れに当てはまるかを改めて確認してみて、それにあったパターを形状とその特徴から選んでみてください。
まとめ
オデッセイの人気パター、STROKE LAB BLACKシリーズについて、自分に合ったモデルの選び方を取り上げました。
パッティングスタイルは多様化していて、それに合わせて道具であるパター自体も種類が増えています。
自分のパッティングスタイル・重視するポイントを把握した上で、自分に適したものを選びましょう。
なお、パッティングはメンタルが大きく作用しやすくもありますので、ヘッドやネックの形状に違和感があったり好みでない場合は、メンタルを重視して柔軟に選択肢を増やすことも重要です。